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2022年03月19日

国立大学しか選択肢が無かった


大学への進学も揉めた。
父は兎に角 子供のためにお金を出すことは嫌がった。

母に大学へ行きたい。との思いは伝えた。

父は早く社会に出れば、 年金も将来多くもらえる。の一点張り。

16の頃から、大学行くには、自分で何とか貯金して行くしかない。と思うようになっていた。

普段は中々働けないので、夏休み、冬休み、春休みには、目一杯、朝から晩までアルバイトに励んだ。

なので、高校卒業の頃には 大学進学の資金は用意出来ていたが、私立大学は当時と言えども、アルバイトだけでは高額なので、国立大学しか選択肢は無かった。

親父に、"大学へ行く。学費は全額自分で工面する。"と反対されないよう、宣言した。

それが、1年目は不合格。

進学校だったので、回りの友人で浪人生は全員予備校へ行き出した。

そんな予備校のことなど考えていなかったので、焦った。

当時ラジオで旺文社の大学受験講座という、番組が毎日あったので、とてもお世話になった。
講座のテキストは 月1,000円もしなかったので、アルバイト代で充分何とか出来た。

講座の講師陣は東京大学など 日本の大学の現役の教授が講師で、講座はとても高度な内容だが、分かりやすい解説で、かなり学力がついたと思う。

模擬試験で英語は全国3位など、テキストに名前が公開されたりして、それを励みに、頑張った。

しかし、翌年、またしても国立大学1期に不合格。
目の前が真っ暗になった。
1カ月後に
当時国立大学は1期、2期と2校受験出来たので、1カ月後に控える2期校に全力投球。

当時"四当五落" と言う格言があって、四時間の睡眠なら合格出来るが、五時間睡眠なら不合格という、いま、考えれば無謀だが、三時間睡眠にして、兎に角 死に物狂いで追い込みをかけ、何とか合格出来た。



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