2020年06月19日
お得すぎるリターンは争いの原因になる気がする
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コロナ禍により、ここ最近飲食店のクラウドファンディングをよく見ます。
かなりの数の飲食店が参加している様子を見ると、コロナ禍というのはそれだけ危機的な状況に追い込まれるものだったと分かります。
とはいえ、クラウドファンディングはそんなに甘いものではないように思います。
お金をタダでもらうわけではなく、金額に見合ったそれなりのリターンが求められるので、なかなか店側としては厳しいものがあるかと。
しかし、もしも一度店を潰してしまえば、再び立ち上げるというのはかなり困難です。
だから色んなリスクを込みでもクラウドファンディングを活用し、生き残ろうとする。
この気概は俺のような人間にはないもので、本当に立派なことだと思います。
と、今後も生き残ろうとしている飲食店が利用しているクラウドファンディング。
仙台のある人気ラーメン屋のクラウドファンディングをたまたま見かけたのですが・・・。
その内容に驚きました。
それは「支援金額3万円で、1年間ラーメンが食べ放題」というもの。
俺はこれを見た時、かなり驚きました。
「え?金額が安すぎない?」
というのも、そのお店のラーメンが一杯750円〜950円ぐらい。
おそらくルール的には1人1日1杯だと思いますが、それでも月に10回も食べれば8,000〜9,000円ぐらいの元は取れます。
それが12ヶ月です。
赤字も赤字というか、出血大サービスの凄い太っ腹なリターンだと思いました。
で、まぁもし自分がこの条件でやるなら、最低10万円は欲しいですね。
だってこういうのを買う人たちは、ガチで使う覚悟があるわけですからね。
先に俺が述べた月10回というのは、かなり店側の希望というか(笑、ゆるい推測。
気軽に通える人が買ったのなら、それこそ月20回の利用とかも充分にありえます。
そうしたらもう大損どころの話じゃないです。
ただこの特典は限定20名とのこと。
まぁそのお店としては、3万円を一気に払ってくれるというその心意気に対し、これだけのサービスをしたのかもしれません。
自分たちが苦しいのに、それでもお客様のことを思ってリターンを考える。
本当に素晴らしいことだと思うし、だからこそこのお店が人気があるんだなと分かりました。
と、ここまでは「店側の心意気に感動した」ということなんですが・・・。
俺がふと思ったことがあります。
それは、
「1年間、その年間パスポートで月20回以上食べるようなお客様がいた場合、店側はそのお客に対し笑顔を保てるだろうか」
ということ。
だってですよ、まぁ最初のうちはいいですよ。
その年間パスポートを数回使われたところで、店としては、
「あのとき支援してくださってありがとうございます」
的な気持ちでいられるかもしれません。
しかし、これが3ヶ月、半年となっていけば・・・。
経営者としてはそういう感謝の気持ちは消えていくのではないでしょうか。
どうしたって人間ですからね。
よほど心が広い人間でもなければ、「あいつまた来やがった」となるような気がしてなりません。
頻繁に通いこの年間パスポートを毎回つかっていれば、間違いなく顔を覚えらえるでしょうしね。
また客側としても、よほど強心臓の持ち主というか、こういうことを気にしない人間出ない限りは使っていくうちに申し訳ない気持ちになる気が。
俺がもしこの年間パスポートを持っていたとしても、通う頻度にもよりますが3万円の元を取るぐらいならいいでしょうが、その倍の6万円分ぐらい使ったら・・・。
「いくら正当に権利を買ったとはいえ、こんなに食べていいのだろうか」
と悩むような気がします。
と、そんなわけで・・・。
こういうサブスクリプションの食べ放題サービスは、店にとってもお客にとっても「1ヶ月」が適性な期間だと思いました。
1ヶ月と決まっていれば、仮に連日来ようとも店側も精神的に我慢出来ると思うのです。
「この1ヶ月だけだから仕方ない」と。
また客としても、正当な権利としてそれを使っても心が痛まないというか。
でもそれが1年となれば・・・。
店からすれば「また来やがった、あのタダメシ野郎」となり、客もその雰囲気を察して年間パスポートを使いづらくなり店に行けなくなる。
そんな気がするのです。
とまぁ、なんだかんだ語ってきましたが、別に俺が損をするわけでもないので、どうでもいいと言えばどうでも良い話ですね。
店側はそこら辺まで覚悟してやっているのかもしれませんし。
ただ・・・このクラウドファンディングを見て、もしも俺がやるならそこら辺も踏まえてお互いに我慢できるラインでリターンなどを設定しようと思いました。
やはりいくら感謝の気持ちがあったとしても、俺が1年間無料をやったとしたら、途中でどっかのクラウドファンディングで立ち上げた某飲食店みたいにパスポートを取り上げそうですから(笑。
「毎回パスポートだけ使うんじゃねえよ!サイドメニューも頼めや!!」
とかね。
いやはや、俺のような心の狭い人間はクラウドファンディングを利用するべきではないなんてことを、しみじみと実感した次第です。
