2007年06月15日
あっやっさやれやれや〜れ
ヤッサヤレの 勢いくれちゃ 父に母に小倉祇園のお囃子は「小倉名物太鼓の祇園、太鼓打ち出せ元気出せ!アッヤッサヤレヤレヤ〜レ」に始まる数小節があると。その一節に「太鼓打つ音、海山越えて里の子供も浮かれ出す」ちゅうとがあるっちゃ。だいけん、ワシは太鼓の音が玄界灘を越え、瀬戸内海も越え、紀伊半島、吉野熊野の山々、伊勢湾、東海地方、浜名湖、富士山、足柄山、そして東京湾、シンデレラ城をも飛び越えてきっとこの千葉にドン、ドドンちゅう響きが届くのを待ち侘びとうし、届くもんと信じとうと。昔、小倉駅前の大阪町に住んどった。当然、父も母も祇園さんの頃は浮かれまくっとった。特に結婚前は魚町に住んどって仕出屋の娘やった母は祭りごとが大好きやった。どげん貧乏しよっったっちゃって太鼓の音さえ聞いたらカラカラ笑いよった。
アッヤッサヤレヤレヤ〜レ! 今は曽根の病院に入っとんなる母。父も湯川の介護老人ホームにおんなる。母の日も父の日もな〜んもできんかったこの親不孝もんは、せめてせめて今度の祇園さんの太鼓の響きが父母の耳に届くことを、二人を元気づけてくれることを海と山の向こうから願うとります。