2017年08月06日
幼いあたし
幼いあたしのお話をまた一つ思い出しましたので、UPしますね〜
小学校に4年生の頃のお話です。
あれは確か、
山の木々が、青々と茂っていた
ジメジメと暑い夏の頃のお話です。
家から学校まで約45分もかかる道のりを
毎日歩いて学校に行ってました。
すごく、長い道のりですが
昔は路線バスもなかなか通ってはいませんでしたし、
学校には、
歩いていくのが原則でした。
夏の暑い日にはすごく幼いあたしには堪えます。
が
自転車というものをあたしの家庭では買ってはもらえませんでした。
中学生のお兄ちゃんやおねぇちゃんが、
あたしの後ろから、追い越して涼し気に、髪をなびかせているのが、
無性にうらやましく思えました。
「涼しいだろうな・・・」
額から大粒のしずくを垂れながらそう思い、
袖口で、汗をぬぐって学校に行ったものです。
学校に行って、午前中の授業が終わり、楽しみにしていた昼休みがやってきました。
みんなが、集まって何やら話を、してます。
「あのさぁ〜うちのおばぁちゃんがねぇ〜昨日自転車新調してくれたんよ〜」
「え〜いいねぇ〜」
「うちはね?ねぇちゃんが中学に入るけん、お下がりもらうんじゃ〜」
(ふむふむ・・・自転車の話か・・うちには買うお金なんかないわい。)
まったく興味なさそうなそぶりをしながら、
私は、机に向かって教科書に、パラパラマンガを描いていた。
(今でも思い出すのだが、人がだんだん骸骨になるというパラパラ漫画を描いていた・・・意味はない)
「明日、みんなで放課後、うちの家に自転車で集まらん?」
と、
話の中心で自慢したがりの、同級生がみんなを誘っていた。
「そりゃぁ〜ええねぇ〜」
「自転車ある人だけ集まろうや〜♪」
自慢したがりの彼女は、クラスでも中心人物、
逆らったら何するか、わからない子で、みんなが恐れていた。
あたしは全く昔から大勢の輪に入るのが嫌いだったので参加はしていなかったが。
「でもさぁ?もうこの年になって、自転車も載れない子っているのかなぁ?」
「さぁどうだろう?・・・」
あたしは下を向き、会話に誘われないように、
パラパラマンガを、書きながら会話を窓際の、後ろの机で、聞いていた。
(乗れるも載れないも、ねぇ〜んだよ自転車・・・・)
そう思い、
ふと頭を上げた時に、目線が合ってしまった。
(しまった!・・・)
と思ったのもつかの間、
話しかけられたしまった。
「ねねぇ?がんこちゃんは、乗れる?」の呼びかけに、
【がんこちゃんはあたしの愛称なんでついたかは意味不明】
(だからないから乗れねーよ・・・)心の声はそういって答えてたが
「あ!乗れる乗れる!少し小さいけど乗れるし〜!」
と、あたかも自転車があり、乗れるかのように言ってしまった。
(しまった明日になれば、ばれてしまうのに。。。こりゃやばい。)
(まぁ来てのお誘いがない限り大丈夫だ・・・)
(このままやり過ごして逃げよう・・・)
しかし、現実はそんなに甘いものじゃないとその時思い知らされた。
「じゃぁ明日うちんちでね〜♪絶対に来てね〜♪」
日頃からうちなど、誘いもしない傲慢な子が、誘ってくるのはおかしい。。。
たぶん無いとみたな。
でもこりゃ引くに引かれない・・・
「わ。わかったあしたね。」
(ぎゃあああああ返事してもた。)
(明日は用事でいけないくらい嘘思い浮かばなかったのか・・・)
45分の道のりを、田んぼ道を通り、いつもよりも、遠回りしながら、
頭の中で明日の対策を、考えていた。
でも思いつかない。
(そりゃ無理です、無いものをあるかのように言ったあたしの小さな嘘が、招いたことだからこりゃ仕方がない。)
家についてからも、何をしても手につかない。
布団に入ってからも、明日のことを思うとなかなか寝付かれなかった。
(いくら自分が馬鹿にされまいとして言った、嘘でも、小さな嘘から大きな嘘に発展していく、
