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2017年08月28日
家庭菜園の大葉(青ジソ・赤ジソ)の育て方を分かりやすく解説
大葉が大好きという方は多いのではないでしょうか。
薬味にする程度なら、スーパーで買ってもいいのですが、自分で育てると大量に手に入るので色々な料理に使えます。
それに、塩漬けにすると長期間の保存も可能みたいです。
育て方は難しくはないので、是非作ってみて下さい!
なお、作り方は赤ジソと青ジソで違いはありません。
大葉(青ジソ・赤ジソ)の基本情報
大葉はシソ科の植物です。
原産地はヒマラヤやインド、中国などだそうですが、古くから日本に渡来してきたとのこと。
1年草で、生命力が強くこぼれた種が雑草化することもあります。
管理人の家庭菜園では赤シソが雑草化し、毎年、元気に育っていますが、雑草を蹴散らし、生き残ることに特化したからおいしくはないです。
おいしい大葉が欲しい人はしっかりと新しい種を買いましょう。
柔らかな葉っぱを収穫するためには最低でも半日は日陰になるような日当たりの悪さが必要です。
出来るだけ、日当たりの悪い場所で育てましょう。
大葉を育てるのに必要な道具
(1)堆肥
土の状態が悪いと、ウリハムシが来て食い散らかします。
堆肥は腐葉土でも牛フン堆肥でも土みたいになった元雑草でも構いません。
(2)肥料
大葉はそんなに肥料を必要としませんが、葉物野菜なのでチッソが重要視されます。
油かすと骨粉で育てるといいでしょう。
米ぬかをメインにしたボカシ肥料を用意したいところです。
家庭菜園で使える手作りボカシ肥料の簡単な作り方
(3)有機石灰
牡蠣殻とホタテの貝殻のものがありますが、売っていたほうもしくは好みのほうを選んで下さい。
(4)種
1つだけしか植えないという場合は苗で充分です。
育てるのが簡単なので、場所があれば種をおススメします。
土作りと畝作り
連作障害があるので、1年はシソ科の野菜を植えていない場所に植えましょう。
それが出来ないという場合は堆肥を多めにまいて、連作障害を軽減する資材を投入して下さい。
堆肥・肥料・石灰をまき、よく土と混ぜます。
有機栽培では肥料と土を混ぜることが大切です。
まく量は袋の表示を参考にして下さい。
積み上げておいた雑草が土になった堆肥に使っても構いません。
袋の表示が分からないという場合は堆肥1平方メートル2キロ、肥料と石灰は1平方メートル1掴み。
ボカシ肥料は1平方メートル1掴みです。
混ぜたら、幅80センチ、高さ10cmくらいの平畝を作ります。
去年の畝を使い回したり、毎年野菜を育てている場合も堆肥と石灰を足して下さい。
肥料に関しては前作の肥料と新しく足す肥料で肥料過多になる可能性があるので、少量もしくはやらないという選択も検討して下さい。
種まきと苗の植え付け
種はバラ撒くように畝の上にまいたら、土を掛けておきます。
水をまきます。
発芽まで土の表面を乾燥させないようにします。
苗は50cm間隔で植えてから水をまきます。
新鮮な雑草があれば、株元において、草マルチにして下さい。
雑草の下に雑草を食べる虫が集まって来るので、虫のフンが肥料になりますし、乾燥を防いでくれます。
間引き
種を植えた人は間引きが必要です。
込み合っている場所のシソを抜きます。
取ったものは芽ジソとして食べることが出来ます。
面倒くさい人はやらなくても大丈夫です。
放っておいても勝手に淘汰されるものは淘汰されます。
ただ、見栄えが悪いので、気になる人はやっぱり最初から数回間引き、最終的に50cm間隔くらいになるように調節しょう。
間引きのタイミングは葉っぱ同士が重なったくらいです。
追肥
基本的にあまり肥料を必要としません。
成長が止まったなと思った頃が追肥のタイミングですが、とりあえず、1ヶ月に1回追肥をして、根っこを傷めないようにボカシ肥料をよく土と混ぜます。
追肥の量と場所ですが、1掴みを株元周辺に薄く広げるようにします。
肥料が多いと、味が苦くなるので注意して下さい。
水やり
水が大好きな野菜なので、土の表面が乾いたらあげましょう。
草マルチをしていると、分かり辛いかもしれませんが、雨が降っていない時は週に1度はめくって水を上げましょう。
水が少ないと葉っぱが固くなってしまいます。
収穫
おいしそうな葉っぱを手でちぎるなり、ハサミで切るなりして収穫して下さい。
病害虫
肥料過多になるとアブラムシが来ますから、木酢液とHB-101をまきます。
かけた瞬間には効果はなくても翌日にはいなくなっていることが多いです。
あとは成長が鈍るまで追肥はせずに様子を見て下さい。
土があまりよくないとウリハムシに食い散らかされます。
こちらも木酢液とHB-101をまきながら、根っこを傷めないように、堆肥を足してみて下さい。
ただ、堆肥を足しても効果はないかもしれません。
それ以外は毛虫などがちょっといることがありますから、潰して下さい。
潰すのは抵抗はあるかもしれませんが、毛虫類は鈍感なのか、何をまいても逃げていきません。
まとめ
大葉は日陰でも育つ野菜です。
暑い気候が好きですが、日本の気候によく合うため、冷夏の年でもそれなりに育ちます。
柔らかい葉っぱを手に入れるためには日陰で作る必要があります。
あまり肥料は必要ありませんが、水が大好きなのでこまめにあげて下さい。
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