2017年09月11日
家庭菜園で使える手作りボカシ肥料の簡単な作り方
ボカシ肥料とは米ぬかなど有機肥料をブレンドして発酵させたオリジナル肥料のことです。
有機肥料だけで野菜を育てたいという場合は強い味方になるので、作りましょう。
ボカシ肥料のメリット
ボカシ肥料は米ぬかをベースに色々と有機肥料を加え、納豆菌・乳酸菌をメインに発酵させたもので、全ての野菜に使えるオールマイティな肥料です。
メリットは、
・虫が湧き辛い。
・肥料吸収が生の有機肥料よりも早くされる。
の2つ。
有機肥料は虫のエサでもあり、しっかりと土と混ぜてもそこから虫が発生することは少なくありません。
そして、有機肥料はまいてから植物に吸収され始めるまでの時間が長いという特徴があります。
これは土の中で菌が肥料を食べ、その排泄物を植物が吸収するからです。
発酵させることで、すぐに植物が肥料を吸収しやすい状態にしておくのがボカシ肥料になります。
材料は安く抑えることが可能で、ただ、発酵させればいいだけです。
家庭菜園で使う分には量も多くのないので、失敗もほとんどありません。
ボカシ肥料の材料
管理人のレシピです。
・米ぬか
・鶏フン
・有機石灰
・草木灰
・納豆
・ヨーグルト
・水
管理人はその時々で違いますが、大体、
・米ぬか5割から6割
・鶏フン3割から2割
・有機石灰1割
・草木灰1割
の割合で作ります。
複数の成分が違う肥料を組み合わせることで、全ての野菜に使えるオールマイティの肥料の出来上がりです。
米ぬかはリン酸とチッソとカリウムがバランスよく少し入っているのが特徴で、その中でもリン酸が少し多めに含まれます。
ただ、肥料成分としてはどれも少ししか入っていません。
しかし、研究所も菌の培養の時に使うくらい、菌を繁殖させる素材として抜群のもので、納豆菌と乳酸菌を爆発的に増やしてくれます。
鶏フンは有機肥料の中でも肥料成分が多く、即効性があるとされ、リン酸が多く含まれています。
有機石灰カルシウムやマグネシウムなどが含まれますがいっぱい入れてしまうと、土の酸性度に影響を与える可能性があるので、1割だけにします。
草木灰はカリウムの肥料です。
カリウムは根菜類の太りや豆類の実付きを良くし、日照不足の時に肥料吸収を促します。
リン酸が多いのが管理人のボカシ肥料の特徴です。
鶏フンの臭いが嫌という時は骨粉に変え、チッソ成分も加えたいという時は油かすも加えると良いです。
ボカシ肥料の作り方
水を入れたじょうろに納豆のフィルムのねばねばを溶かし、ヨーグルトをスプーン1さじの半分くらい入れます。
材料を混ぜて合わせ、水を少しずつ入れながら、更に混ぜていきましょう。
水加減は手で握ったら、崩れるくらいが目安です。
米ぬかが新鮮だったり水分が多い材料を使う場合、水は少なめ。
逆に、材料に水分が多いと水はちょい多めになります。
その後は袋や密閉容器に入れ、しっかりと封をするのがポイント。
10キロ以上作る場合は温度が上がるので、その場合は温度を下げます。
暑過ぎると、発酵菌が活動出来なくなるからです。
3キロや5キロといった少量作る場合には高温問題は全く関係ありません。
甘酸っぱい臭いがしてきたら完成ですが、最低でも1週間以上掛かります。
保存する時はネズミに食べられない場所に置いて下さい。
悪臭がしたら失敗です。
長期保存をしたい時は乾燥します。
乾燥中にねずみや害虫がつかないように注意です。
ボカシ肥料の注意点
・カビたり腐敗するので、早めに使いきること。
・ネズミが食べるので、しっかりとネズミが来れない場所に仕舞っておくこと。
・虫がつかないように注意すること
・長期保存をしたい場合は天日乾燥させること
・大量に作る場合は、スコップでかき混ぜ温度を下げる。
基本的に注意点はこの4つですが、ボカシ肥料は鮮度があるので、早めに使いきって下さい。
長期保存の時、天日で乾燥させますが、その時、虫が卵をうみつけることがあります。
畑に使うには問題ありませんが、気持ち悪いので虫がつかないように管理して下さい。
まとめ
ボカシ肥料を手作りするのは簡単な上に、米ぬかと鶏フンをメインにすればお金もさほど掛かりません。
早めに使いきることと大量に作る場合は発酵熱でかなり熱くなるので、混ぜて温度を下げてあげることがコツです。
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