読みやすく勉強になりました。
監督での実績は8年間でリーグ優勝4回(日本一が一回)その他の年も全てAクラス
大がかりな補強をした訳でもなく、今いる選手達を鍛えて、この成績。
誰もが納得する成績。
有無を言わせないってこういう事なんでしょうね。
落合監督の話で有名な
日本シリーズで、8回まで一人の走者も出していないピッチャーを9回で交代させた事
についても、この本の中で語られています。
読んでこの考えには凄く納得しました。
「采配は結果論、事実だけが歴史に残る」
交代させたからこそ日本一になれたのかもしれないし、交代させなくても日本一になれたかも
しれません。
ただ最悪のケースとして、その試合で負けて、その後に連敗し
逆に相手チームに日本一になられていたら・・・
そうしたら、とんでもない批判を受ける事になったでしょう。
只、落合監督はあそこで交代をいう選択をして、日本一になりました。
この事実は何十年たっても変わらないでしょう。
どう頑張っても日本一になれなければ、価値はありません。
裏でどんな思いをしてたにしろ、周りから見てるだけの人間にはわかりようもない。
そういう事を踏まえると、落合監督の選択は正しかったのかなと思います。
こういった落合監督に考えは、他の事でも垣間見えて
色々批判されるようなピッチャー交代などでも、その投手に賞を取らせる為に、ベストをつくしただけなんだと思いました。
そういう賞があるかないかで、その選手の人生は大きく変わりますから。
引退後なんかは、特に実績がモノを言います。
そんな事も考えて、選手の為にベストな選択をする。
監督としては素晴らしいです。
ここまで書きましたが、一つ感じたのは
落合監督は超一流ですが、ヒーローではなかったのかなと。
ヒーローとはみんなが望む形で勝利して、賞賛を浴びる。
先ほど話に出た、日本シリーズでいうなら、8回まで完璧なピッチングしている投手を
そのまま9回も投げさせて優勝する。
こういう事出来る監督は、超一流を超えたヒーローでしょう。
難しい事ですし、こういう事できるのは限られた人ですが・・・
まあこういう事を口でいうのは容易いですが、実際にここまでの実績を残した落合さんは
本当に尊敬すべき人だと思います。
またいつか監督やるべき人です。
この本には、他にも人生に通じる話がいっぱい書かれているので
読み続けたいと思います。
普通に一般社会で働いている人にもおススメです。
落合さんみたいに自分を貫く人間になりたい。
そんな今日この頃です。
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