2017年12月13日
車検切れのまま公道を走った時のリスクと、車検の出し方
なんと・・・
昨日気づいたのですが、うちの車が車検切れしていました><
しかも、数か月前に・・・
もう10年以上、いつも同じ車検屋さんに出しているのですが、期限が切れる数か月前から「早く予約しておくと割引になりますよ」というようなパンフレットが何度も送られてきて、「ああ、車検の季節か〜」と気付かされていました。
でも今年はなぜか送られてこなかったというか、私たちが気付かなかっただけ?
どちらにしても車検屋さんにはパンフレットを送る義務はないので、自分で覚えてなくてはいけないのですけどね
車検切れって、甘く見たら駄目ですよ・・・
今日は車検切れのリスクや車検の出し方についてのお話です。
車検切れの車を運転した時の罰則
・無車検車運行(車検切れ)
・違反点数6点(前歴がない場合)
・30日間の免許停止
・6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金
・自動車損害賠償保障法違反(自賠責保険切れ)
・違反点数6点(前歴がない場合)
・1年以下の懲役または50万円以下の罰金
・車検も自賠責保険も切れている場合
・違反点数12点(前歴がない場合)
・90日間の免許停止
・1年6ヶ月以下の懲役または80万円以下の罰金
故意ではなくすっかり忘れていた場合は、ほぼ間違いなく車検と自賠責保険が同時に切れていると思います。
そうすると12点の減点になり、90日間の免許停止になってしまいます。
15点からは免許取り消しですから、前歴があるとかなりまずいことになりますね。
車検切れの、罰則以外のリスク
・交通事故を起こした場合
賠償金を自賠責保険に頼れなくなります。
任意保険も忘れていると、全額自己負担になってしまいます。
うちの場合は任意保険だけは毎年のことだから覚えていて、任意保険だけ加入していました。
車検は来年かと思っていたのです^^;
・交通事故に巻き込まれた場合
相手側が任意保険に加入していればいいのですが、もしそうじゃない場合は自分の保険を頼ることになります。
自賠責保険も任意保険も加入していない状態ですと、直接請求したり裁判沙汰になったりと、たいへん面倒なことになります。
任意保険に入るのを当たり前としている人にはちょっと想像しづらいかもしれませんが、日本損害保険協会の2015年の統計によると、任意保険の加入者は全国平均73.8%です。
ということは、もし事故に巻き込まれた場合、26%の確率で相手が「無保険車」ということになるんですよね。
加入率は都道府県別だとかなり差があり、対人賠償保険の加入率が一番高いのは大阪府の82.2%ですが、沖縄県は一番低く、53.3%です。
沖縄で事故に巻き込まれた場合は1/2の確率で、自分でなんとかしなくてはなりません。
そんな時に自分も無保険ですと、リスクがかなり高くなりますね。
どうやって車検に出せばいいの?
・引き取りにきてもらう
車検切れの車でも引き取りに来てくれる車検屋さんもあるので、この方法が一番楽で確実です。
引き取り料金は無料サービスの店もあり、1万円以上かかる店もあり。
忘れず車検に出す時は日数に余裕を持って予約しますが、いざ忘れた時には一刻でも早く引き取りに来てもらいたいものなので(だって車検終わるまで運転できないのだし><)、何かの機会に調べておいてもいいかもしれません。
ただ、連絡を入れて今日明日というわけにもいかないでしょうから、車検が終わって堂々と乗れるようになるまで、日数がかかります。
・自分で仮ナンバーを取得して店に持ち込む
いつものように自分で持ち込む方法ですが、車検切れをしている状態で公道は走れないため、役所で仮ナンバーを発行してもらうことになります。
役所でナンバーを発行する際には自賠責保険の証明書が必要なのですが、多分これは切れているので、先に更新しておかなくてはなりません。
自賠責保険の更新は車検業者、ディーラー、保険代理店、保険会社などでできますが、事前に問い合わせてみてください。
順番は、自賠責保険の更新→役所で仮ナンバーの発行、です。
仮ナンバーは5日間しか有効ではないので、あまり早く取ってしまうと期限切れになります。
数日間車を使えないと非常に困る!という方は、ちょっと面倒ではありますがこの方法がお勧めです。
期限切れで運転してもバレないのでは
そもそも警察官に止められること自体がそんなにないですよね。
ありがちなスピード違反・信号無視・シートベルトの不着用・携帯電話の使用などに気を付けていれば、車検が終わるまでのたった数日間乗ってても大丈夫じゃない?とは思うかもしれませんが・・・
もし捕まったら、ペナルティ大きすぎます^^;
それに2014年以降は、車検切れ車に対しての取り締まりが強化されているのです。
現在もどんどん強化されている最中で、平成30年度には車両のナンバーを可搬式のカメラで読み取り、車検切れかどうかを瞬時に判別する装置を全国的に設置することが決まっています。
また、民間業者との連携も強化され、例えばガソリンスタンドやカー用品店などで車検切れを発見されると、通報される場合もあります。
国土交通省のホームページには通報専用のページが設けられ、一般人からの通報にも対応しています。
まとめ
もし忘れてしまった時はそれ以降運転をせず、引き取りに来てくれる車検業者に相談するのが、一番簡単です。
自賠責保険の加入と役所で仮ナンバーを発行することが簡単にできる状況の人なら、「車に乗れない期間」が長引かないので、車がどうしても必要な人はその方法が良いでしょう。
私の場合は引き取りにきてくれる業者に車検をお願いしましたが、一番早く対応してくれる業者でも、引取りまでに5日間かかりました(そして翌日仕上がり)。
他は、引き取りに来るまで7日+預かり期間2日とか、そもそも引取りサービスがなかったり、簡単に思い通りにはいきませんでしたね。
まあ、何もなく普通に車検を出す時でも、今日問い合わせて明日、というわけにはいきませんが^^;
でも本当に、忘れないのが一番なので、みなさまくれぐれもお忘れのないようにお気を付け下さい
タグ:車検切れ
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