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2015年08月01日
映画『進撃の巨人』前編 観てきました
う〜ん 評価が分かれるところでしょうか...
批判的なこと言うと、ツイッターで監督に怒られるかなw
予告編では原作の世界観を実写化したように見せてるけど
実際は、原作の"設定"を使って、別のストーリーを映画化したように思えます。
じゃあ面白くないかというとそうではないけど、アレ?っていう感じはします。
ミカサの位置付けがオリジナル。 別に悪くはないと思いました。
前半の市民としての表情と、後半の兵士としての表情。 ヨカッタです。
前半、喰われそうで悲しい。 何が悲しいのか、よく分かります。
泣けそうです。 ちゃんと前振りもあるし。
でも後半、「世界は残酷」 よく分かりません。
原作から持ってきたんでしょうけど、そこで それを言っても
「リヴァイ兵士長(シキシマ隊長)に、兵士として育ててもらったんだから
エレンとは違う世界にいて、ゴメンね」 にしかならない。
違う世界にいてもいいんですよ 別に。
そして後編の「ずっと一緒だったよ」につながるんだろうし。
ただ、今回の「世界は残酷」は、位置的に はめ込んだ感じでした。
今回は、前半★★★★☆、後半★★☆☆☆ でしょうか。
前半、巨人に喰われる恐怖。 さすが実写化。
VFXだけじゃなくて、危機に陥ると安全な方へ人が密集する展開。
実写だから怖かったです。
後半、"現状に不満があるなら飛んでみな" 的な展開。
ここが一番悪い。 巨人と闘える人類が少なすぎる。 全く違う世界観。
みんな飛んで闘って、勝てないわけじゃないけど
巨人の数が多すぎてキリがないところが絶望的。 元々はこの焦燥感。
エレンが飛んで、成長してよかった って、本来そうじゃない。
倒し方が分かって、武器も作りました。飛んで斬りましょう。 って言ってるのに
飛ぶヤツが少なすぎで、巨人がゴジラになってしまっている...
映画化で表現変更、で 一番うまいと思ったのは
エレンが喰われたのを聞いて、ミカサが平静を装いつつ刹那的に飛んでいく。
ガスが切れて、落ちて巨人に迫られる。 そこを "エレン" が救う。
漫画なら、現象→謎解き で引っ張ったところを一つにまとめてしまう。
テンポがいいと思いました。
(その後、ピエールがエレンの所在を知ってたのは謎ですが。 端折りすぎ)
ダンテの神曲 から、ちらちらセリフを拝借してたでしょうか。 アリだと思いました。
後半も、もっと地獄感を演出してくれてれば...
市民は喰われるのが地獄。 兵士は闘っても勝てないのが地獄。 (闘え
爆薬を運ぶ作業員じゃないんだから
・・・ガンオンでコンテナを運ぶだけの作業員のくせに なに熱くなってるんだかw