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携帯の電磁波に発がんリスク?

今やなくてはならなくなった携帯電話。ところが世界保健機関が 携帯の電磁波に発がんリスクの疑い=WHO専門組織 のニュースが掲載されていました。電磁波についてはPCから出る電磁波や、電磁調理器や電子レンジから出る電磁波が問題になったこともありました。長期間にわたる携帯電話の頻繁な利用は注意が必要なようです。

世界保健機関(WHO)の専門組織、国際がん研究機関(IARC)は31日、携帯電話の頻繁な利用によって特定の脳腫瘍が引き起こされるリスクが高まる恐れがあるとの見解を示し、消費者に対し影響を最小限にとどめるための措置を講じるよう促した。

14カ国の科学者31人から成るIARCのチームは、携帯電話が健康に与える影響について入手可能な全ての科学的証拠を調査。その結果、携帯電話の使用について、5段階で示される発がんリスクのカテゴリーで、上から3段階目となる「発がん性が疑われる」に位置づけた。このカテゴリーには他に鉛、クロロホルム、コーヒーなどが含まれる。

WHOは過去に、携帯電話の使用とがんの関係を示す明確な証拠はないとの見解を示していたが、IARCの電話会見で、原則的に関連する全ての証拠を調査した結果、携帯電話の電磁波について発がん性が疑われるとの判断を下したと説明。一部の証拠では、携帯電話の使用と神経膠腫と呼ばれる脳腫瘍のリスク増加との間に因果関係が示されたと述べた。

携帯電話の発がん性をめぐる調査では、これまで明確な因果関係が示されていなかったが、今年2月の米国の研究では、携帯電話の使用が脳細胞の活動に影響を与えると指摘している。特に長期間にわたる携帯電話の頻繁な利用について、一段の調査が行われることが重要と指摘。「さらなる調査結果が明らかになるまでの間は、携帯電話のハンズフリー機能やメール機能を用いて(脳への電磁波の)影響を軽減するなど、実際的な取り組みを行うことが大事だ」と述べた。

一方、業界団体はIARCの報告に反発している。米移動体通信産業協会は「発がん性が疑われる」とのカテゴリーには日常摂取する野菜の漬物やコーヒーも含まれているとし、「携帯電話ががんを引き起こすということを意味しない」と述べた。IARCの調査チームは既存の研究結果を調査しただけで新たな研究を行っていないと指摘。

米食品医薬品局などの他の規制当局は、携帯電話の発がん性を示す十分な科学的証拠はないとしている、と述べた。英国の携帯電話事業者協会も声明で、IARCは危険性がある可能性を指摘したに過ぎないとの見方を示し、「一段の科学的な調査が必要」と述べた。と書かれています。

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