今では簡単にわかるような教訓なのだが幼いあたしには、それがわからなかった)
結局、審判の日に、なってしまった。
あたしは、馬鹿にされるのを承知で、
これは行くしかないと思い、
その子の家に行った。
あたしは、物怖じも一切せずにこう言い放った。
「自転車できたんじゃないの?」
「自転車乗れないの?」
って寄ってたかった言われたので、
「自転車じゃ言うて聞いてないよ?」
(最後まで知らないを、を通そうとするうち。。。今で思えば最悪だ良くここまで機転が利くのだ自分の幼いころでもろくなやつではないと思う・・・・)
「乗れるの?ってきかれたけぇ〜」
「ちょっと小さいけど乗れる!いうたじゃん?!」
「ちゃんと乗ってきた!」
(幼い自分ながら今思うと、うち後頭部蹴飛ばしたくなるような子供だ・・・)
皆はクスクス笑っていた。
(ば。。。ばかにしやがって・・・)
その時のあたしは、恥ずかしいやら自分が嘘を言ったことの後悔やら、全てが、情けなくなって、
鼻水とも涙ともわからないくらいくちゃくちゃな顔でになりながら、皆に向かって、大声で、言い放った
「これも、乗れるもんじゃろ?!何がおかしいんじゃぁ!」
と叫ぶと、
三輪車を、片足漕ぎで、45分の道のりを猛スピードで、帰った記憶がある・・・・
(穴があったら入りたいとはまさにこの時ことだった)
その日の教訓
嘘は、ついてもいい嘘と、そうでない嘘がある。
自分のプライドのための嘘は、何一つ自分のためにならず。
泣いて後悔するような行動をするな。
いくら貧しいとはいえ、貧しければ貧しいなりに、自分を出せばいい。
人の自分をわかってもらうには、身も心も、裸で付き合え(表も裏もなく素直に出せということ)
つらさも楽しさも、分かち合って、くれる友こそ、誠の友人である。
BY小さなスナックのママ
さて今日も仕事だが、幼いころのあたしを思い出し、また初心に戻って、教訓を生かしてがんばろっと!
小学校に4年生の頃のお話です。
あれは確か、
山の木々が、青々と茂っていた
ジメジメと暑い夏の頃のお話です。
家から学校まで約45分もかかる道のりを
毎日歩いて学校に行ってました。
すごく、長い道のりですが
昔は路線バスもなかなか通ってはいませんでしたし、
学校には、
歩いていくのが原則でした。
夏の暑い日にはすごく幼いあたしには堪えます。
が
自転車というものをあたしの家庭では買ってはもらえませんでした。
中学生のお兄ちゃんやおねぇちゃんが、
あたしの後ろから、追い越して涼し気に、髪をなびかせているのが、
無性にうらやましく思えました。
「涼しいだろうな・・・」
額から大粒のしずくを垂れながらそう思い、
袖口で、汗をぬぐって学校に行ったものです。
学校に行って、午前中の授業が終わり、楽しみにしていた昼休みがやってきました。
みんなが、集まって何やら話を、してます。
「あのさぁ〜うちのおばぁちゃんがねぇ〜昨日自転車新調してくれたんよ〜」
「え〜いいねぇ〜」
「うちはね?ねぇちゃんが中学に入るけん、お下がりもらうんじゃ〜」
(ふむふむ・・・自転車の話か・・うちには買うお金なんかないわい。)
まったく興味なさそうなそぶりをしながら、
私は、机に向かって教科書に、パラパラマンガを描いていた。
(今でも思い出すのだが、人がだんだん骸骨になるというパラパラ漫画を描いていた・・・意味はない)
「明日、みんなで放課後、うちの家に自転車で集まらん?」
と、
話の中心で自慢したがりの、同級生がみんなを誘っていた。
「そりゃぁ〜ええねぇ〜」
「自転車ある人だけ集まろうや〜♪」
自慢したがりの彼女は、クラスでも中心人物、
逆らったら何するか、わからない子で、みんなが恐れていた。
あたしは全く昔から大勢の輪に入るのが嫌いだったので参加はしていなかったが。
「でもさぁ?もうこの年になって、自転車も載れない子っているのかなぁ?」
