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2015年02月22日

待つ心、瞬間の力 (桧山 進次郎)

元阪神タイガースで「代打の神様」と呼ばれた桧山進次郎選手の自伝的な本です。


「阪神の『代打の神様』だけが知る勝負の境目」
「大事な場面で最大限に能力を発揮するには?」


と書かれたキャッチコピーに心くすぐられ、手に取りました。

読んでみると、経験に裏打ちされた文章なのだからでしょうか?
臨場感が溢れています。
「代打」という特殊な役割を与えられた状況の中で、最大限に自分の力を発揮するための準備をどう行ってきたか?ということが、実感を持って味わえますね。

といいましても、私、野球のことはよく知りません。

代打っていうと、「普段はベンチにいて、弱い打者でチャンスのときに打つ人。それだけをやればいいんだから、何だか楽な仕事だよね」という程度の考えしかありませんでした。

でもそんな考えは、この本を読んで浅はかなものだったことに気付かされました。

チームの一員として勝利に貢献するため、桧山氏は実に様々な準備をしていました。

試合展開や他の選手の状況、いろいろな情報を集めて自分の出番がいつくるかを「読む」。
それだけではなく、チームの状況を観察しながら鼓舞したり、照明に目を慣らしてみたり、グラウンドに出て試合の雰囲気を体感したりなど・・・

どんな状況でもプロとしての努力を欠かさない姿勢に、大いに感心させられました。

同時に、その姿にちょっと自分を重ねてみました。
自分はどうだろう・・・?
出番のとき、そうでないとき、同じように努力を重ねられているだろうか。
十分な準備を出来ていると言えるだろうか。
周囲の観察は?

そういろいろ考えてみると、出来ていないことだらけ!!
これはいいヒントを貰ったなあ、と思いました。

また、書中では「代打」というトピック以外にも、桧山さんの子供時代から引退まで、たくさんのエピソードが紹介されています。
良質な文章で、桧山さんの野球人生の楽しさや苦労を十分に追体験できました。
野球という競技以外にも、人間関係的なことにいろいろ工夫していたというのも、なかなか面白いなーと思いました。

野球ファン以外にも、様々なジャンルの人でも楽しめるし、いい経験になる1冊じゃないでしょうか!
posted by 霧島もとみ at 2015年02月22日 | Comment(0) | TrackBack(0) | 著者 は行
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他人との距離感をいつも遠く感じながら生きてきました。高校の体育祭のフィナーレでは、肩を抱き合って大はしゃぎする光景に「何でこんなに盛り上がれるんだろう・・・?」と全く共感できませんでした。共感できない自分が理解できず、いつも悩んでいます。そんな私でも面白いと思うことはこの世界に一杯あります。それが私の生きる糧でした。面白いことが増えていけば、よりたくさんの人が楽しく生きられるはず。そんな世界を夢見ています。
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