2008年01月02日
ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女 レビュー どうぞ!家族で冒険を!
年末年始は、家族で(子供たちと)冒険しましょう!
子供たちと開かずのクローゼット?、そして、ライオンと魔女。
さぁ、ファンタジーのはじまりだ!!
ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女 DVD
★★★★
ナルニア国物語 作品
世界三大ファンタジーのひとつ。
ナルニア物語。
ところで、
Question: 世界三大ファンタジーとは?
Answer:世界三大ファンタジーとは?
・J.R.R.トールキン著「指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)」
・C.S.ルイス著「ナルニア国物語」
・アーシュラ・K・ル=グウィン著「ゲド戦記」
の三作です。
CGなどの発展により、映像技術が飛躍的に進化した昨今。
絶対に映像化不可能といわれた作品が、次々と映画化されています。
この、三大ファンタジー、そう。
ただ、「ゲド戦記」の宮崎吾郎アニメはひどかったけど…
「ナルニア国物語」ストーリーは、
「第二次世界大戦下のイギリス。空襲を逃れ、田舎のカーク教授のもとに預けられたペベンシー家の4人の子どもたち。ある時末っ子のルーシーは大きな衣装だんすの中に入り、雪に覆われた森の中に出てしまう。そこは、言葉を話す不思議な生きものたちが暮らす魔法の国“ナルニア”。偉大な王アスランが作った美しいこの国は、冷酷な白い魔女によって100年もの間冬の世界に閉じ込められていたのだった…。」
偉大な王アスラン(ライオン)。
ナルニアを雪で支配する、美しく冷酷な、白い魔女。
半神半獣のフォーン、言葉を話す不思議な生き物たち。
ナルニアは魔法の国。
ナルニアには古くから予言がある。
4人の子どもたちが国にあらわれ、ナルニア国を“白い魔女”の支配から解き放つ救世主となるという伝説。
ライオンがあまりにもかっこいい!
惚れてしまいそうだ。
「百獣の王」とは、このことだ。
聞いた話だが、動物園でも、夜中にひとたび、ライオンが吼えると、すべてのけものが、一瞬、身震いするそうだ。
けものたちは、本能で、だれが「王」なのかを知っている。
偉大なる王「アスラン」は、白い魔女の陰謀により、皆を守るために、その刃に倒れる。
たてがみを刈られ、その雄姿は見るも無惨だ。
しかし、そこまでして、民衆を守るものこそが、本当の王だ。リーダーだ!
その姿こそが、本当に、かっこいい!
そして、やがて、ライオンは復活する。
いろいろな、矛盾も多いが、
それが、ファンタジーなのだ。
ある程度は、多めに見ねばならない。
この作品は、「人間の悪のこころ」の部分も描かれる。
その代表が、「白い魔女」である。
白い魔女の「さみしい心」、「ひとを信じることができない心」、「ひとを従えたい心」は実は誰にでもある一面。
また、兄弟の確執も描かれる。
人生は、いつでも、自身の悪との闘争だ。
悪の心との闘争に勝った四人の小さな勇者は、団結して、ナルニアを救う。
そして、四人の王となるのだ!
家族で楽しめる作品。
ときに、皆さんで、語り合ってみては。
ひとは、実はだれでも、王者となれる。
いや、もともと、王である。(王と成長することが決まっている。)
しかし、王子・王女は、大きくなるにつれ、そのことを忘れてしまう。
そして、「疑い(うたがい)」「怖れ(おそれ)」「憎み(にくみ)」
自分自身をこそ、悪にしてしまう。
そんなことを、考えさせられる、ファンタジーだった。