2007年06月08日
カンとドロとヂャンガラじゃ!小倉祇園じゃ!
カンとドロ 千葉まで届かし 祇園さん
6月になると妙にザワザワした気分になる。なんかかんかじっとしておれんちゃね。気候がええせいもあるけど、そればかりやない。小倉の血じゃ! 太鼓祇園の血が騒ぐっちゃ。何歳になろうが、どこに住んどろうが、ドドン、ドド〜ン、「あっやっさやれやれやれ」ちゅう太鼓の音と掛け声が耳ん中で響きよるちゃね。知っとう人は知っとうやろうけど、小倉祇園の太鼓(400年近くの歴史があっとぞ!)は両面打ちで、カン高い方の音を”カン”ちいうて打ち手は派手に動きながら打つと。反対側の低い音で単調なリズムを刻む方は”ドロ”ちいうと。両方の打ち手はヂャンガラちいうカネのリズムに合わせて叩きよるんちゃ。だいけん、ひとつの太鼓で2人の打ち手と1人の鳴らし手がいるっちゃね。缶やら泥やらを使うんやないけん、勘違いせんちゃね。自分が小倉におった頃は祇園太鼓のことを”祇園さん”ちいいよったけど、今はどうなんやろか? もう10年近くいけんかったけど最近はどんな祭りになっとうとやろか・・・。自分がまだ小さかった頃は、確か祇園さんは土曜も日曜も関係なく毎年7月の10日前後の開催ち決まっとって、祭りの時はおろか、その前の1週間くらいは、太鼓の打ち手やった子供は練習のために学校を早引けしてもええごとなっとったけんね。打ち手になっとう同級生はみんなからうらやましがられとったよ。自分が住んどったんは大阪町で、隣の鍛治町やら米町の友達はしょっちゅう早引けしよったね。米町の友達はまだ同じ場所に住んどって、息子が打ち手になっとうげな。これもうらやましいこったい。昔から祇園の時は「雨が降らんかったら金が降る!」ちいいよったけど、金を拾いに行きたか!