2014年07月06日
テニスにおける2つの「みる」
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先日、ある生徒さんとラリーをしていてアドバイスしたときのことです。
(このような内容は多くの生徒さんにアドバイスしていますが)
非常にうまい方で、スクール内で上級クラスの方です。
ただ、ちょっと前へのスタートが遅いので、その辺を指導しました。
そこで、いつものごとく
「ボールみていますか?」
という質問。
当然のごとく「みています。」
という回答。
ほとんどの方がボールを見ていると思います。
ここで、本日の題にもなっている「みる」という言葉です。
2つ、というのは
「見る」と「観る」
の2つです。
長い解説を読んでくれる方は下をクリックしてください。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
正確な意味はおいて、
「見る」は全体的に視界の中で見るという感じ
「観る」は観察する、詳しくチェックするという感じ
とします。
例えば、球出し練習などでスピンが掛かっているかどうかの練習とします。
相手はいませんのでボールのみ「観る」という感じで
景色や、ネット、サイドラインなどは何となく視界に納まっている、いわゆる「見る」です。
では、ラリーや試合ではどうか。
ボールの回転やプレースメント、コースなどは「見る」で
相手の動き、入り方、打ち方などを「観る」です。
スタートやフットワークの悪い方は、この切り替えが効かずに、球出し練習の時と同じように
ボールの回転やプレースメント、コースなどを「観る」で
相手の動き、入り方、打ち方などは何となく視界に納まる「見る」
になってしまっています。
そのくせ、コーチ等からは準備を早く、ラケットすぐ引いて、と言われるので相手が打った瞬間に
ラケットを後ろに引く、当然足も後ろに引くになってます。
以前、テニスにおける予測というブログ
その記事はこちら→https://fanblogs.jp/kingcrimson/daily/201405/09/
そしてもう一つ→https://fanblogs.jp/kingcrimson/daily/201405/12/
にも書いたように、打つ前からの予測が全くなく、
ドロップ打たれているのにラケット引いて、足も引いて…
当然、前への動きが遅くなりますよね。
その生徒さんも、ラリー中に打った後ボールがどこに落ちるかな、ちゃんと落ちるかなとボールを「観」ているそうです。
その辺をアドバイスしたら、スタートが変わりました。それこそスタートが進化しましたね。
ただ、打ったボールに自信がないとこの切り替えはできません。
ちゃんと思い通りに打てるように、または、自然と無意識で打てるようになるには
しっかり球出し練習しましょう!
では。
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