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応援ありがとうございます↓
コロナ禍により、ここ最近飲食店のクラウドファンディングをよく見ます。
かなりの数の飲食店が参加している様子を見ると、コロナ禍というのはそれだけ危機的な状況に追い込まれるものだったと分かります。
とはいえ、クラウドファンディングはそんなに甘いものではないように思います。
お金をタダでもらうわけではなく、金額に見合ったそれなりのリターンが求められるので、なかなか店側としては厳しいものがあるかと。
しかし、もしも一度店を潰してしまえば、再び立ち上げるというのはかなり困難です。
だから色んなリスクを込みでもクラウドファンディングを活用し、生き残ろうとする。
この気概は俺のような人間にはないもので、本当に立派なことだと思います。
と、今後も生き残ろうとしている飲食店が利用しているクラウドファンディング。
仙台のある人気ラーメン屋のクラウドファンディングをたまたま見かけたのですが・・・。
その内容に驚きました。
それは「支援金額3万円で、1年間ラーメンが食べ放題」というもの。
俺はこれを見た時、かなり驚きました。
「え?金額が安すぎない?」
というのも、そのお店のラーメンが一杯750円〜950円ぐらい。
おそらくルール的には1人1日1杯だと思いますが、それでも月に10回も食べれば8,000〜9,000円ぐらいの元は取れます。
それが12ヶ月です。
赤字も赤字というか、出血大サービスの凄い太っ腹なリターンだと思いました。
で、まぁもし自分がこの条件でやるなら、最低10万円は欲しいですね。
だってこういうのを買う人たちは、ガチで使う覚悟があるわけですからね。
先に俺が述べた月10回というのは、かなり店側の希望というか(笑、ゆるい推測。
気軽に通える人が買ったのなら、それこそ月20回の利用とかも充分にありえます。
そうしたらもう大損どころの話じゃないです。
ただこの特典は限定20名とのこと。
まぁそのお店としては、3万円を一気に払ってくれるというその心意気に対し、これだけのサービスをしたのかもしれません。
自分たちが苦しいのに、それでもお客様のことを思ってリターンを考える。
本当に素晴らしいことだと思うし、だからこそこのお店が人気があるんだなと分かりました。
と、ここまでは「店側の心意気に感動した」ということなんですが・・・。
俺がふと思ったことがあります。
それは、
「1年間、その年間パスポートで月20回以上食べるようなお客様がいた場合、店側はそのお客に対し笑顔を保てるだろうか」
ということ。
だってですよ、まぁ最初のうちはいいですよ。
その年間パスポートを数回使われたところで、店としては、
「あのとき支援してくださってありがとうございます」
的な気持ちでいられるかもしれません。
しかし、これが3ヶ月、半年となっていけば・・・。
経営者としてはそういう感謝の気持ちは消えていくのではないでしょうか。
どうしたって人間ですからね。
よほど心が広い人間でもなければ、「あいつまた来やがった」となるような気がしてなりません。
頻繁に通いこの年間パスポートを毎回つかっていれば、間違いなく顔を覚えらえるでしょうしね。
また客側としても、よほど強心臓の持ち主というか、こういうことを気にしない人間出ない限りは使っていくうちに申し訳ない気持ちになる気が。
俺がもしこの年間パスポートを持っていたとしても、通う頻度にもよりますが3万円の元を取るぐらいならいいでしょうが、その倍の6万円分ぐらい使ったら・・・。
「いくら正当に権利を買ったとはいえ、こんなに食べていいのだろうか」
と悩むような気がします。
と、そんなわけで・・・。
こういうサブスクリプションの食べ放題サービスは、店にとってもお客にとっても「1ヶ月」が適性な期間だと思いました。
1ヶ月と決まっていれば、仮に連日来ようとも店側も精神的に我慢出来ると思うのです。
「この1ヶ月だけだから仕方ない」と。
また客としても、正当な権利としてそれを使っても心が痛まないというか。
でもそれが1年となれば・・・。
店からすれば「また来やがった、あのタダメシ野郎」となり、客もその雰囲気を察して年間パスポートを使いづらくなり店に行けなくなる。
そんな気がするのです。
とまぁ、なんだかんだ語ってきましたが、別に俺が損をするわけでもないので、どうでもいいと言えばどうでも良い話ですね。
店側はそこら辺まで覚悟してやっているのかもしれませんし。
ただ・・・このクラウドファンディングを見て、もしも俺がやるならそこら辺も踏まえてお互いに我慢できるラインでリターンなどを設定しようと思いました。
やはりいくら感謝の気持ちがあったとしても、俺が1年間無料をやったとしたら、途中でどっかのクラウドファンディングで立ち上げた某飲食店みたいにパスポートを取り上げそうですから(笑。
「毎回パスポートだけ使うんじゃねえよ!サイドメニューも頼めや!!」
とかね。
いやはや、俺のような心の狭い人間はクラウドファンディングを利用するべきではないなんてことを、しみじみと実感した次第です。
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