2017年02月01日
歯列矯正と抜歯 歯は抜かないといけないの? どの歯を抜くの?
歯列矯正と抜歯
歯列矯正の話というと、つきものなのが抜歯です。
なぜ抜歯をするのか?
そもそも歯並びが悪くなっている原因が、あごの幅に歯が並びきれないことから起こっていることが多いからです。
日本人の骨格の特徴からもこうなることが多いようです。
小学生くらいから矯正を始める場合はあごを側方に広げる装置をつけることもあります。
この治療でも永久歯が入りきらない場合や、もうあごの成長が終わっている場合は抜歯となります。
抜歯をするとしたらどの歯を抜くの?
そもそも抜歯が必要なのか、抜歯するとしたらどの歯を抜くのか。
まず知りたいところですよね。
抜歯が必要かどうかは、歯の状態や、どのような歯並びを目指したいかによって違います。
これは矯正歯科医と十分にお話しして治療計画をきいてみるしかありません。
多くの場合、抜歯する歯は、上下左右の4本、中央からそれぞれの方向に数えて4番目の臼歯です。
かみ合わせの優先順位などから、この歯にすることが多いようです。
例えば、八重歯が歯列から外れているような場合。
八重歯を抜くのかなと思いますが、八重歯を残し、第4臼歯を抜歯して空いたスペースに八重歯を入れて歯列を整えることが多いようです。
ただ、虫歯(神経を抜いたような虫歯)や親知らずの状態などでも変わってきます。
歯列矯正は個人のお口の状態によって個人差が大きいと思います。
抜歯をしない歯列矯正
歯列矯正=抜歯 ではありません。
開咬といって上下の歯が嚙み合わないために歯を閉じていても口の中が見えている場合、
反対咬合といっていわゆる受け口の場合
矯正が必要と言っても、その状態は人によって違います。
抜歯が必要かどうかも人によって違うのです。
矯正歯科医に抜歯が必要と言われたけど、抜歯はしたくない
「抜歯をする矯正計画を立てられたけど、どうしても抜歯はしたくない」
そう思う方もいらっしゃると思います。
遠慮せずに矯正歯科医にご相談されたらいいかと思います。 矯正歯科医は当然ですが矯正のプロです。 何パターンかの矯正方針を立ててくれます。 |
ただし、あごの幅に歯が入りきっていないために歯並びが悪くなっている場合、
抜歯をしないで矯正をすると、どうなるかというと、
歯が前方に出る、いわゆる出っ歯になります。
それが、目立たない程度なのか、かなり出てしまうのかは人によって違います。
どうしても抜歯はしたくないという方の中には、
まず抜歯をしないで矯正治療をして、やっぱり歯が前方に出てきてしまって気になるので、改めて抜歯して前歯を下げる治療に変更した方もいるようです。
それでも納得して治療を続けられたのでいいかと思いますが、
そうなると、治療の期間は多少伸びます。
どのような方法で歯列矯正するのか
抜歯はするのか
抜歯するとしたら、どの歯を抜くのか
まず、自分の方針と矯正治療の方法が合うのか、きちんと相談して納得した方法で歯列矯正を始めましょう。
うちの場合は、最終的に2件の矯正歯科医院の間で迷っていました。
治療方針を数パターン出してくださっていたので、これでやりたいと思えるところに決めました。
抜歯はしました。
(その話はまた載せますね)
歯は1度抜いてしまったら元には戻りません。
特に子供の治療を親が決めるとなると、自分の時以上に悩んででしまうかもしれません。
信頼してお任せできると思えるまで、矯正歯科医と相談してみましょう。
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抜歯にまつわるこぼれ話
これはお友達から聞いたお話です。
とても参考になったので、こちらに載せさせていただきます。
その方は高校生の頃、歯列矯正での抜歯で1番多い第4臼歯を上下左右の4本抜歯して、矯正治療をしたのだそうです。
それから成人して、親知らず(知歯)が曲がって生えているからと、親知らずも抜歯したそうです。
「全部で8本も抜いたのよ。本当にその必要あったのかな〜」
とおっしゃっていました。
もちろん、必要だったのかもしれません。
とてもきれいな歯並びの方なので
ただ、その都度納得し治療を進めることは大切ですよね。
posted by kokoseinosiretikyosei at 12:41
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