2007年12月31日
ナショナル・トレジャー レビュー 現代版インディジョーンズ(ダヴィンチコード風味)
男は、いつでもロマンを追いかける冒険家。
祖父は、孫に言った。「今日から、お前は、騎士だ!」と。
ナショナル・トレジャー DVD
★★★
製作年: 2004年
製作国: アメリカ
収録時間: 131分
出演者: ニコラス・ケイジ ジョン・ヴォイト ハーヴェイ・カイテル ダイアン・クルーガー
監督: ジョン・タートルトーブ
メーカー: ウォルト・ディズニー・スタジオ・ホーム・エンターテイメント
ジャンル: アクション アドベンチャー
おくればせばがら、今頃見ました。
ナショナル・トレジャー 第一作。
現代版、インディジョーンズ(ダヴィンチコード風味!)
冒険は、いつの世も男を魅了する!
謎解きの連続!
これは、これで面白い!
ニコラス・ケイジは、不思議な俳優だ!
彼は、けして、ハリソンフォードのような、ハリウッドスター(キラキラビーム!)オーラを放ってはいない。
それほど、かっこいい二枚目とも思わない。
普通のイタリア系。
しかし、彼が出演する作品は、たとえ、駄作な脚本でも、そこそこ見れる映画となってしまう。
ハリソン・フォードは、駄作な脚本の映画でも、一級のヒット作にしてしまう!
そして、ハリソンは、その映画で、もっとも自分自身が輝いている!
のに、対して、
ニコラス・ケイジは、駄作な脚本の映画でも、そこそこ見れる映画にしてしまう!
そして、ニコラスは、自分自身ではなく、映画自体を輝かせる!
(と、私は感じています。あくまで、個人的意見ですが。)
不思議なことに、ニコラス・ケイジが主演した映画は、見終わった後、印象に残るのは、彼の顔ではなく、その映画自体だ!(たとえば、「フェイス/オフ」「ザ・ロック」「ワールドトレードセンター」も、そうだった。)
まるで、名バイプレイヤー。(主演なのに…)
貴重な存在かもしれない。(監督として、使いやすいか使いにくいか、わからないが…)
彼の、経歴を見ると、映画監督のフランシス・フォード・コッポラの甥だそうだ。
そういう意味では、「映画のために生まれてきた男」なのかもしれない。
最初の頃、私は、ニコラス・ケイジはあまり好きな役者ではなかった。
しかし、いまや、大ファンである。
きっと、いや、まちがいなく、演技がうまいのだろう!
今回の映画は、トレジャーハンター役、ベン・ゲイツ。
テンプル騎士団の隠した財宝を、追い求める。
テンプル騎士団のお宝を守るため、組織されたフリーメーソンの一員であった、アメリカ独立宣言の創始者の一人の友人が、ゲイツ家の祖先。(うーん、けっこう、遠い。)
そのため、ゲイツ家は、代々何百年も、その財宝を探すという宿命を担っている。
今回は、この財宝について、一応の完結をみる。
お宝の隠し場所が、アメリカ独立宣言の宣言書にかくされているというのだ。
インディ・ジョーンズと比べると、アクションとコメディーは少なめ、しかし、ダヴィンチコード的暗号解読・謎解明の面白さがきわだっている。
面白い!
現在、続編の「リンカーン大統領暗殺の謎」が公開中!
こっちも、見てみたい!
男は、いつでもロマンを求める冒険家!
さぁ、今日も、秘密基地へ行って、お宝をかくしてこようよ!