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2018年09月19日

製油各社の思惑・・・・決算資料

特にトピックスがあるわけでもないですが、製油各社の第一四半期の数字の裏側を国内油脂の状況と合せて報告します。


油の値段は原料価格などの影響も吹けますが、結局は需要と供給のバランスで決まってきます。大豆、菜種の主力原料の下げ相場に対して、価格据え置きの構えを崩していない製油各社。


儲けに走っているのか!と思いますが、前期からの価格是正の積み残し分や、物流費・包装資材の値上げなど周辺を取り巻くコスト環境がある為、単純に原料下げを反映できない・・・という理由から、流通、ユーザーからの下げ圧力に耐え抜いてきました。


少し前、7月についても国内業務用と缶相場は横ばいのまま、現在も続いていますが、前期は大豆・菜種の種原料の相場高と円安のダブルパンチにより、一部メーカーを除き、決算は大幅な減益となりました。


その回収も含めての強気な姿勢であくまでも価格維持をつらぬきながら、機能性油やアマニ油、エゴマ油など高付加価値油の販売に各社しのぎを削っています。


原料が下がった時にしか利益を残せない・・・そう言った体質も残しながら、新たな戦略も見せています。


ここ三年間の可食油の出荷と在庫の推移は年間で見るとほとんど違いなないように思います。しかし、昨年17年8月以降ほとんどの月が適正レベル(具体的には7万トン欠ける数字)の在庫で推移しており、これは某製油会社の菜種搾油停止が影響しているのも大きな理由と考えられます。


大豆、菜種の両原料を比べると、間違いなく大豆のほうが採算が良いわけですが、某社のとめた菜種搾油分の数量は図らずも他の製油各社に降りかかり、結果として過剰在庫にも繋がらないという今日の製油各社の搾油体制にも好影響を及ぼしたと思います。


各社の思惑はあるにせよ、しばらくはこうした状況が続くものと思われます。安易に安売りをしない、出来ない環境なんですね。その結果の第一四半期の数字は・・・・


数値は昨年対比<純利益>

日清オイリオG 101.7%

J-オイルミルズ 257.6%

昭和産業     140.8%

不二製油     103.8%


上場企業 18年4〜6月決算
 




ボーソー油脂は苦戦しているみたいです。かどや製油は数値見つけられませんでした。


増収増益の各社、コスト環境は大きく好転しています。意識されているのも「適正価格の販売」「価格改定に努めた」「採算重視」そんな発表でした。


相場だけでは交渉しても崩れない価格があるわけですね。かといって、言い値で買いたくないのが商売。競合よりも有利な交渉に努めたいと思います。

タグ:油相場 製油
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