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2017年08月27日
家庭菜園のペーハーの調整方法と土のペーハーを簡単に知る方法
家庭菜園をやろうと思った時、ペーハーを調節しましょうと絶対に言われることです。
「ペーハー? どうするの?」と悩まれる方もいるかもしれません。
通常は石灰を袋の指示通りに入れておけば大丈夫なのですが、ペーハーの調整の仕方やペーハーを簡単に知る方法について書きます。
畑でペーハーを測ったり調整する理由
野菜のほとんどは中性の土で育ちます。
しかし、日本の土は雨の影響もあり、酸性になりやすいという事情があります。
そのため、アルカリ性の石灰を入れて、土のペーハーを調整するのです。
ペーハーをアルカリに調整する方法
石灰はアルカリ性です。
この石灰を入れることで土をアルカリ性に傾けることが可能です。
入れると入れるほど、土はアルカリ性になります。
アルカリ過ぎても野菜は育ちませんから、適量が大切。
帆立や牡蠣の貝殻を加工した有機石灰を入れると、アルカリ成分が土と馴染むまで時間が掛かるようです。
即効性がほしいなら、苦土石灰を入れます。
消石灰もありますが、畑には通常、入れません。
石灰は入れ過ぎると、土を固くします。
ただ、適量を入れていれば気にする必要はありません。
ペーハーを酸性に調整する方法
木酢液をまきます。
土の表面だけに撒いただけでは土の表面のペーハーが変わるだけです。
なので、撒いた後に土を混ぜ、木酢液をまき、土を混ぜるを再度行います。
何回やれば、適性のペーハーになるのかは土のペーハーによります。
石灰をよほど入れ過ぎない限り、やることはない作業でしょう。
土のペーハーを調べる方法
キットがホームセンターなどで売っています。
ペーハーを測りたい畑の土を複数個所から採取し、一個ずつ測ります。
場所によってペーハーは違うので、平均値が土の大体のペーハーです。
管理人は使用したことはありません。
キットを使わずに土のペーハーを見極める方法
スギナやヨモギがたくさん元気に生えていると、酸性の痩せた傾向がある土です。
中性に生える土はオオイヌノフグリ、ナズナなどになります。
どちらも仲良くバランス良く生えている場合は中性です。
ペーハーで異なる育つ野菜
野菜のほとんどは中性で育ちます。
ただし、ほうれん草はアルカリ性の土を好みます。
あまりにもアルカリ過ぎると枯れるとは思いますが、ほうれん草を植える時は石灰を多めに入れましょうとよく解説されています。
酸性で育つ野菜というのはあるのかもしれませんが、聞いたことはありません。
まとめ
家庭菜園の野菜のほとんどは中性の土で元気に育ちます。
そのため、野菜を植える時にペーハーを調整します。
日本は雨の影響により土が酸性になりやすく、土作りの時は大抵の場合、石灰を入れます。
土がアルカリ過ぎるという場合は木酢液で調整します。
日本にいる限り、土作りの時に木酢液を使うということはほぼないとも思いますが……。
石灰や木酢液を適正にやっているとほとんどの場合、野菜は育ちますが、気になるという人はペーハーを測ってみると良いでしょう。