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2013年05月19日

ビックダディの流儀を読んで・その9、経営の才能より必要なものは

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本書で、小豆島での接骨院経営が失敗だったことを述べているダディ。
家の中が汚い、嫁に怒鳴られているシーンがテレビで放送されているような
「ゲテモノ治療家」のところには、お客様が来るわけないと自分でも認めています。
特に田舎の人は純朴だから、テレビの影響は大きかったと・・・。



まあ、それ以前に16も接骨院がある島に、
新規で接骨院を立てるのがおかしいのですけどね(笑

これも人生無策が基本の清志さんらしい。



地元のお客様が獲得出来なかったのは、
このような理由があったからだとのことですが、
それ以外にも自分は理由があると思います。
その理由はズバリ、ダディの倫理観が世間と極端にずれていたこと。



美奈子さんと結婚した経緯を説明します。
まず、出稼ぎにきている接骨院の飲み会で、美奈子さんと知り合う。
そこで意気投合して
「じゃあ、俺、今月離婚することになっているから、その後の籍に入るか?」
とノリで言って美奈子さんがOKを出す。
そして、一緒に暮らして結婚するわけです。
でも、冷静に考えてみると、おかしい点が多々あります。



確かに美奈子さんと出会った頃には、佳美さんと離婚することは確定したいたようです。
後は離婚届をいつ出すか?の問題だったというのが、ダディの主張。
しかし、よく考えてみると、美奈子さんと出会った頃には正式には離婚していません。
佳美さんとの話し合いで、お互い納得の上で離婚することは確定していたとしても、
戸籍上は夫婦のままです。

それなのに飲み会で出会った女性に「籍に入るか?」と誘う。
この頃、週刊誌に「不倫」報道が出て、奄美の人たちに激震が走ります。



ダディの言い分を聞くと、離婚は確定していたから不倫ではない。
佳美との関係は破綻していたというのですが、
冷静に見ると当時の状況は、間違いなく不倫ですよね(笑
出稼ぎに行っていたのに、佳美さんと離婚した直後に美奈子さんと再婚。
独り身ではなく、奄美には子どもたちもたくさんいます。
ダディの中では
「きちんと手順を踏んで離婚→再婚したから問題はない」
と自信満々に思って良そうですが、
その細かい事情を知らない奄美の人達から見れば、
「嫁を入れ替えた」と思われても仕方ありません。




奄美の皆さんが怒っているときに、
ダディはのんきに「美奈子と一緒に島に戻りたい」と発言して、
行動に移します。
そこで、テレビカメラが入れない集会にて、50対1で怒られるわけです(笑
でも、これも今考えれば、当たり前すぎて・・・そりゃ島民は許せませんよね。
いくら恋愛や結婚が個人の自由と言っても、
これは普通の人の感覚からはかけ離れすぎています。



ちゃんとした父親なら、離婚してすぐに再婚なんてしないし、
まず考えるべきは子どもたちのこと。
この騒動の顛末は最終的には、
奄美に次男と三男を残して、豊田に引っ越しでした。

ダディが普段から言っている「子どもたちのことを優先」って何でしょう。
このときのことを思い出すたび、僕の怒りゲージは満タンになります。



この件だけでも、まともな倫理観の持ち主なら、ダディに嫌悪感を抱くと思いますが、
この時期は他にも問題行動が多数。
奄美に戻れず、隠岐に移住を計画するが断られ・・・。
ダディが言うには、隠岐の方たちも本気で受け入れるつもりがなかったと、
少し批判していますが、そんなことを言うなら履歴書ぐらい持っていけ(笑



最終的に何とか小豆島にいっても、屁理屈連発で若い嫁とケンカ。
サバ缶を皿に載せるか載せないかで揉め(笑)、
開き直り+伝説の高速土下座と数々の奇跡を巻き起こします。



これだけのシーンを見せられたら、そりゃ地元の人は行きませんよね。
島の接骨院のお客様が、観光客ばかりだった理由も分かります。
これがもし、ビックダディ1回目のころのようなダディだったら・・・。
自分は小豆島の人たちも応援する気持ちで、接骨院に来ていたと思うのですよね。
それがあの倫理観では・・・周りはドン引きです。



ダディは自分でも経営者としての能力はないと認めています。
だから、岩手での面接の際に言った
「雇われていて能力を発揮できる人間」に繋がるのでしょう。
しかし、結局、今も接骨院を経営(笑



こうして考えると、ダディが仕事の上で一番良かったのは、
横山先生ところに勤めていたときですね。
横山先生に信頼されて、主軸として頑張っていたとき。
あのまま残っていれば、また違った人生があったのでしょう。
しかし、そこか離れざるを得ない理由も、ダディの無計画さゆえ(笑
結局、自業自得のループからは抜け出せません。



自分に才能がないと分かりつつも、その道を続けるのは大変です。
それでも頑張っているダディは、なかなか立派なのかも知れません。
経営の才能はなくても、奄美や小豆島の失敗で学んだことを生かしてほしいと願います。
やはり商売は才能も大事だけど、人に誠意を見せることが一番だと思うから。
でも、ダディはそこら辺が厳しいのですよね・・・(笑
現在、岩手の接骨院は繁盛しているようなので
それを自分のマイナスイメージで失わないように祈ります。
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posted by kanimiso at 05:13 | ビッグダディ
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