スナックのママが今日欲しいものセレクト＆日記

あたしが幼いころ、

お盆になると、田舎のおばぁちゃんの家に、

何日も泊りによく行ってました。



山奥の一軒家って、感じの田舎で、

隣の家まで、行くのに１５分くらいかかる土地柄でした。



夕方日暮れに、自転車で、夜道を行くと、

途中に、神社があり、雑木林が、茂ってましたね。



夏なのに、ひんやりとしてました。


山の温度は、町に比べて本当に、違いますよね？

一人で、自転車こいで、おばぁちゃんちに帰るのが、なんか後ろからついてきそうで、怖かった気が気憶があります。

しかし、昼間はとても過ごしやすく、

楽しい夏休みって感じでしたね。


近くには、川があって、いとことよく川釣りや、泳ぎに行ったものです。


川はそこまで見えるくらい澄んでいて、

泳いでる魚も、見えてました。


あたしのおばぁちゃんの家の近くには

ある山があり、

その村の人たちは、水晶山と呼んでいました。

水晶。今ではまるで見かけなくなりましたが、

そのころは、整地もされていない山が多く、



岩がゴロゴロありました。


あたしといとこは、山によく水晶を取りに行ったんですよ？


水晶といえば、普通はみんな無色透明って感じか、紫って思われるでしょうけど、

あたしのおばぁちゃんの近くの山は、黒水晶でした。




夏休みには、必ず取りに行くので、だいぶん集まってあたしの家の勉強机の上に埋まるほどあつめてましたねぇ〜。

それを取りに行った後は、川にはいって泳いでましたね。

川の水はすごく冷たいんだけど、


べとべとしないら、海より好きでした。


よく、おばちゃん川で洗濯にって、昔話に出るけど


うちのおばぁちゃんの川で洗濯している、姿を見ていると、

その物語に出てくるようなおばぁちゃんでした。



懐かしいです。



つい最近その場所に行ったのですが。

様子は全く昔の面影はなく、

殺伐とした、荒れ地になっていました。



時があんなに経ってしまったのかと、

唖然としましたが、


少しの間目を閉じて、周りの虫の声や、川の音などを聞いていると、

目の前にある今の光景は消え

走馬灯のように、昔の光景が目の裏に映像として浮かんできました。

時というものは、刻々と過ぎていくけど、

人の心の時は、とどまるのだなって、


顔がふっと、ほころびました。



ご親戚が集まるのもあまりないでしょうから、皆さんも、お家族と楽しいひと時をお送りくださいね。


懐かしい思い出のために、、ビデオ編集、壊れたデーターの復旧にどうぞ。