異世界にあるロムレア王国において
闇堕ちしたアリシア・ハートと戦っている便利屋だ。
アリシアとの戦いの中
彼女の二刀流を見て俺は思い出していた
黒焉街で戦ったあの男の事を。
当時、俺は黒焉街で半グレ狩りを行っていた
目的は奴等から金を奪うためである
「半グレなんて俺にとっては出すのが大変なATMみたいな奴だ」
今日も半グレ組織を壊滅させ奴等の巻き上げた金をゴッソリと奪う
その帰り、俺はあの男と出会った
「お前か、最近半グレ共を狩っている男ってのは」
「誰だ、お前?」
「俺は京極組の六車ってものだ」
六車から出ているのは明らかな敵意それを見た俺は即座に構える
そこから二人の戦いが始まった。
左右の腕から放たれる斬撃
足元に落ちていた鉄パイプを拾って俺は六車の頭上へと振り下ろす
そこ攻撃を二刀の刃で防御する六車
「攻撃を防げても、足元がお留守だぜ!」
俺は六車の足を思いっきり斬り飛ばした
一瞬だけ隙を見せた六車の脇腹に鉄パイプを浴びせる
それが唯一の攻撃だった
次の瞬間に六車が斬りかかった
それをかわした俺は六車の顔に拳を叩き込んだ
しかし、同時に脇腹を刺される
「貰ったぞ!」
「そいつはどうかな」
俺は六車の腕を掴むと奴の腕を思いっきりへし折った
これで奴の生命線である二刀流を封じた
それからは互いに満身創痍状態でのやり合いだ
この後、京極組の奴等がやって来て俺はその場から逃げる事になったが
「あいつとはまたやり合いたいな」
回想の割りにアリシアとの戦いは既に終わっていた。
「こいつみたいな奴が黒焉街に来たら毎日大変だな京極組は」
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