2015年06月20日
赤と白の戦争。中華食材業界でメーカーを裏切った結果・・・
事はすでに終わり、それにより戦争が始まっている業界の話・・・業務用メーカーの担当者とお話が出来ました。
中華料理の素について、最近はそれだけで味が決まるような簡便性が特徴となる液体パウチやチューブ入りの商品が沢山あります。その中で我々も扱っている商品「創味シャンタンDX」という業務用商品を家庭向けにも展開しています。発売日を前に全国の量販チェーンが相次いで導入を決め、大陳企画の販促など超強烈な売込みが実施されました。発売から2ヶ月ですでに「あの商品」の3倍の売上を築き、元祖の力を見せ付けています。
「創味シャンタンDX」は50年以上前からある商品なんですが、なぜ今になってサイズダウンをして、市販タイプを出したのか?また、「あの商品」についてもお伝えしていきたいと思います。
すでにCMなどでご覧になっている方もいるかと思います。「真実は白い缶の中にある」この言葉の意味を知ると、CMの見え方もがらりと変わってしまいます。スーパー各社が発売前から導入を決めた理由も納得します。
「あの商品」と先に行ったのはプロも使う中華ペースト調味料の「味覇(ウェイパァー)」という商品。赤い缶に入った市場規模35億円を超える(推計)商品。
この商品を製造しているのは「創味食品」。創味食品は1961年に業務用商品として「創味シャンタンDX」を発売しており、この商品は中華料理界で高い地位を確立しています。それから20年ほどたち、神戸の廣記商行(こうきしょうこう)という中華材料専門商社が、家庭用商品として「創味シャンタンDX」を売りたいと・・・。自社のPBとして「味覇(ウェイパァー)」という商品名で中身は「創味シャンタンDX」という事で、スタートしています。もちろん、製造元として創味食品の名前は出さずにあくまでも味覇(ウェイパァー)は廣記商行(こうきしょうこう)の商品として。
要は同じ商品で、業務用と家庭用で商品名を変えているのです。そうして、創味食品と廣記商行(こうきしょうこう)は販売ルートの住み分けをしていたわけです。その関係は30年以上の「信頼関係」として成り立っていたのです。つい最近まで・・・。
仕掛けたのは廣記商行(こうきしょうこう)で、創味食品に製造を依頼していたものを、現品を他メーカーに調べさせ同じような商品を作らせた・・・そうして「おいしく生まれ変わった味覇(ウェイパァー)」として販売を決めたのです。今までの信頼関係の中で、品名をそのままに製造を他社に切り替えるといった、我々食品業界では例を見ない偉業!?いやいや理解に苦しむ行動に出たのです。
その仕事を受け、新たな味にチャレンジしたのは「アリアケジャパン」と言われています。
もちろん創味食品は30年以上の信頼関係といえどそのレシピは外部に流してはおらず、味は変わっています。そんな事より、これは裏切り。自社のプライドをかけて、創味食品で働く全従業員のプライドの為に社長は決断したのです。
「白い缶で取り戻せ!」
「創味シャンタンDX」は住み分けしていた家庭用ルートへ進出を決めたのです。パートナーとの決裂、創味食品の味の「味覇(ウェイパァー)」で利用されているお客様との信頼関係の為に、全力で勝負に出たのです。
これから秋口に賭けてさらにCM等で訴えかけるようですが、内情を知らない一般消費者は「味覇(ウェイパァー)」のリニューアルをめがけて後発の創味食品が市場を取りに来た!と思うでしょう。
しかし、「白い缶の中身の真実」を知る我々が手に取るのは「白い缶」でしょう。
スーパー各社はこの内情を知っている為、発売前から元の味である「創味シャンタンDX」の導入を決めたのです。かといってリニューアルしたとはいえ、「味覇(ウェイパァー)」を求める方もいるでしょうし、急に棚からゼロにも出来ず当面二本立てという形になるのでしょう。
あまり他の会社の悪口を言いたくありませんが、35億規模の市場で、メーカーを裏切った為に反撃を食らっては生き残っていけるか?という懸念さえあります。
本家の味の「白」、知名度の「赤」、あなたはどちらを選択しますか?
その試食も本日させていただきました。スープとチャーハンにて。なかなか家庭では出来ないと思いますが、この辺のレビューはまた、掲載してみたいと思います。
オレは、白をやる!
憤りを感じた商談でした。
サークルに参加しています。よろしければ覗いてみてください!
いつもの買い物がお得になるキャッシュバックサービス!monoka
中華料理の素について、最近はそれだけで味が決まるような簡便性が特徴となる液体パウチやチューブ入りの商品が沢山あります。その中で我々も扱っている商品「創味シャンタンDX」という業務用商品を家庭向けにも展開しています。発売日を前に全国の量販チェーンが相次いで導入を決め、大陳企画の販促など超強烈な売込みが実施されました。発売から2ヶ月ですでに「あの商品」の3倍の売上を築き、元祖の力を見せ付けています。
「創味シャンタンDX」は50年以上前からある商品なんですが、なぜ今になってサイズダウンをして、市販タイプを出したのか?また、「あの商品」についてもお伝えしていきたいと思います。
すでにCMなどでご覧になっている方もいるかと思います。「真実は白い缶の中にある」この言葉の意味を知ると、CMの見え方もがらりと変わってしまいます。スーパー各社が発売前から導入を決めた理由も納得します。
「あの商品」と先に行ったのはプロも使う中華ペースト調味料の「味覇(ウェイパァー)」という商品。赤い缶に入った市場規模35億円を超える(推計)商品。
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この商品を製造しているのは「創味食品」。創味食品は1961年に業務用商品として「創味シャンタンDX」を発売しており、この商品は中華料理界で高い地位を確立しています。それから20年ほどたち、神戸の廣記商行(こうきしょうこう)という中華材料専門商社が、家庭用商品として「創味シャンタンDX」を売りたいと・・・。自社のPBとして「味覇(ウェイパァー)」という商品名で中身は「創味シャンタンDX」という事で、スタートしています。もちろん、製造元として創味食品の名前は出さずにあくまでも味覇(ウェイパァー)は廣記商行(こうきしょうこう)の商品として。
要は同じ商品で、業務用と家庭用で商品名を変えているのです。そうして、創味食品と廣記商行(こうきしょうこう)は販売ルートの住み分けをしていたわけです。その関係は30年以上の「信頼関係」として成り立っていたのです。つい最近まで・・・。
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もちろん創味食品は30年以上の信頼関係といえどそのレシピは外部に流してはおらず、味は変わっています。そんな事より、これは裏切り。自社のプライドをかけて、創味食品で働く全従業員のプライドの為に社長は決断したのです。
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息を抜くならこの動画
マネジャー必見、またはそうでなくても・・・
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新検定は平成27年7月の試験からスタート。まだ新しい検定試験を通して自分を磨き、わが社の「利益を出し続ける」「お客さまからの支持を得る」そんの目標に向かって進んでいきましょう。ぼやいたりすることで緊張をほぐしながらね。
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