2017年10月17日
どうして!?家庭菜園で収穫した野菜が苦過ぎる理由!
せっかく家庭菜園で野菜を収穫したのに、いざ食べてみたら苦くて食べられなかったということはありませんか?
これは全ての野菜で起こる時には起こる問題です。
何故、野菜は苦くなってしまったのでしょうか?
野菜が苦い理由は肥料過多
無農薬や有機栽培がいいからと言って、鶏糞や油かすだけで野菜を育てるとどうしても栄養が偏ってしまいます。
鶏糞や油かすの主な肥料成分はチッソ。
植物の成長に欠かせないものですが、植物が大量に吸収してしまった場合、エグミの元となってしまいます。
もちろん、鶏糞や油かす以外の肥料をまいたとしても肥料の量が多過ぎれば同じことですし、化成肥料でもたくさん肥料をまいてしまうと同様の問題を引き起こします。
有機栽培では肥料の成分を理解することが大切
農薬や化学肥料を使わないで野菜を育てたいからと有機肥料だけで野菜を育てる形の中には肥料の特性を理解しないで使う方がたくさんいらっしゃいます。
化成肥料の中には全ての野菜に使えるものもありますが、有機栽培では適切な肥料を栄養成分を考えながら自分でブレンドして作らなければなりません。
そうなると案の定肥料成分が偏ってしまい、野菜の生育も疎外されたり、味が苦くなってしまうのです。
主な有機肥料の肥料成分について
油かすは窒素がメインです。
葉物野菜など植物の茎などを成長させる力を持ちます。
一方で、この肥料ばっかり植物が吸収してしまうと味が低くなってしまうので注意が必要です。
米ぬかは肥料成分は少ないです。
窒素が多く入っていますが、リン酸とカリウムもバランスよく含まれています。
安価もしくは無料で手に入りやすいので、有機栽培では力強い味方となってくれます。
ただし、虫が来やすいという欠点がありますので、使う場合は一旦発酵させてからにします。
鶏フンと骨粉はリン酸が豊富な肥料です。
リン酸は果菜類の実の味を良くしたり、実を大きくすること、根の発根に貢献してくれます。
有機石灰。こちらはかきやホタテの貝殻の粉です。
アルカリ性であり、酸性の強い土を中性にしたり土を消毒する効果を待ちます。
大抵の日本の土は酸性であり、また雨などにより酸性にもなりやすいので、春に植物を育てるという時は大抵土作りの時に石灰をまきますが、秘密追肥にも使えます。
主要な肥料成分はカルシウムとその他のミネラルです。
肥料を混ぜ合わせて発酵して使う
上記で紹介した肥料を混ぜ合わせ、ヨーグルト夜納豆で発酵させた物をぼかし肥料と言います。
詳しい作り方はこちらに紹介してあります。
家庭菜園で使える手作りボカシ肥料の簡単な作り方
肥料と堆肥を兼ねているもの
生ゴミ堆肥というものがあります。
こちらは堆肥と名前がついていますが、半分ほどしか分解されておらず栄養が豊富です。
しかし、埋めた後にガスが湧き、植物の根っこを痛めることがあるので、埋めても、すぐに野菜を植えることは出来ません。
生ゴミを埋めてから半年ほどしてから野菜を植えます。
コック付きの生ごみ堆肥容器を使えば、副産物として取れる液体は液肥として使えます。
主な栄養成分は生ゴミによって変わるのですが、アミノ酸など様々なものが入っていると言います。
入れ過ぎた肥料はどうすればいい?
土の中で増えすぎた肥料を減らすことが出来ません。
堆肥や肥料成分のない土を混ぜて、薄めることは出来ますが、すごい手間になってしまいます。
雑草を生やして、雑草に肥料吸収してもらいましょう。
1ヶ月も放置すれば大量の雑草が生えてしまいますが、その雑草たちが肥料の多くを吸収しているはずです。
その雑草たちを取り除いた後、肥料をまかずに葉物野菜か何か植えてみて下さい。
葉物野菜の成長が鈍いなと思ったら、土に肥料がない証拠なので、液肥か何かで追肥してあげて下さい 。
まとめ
家庭菜園で野菜が苦いと悩んでいる方は少なくありません。
その原因は肥料過多です。
植物は肥料を吸収しますが、消費しきれないものはエグミとなってしまいます。
肥料をまく時は適量もしくは少なめを心がけます。
元々、何か野菜を栽培していたという場所に植える時は最初は肥料過多を警戒して、元肥えを入れないという方法もあります。
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