「さぁどうだろう?・・・」
あたしは下を向き、会話に誘われないように、
パラパラマンガを、書きながら会話を窓際の、後ろの机で、聞いていた。
(乗れるも載れないも、ねぇ〜んだよ自転車・・・・)
そう思い、
ふと頭を上げた時に、目線が合ってしまった。
(しまった!・・・)
と思ったのもつかの間、
話しかけられたしまった。
「ねねぇ?がんこちゃんは、乗れる?」の呼びかけに、
【がんこちゃんはあたしの愛称なんでついたかは意味不明】
(だからないから乗れねーよ・・・)心の声はそういって答えてたが
「あ!乗れる乗れる!少し小さいけど乗れるし〜!」
と、あたかも自転車があり、乗れるかのように言ってしまった。
(しまった明日になれば、ばれてしまうのに。。。こりゃやばい。)
(まぁ来てのお誘いがない限り大丈夫だ・・・)
(このままやり過ごして逃げよう・・・)
しかし、現実はそんなに甘いものじゃないとその時思い知らされた。
「じゃぁ明日うちんちでね〜♪絶対に来てね〜♪」
日頃からうちなど、誘いもしない傲慢な子が、誘ってくるのはおかしい。。。
たぶん無いとみたな。
でもこりゃ引くに引かれない・・・
「わ。わかったあしたね。」
(ぎゃあああああ返事してもた。)
(明日は用事でいけないくらい嘘思い浮かばなかったのか・・・)
45分の道のりを、田んぼ道を通り、いつもよりも、遠回りしながら、
頭の中で明日の対策を、考えていた。
でも思いつかない。
(そりゃ無理です、無いものをあるかのように言ったあたしの小さな嘘が、招いたことだからこりゃ仕方がない。)
家についてからも、何をしても手につかない。
布団に入ってからも、明日のことを思うとなかなか寝付かれなかった。
(いくら自分が馬鹿にされまいとして言った、嘘でも、小さな嘘から大きな嘘に発展していく、
今では簡単にわかるような教訓なのだが幼いあたしには、それがわからなかった)
結局、審判の日に、なってしまった。
あたしは、馬鹿にされるのを承知で、
これは行くしかないと思い、
その子の家に行った。
あたしは、物怖じも一切せずにこう言い放った。
「自転車できたんじゃないの?」
「自転車乗れないの?」
って寄ってたかった言われたので、
「自転車じゃ言うて聞いてないよ?」
(最後まで知らないを、を通そうとするうち。。。今で思えば最悪だ良くここまで機転が利くのだ自分の幼いころでもろくなやつではないと思う・・・・)
「乗れるの?ってきかれたけぇ〜」
「ちょっと小さいけど乗れる!いうたじゃん?!」
「ちゃんと乗ってきた!」
(幼い自分ながら今思うと、うち後頭部蹴飛ばしたくなるような子供だ・・・)
皆はクスクス笑っていた。
(ば。。。ばかにしやがって・・・)
その時のあたしは、恥ずかしいやら自分が嘘を言ったことの後悔やら、全てが、情けなくなって、
鼻水とも涙ともわからないくらいくちゃくちゃな顔でになりながら、皆に向かって、大声で、言い放った
「これも、乗れるもんじゃろ?!何がおかしいんじゃぁ!」
と叫ぶと、
三輪車を、片足漕ぎで、45分の道のりを猛スピードで、帰った記憶がある・・・・
(穴があったら入りたいとはまさにこの時ことだった)
その日の教訓
嘘は、ついてもいい嘘と、そうでない嘘がある。
自分のプライドのための嘘は、何一つ自分のためにならず。
泣いて後悔するような行動をするな。
いくら貧しいとはいえ、貧しければ貧しいなりに、自分を出せばいい。
人の自分をわかってもらうには、身も心も、裸で付き合え(表も裏もなく素直に出せということ)
つらさも楽しさも、分かち合って、くれる友こそ、誠の友人である。
BY小さなスナックのママ
さて今日も仕事だが、幼いころのあたしを思い出し、また初心に戻って、教訓を生かしてがんばろっと!
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