「おむすび」がちょっと残念なのは、大河ドラマの戦国時代物みたいに、結局、米田結ちゃんはギャル道に歩みだすことなく栄養士という真っ当な職業に進むことが分かっているからだ。お姉ちゃんのような派手な方向に走らないことが最初から分かっているので、ドキドキしないことが残念だ。
おむすびの原料の新米が去年と比べ大幅に値上げされている。去年は10キロの新米で4千円くらいだったのに、いきなり6千円以上で登場で、去年より2千円以上も騰がっている。去年の今頃までは、米だけは値上げされず安くてとても助かっていたのに、もう米が高過ぎて今後は相対的に安くなったパンをもっと食べるしかないようだ。
しかも、この朝ドラによく出てくるおいしそうなおむすびのせいで、世間でもおむすび人気が高まりそうで、米の値段がさらに騰がりそうだし。劇中でおばあちゃん(宮崎美子)が握ってくれたおむすびも、栄養不足のギャル友がおいしいと夢中になって食べていたが、これも今年の春頃だったら、素直においしそうに見えたけど、いまは素朴なな白い塩むすびも手に届かなくなりそうな高級な存在に感じてしまいそうで、ちょっと国内の食糧事情も怖くなりつつある。
食パンも値上げラッシュ前は一斤70円くらいで、かなり安いなと思っていたのだが、ドル円が100円からグングン上がるのと歩調を合わせるかのように、どんどん値上げされすぐに100円になったが、最近米が異常なまでに騰がっていることに反発する人も増えそうで、もう小麦ちゃんのパンしか食べたくないワイもだ。