1ページでわかる韓国情報

韓国では女性人権保障の一環として「女性専用」の取り組みがいくつか行われましたが、それが結果的に女性のためになるものなのか、この１ページでわかります。
電車内犯罪防止を目的に女性専用車両が運行されましたが、男性・女性両方の反発を受け、取り止めになりました。以下のような意見です。
•2008年韓国内での調査では男性の73.9％、女性の55.4％が女性専用車両の運行に反対
•混雑時間帯に女性専用車両が込みすぎていたらどうするのか
•男性全体を潜在的な犯罪者とみている、逆差別だ
•女性専用車両をもって犯罪を防止し、女性専用車両以外では犯罪に露出される矛盾


韓国のジェチョン市に韓国唯一の女性専用図書館が建てられています。 あるお婆さんが「ここに貧しい人も勉強ができる建物を立ててくれ」と市に寄付した土地に建てられたのがこの図書館です。

ジェチョン市では土地の狭さを理由に「女性専用」の図書館を建てたそうです。これについて以下のような声がありました。
•男性：市の予算で運営される図書館が女性専用であることに反対
•女性：「女性専用」の図書館ができることで、他の一般図書館が利用しづらくなった

その後、同図書館は韓国の人権委員会からの勧告を受け、１階だけは男性も入れるようになりましたが、いまだ２階と３階の閲覧室は「女性専用」です。


「女性専用」を男性は逆差別といい、女性は余計差別されていると思っています。 なんでも「女性専用」にすればいいというものではなかったようです。男性も女性も反対していますからね。逆に「女性専用」にすることが、「女性はこれだけを利用して」と限定しているように捉えられてしまうようです。男女平等の実現は本当に難しいものですね。


•タイは女性専用列車を運行したが、収益性悪化で取り止め、のち再運行している。
•中国は女性専用駐車スペースが広いということが問題視される。