泣き笑い　怒るよりも笑っていようよ: justgeeの気になる事

2015年11月15日

泣き笑い　怒るよりも笑っていようよ

高齢の家族がいる家庭では、皆覚えがあるかもしれない。

とにかく固有名詞が出てこない。

荷物や書類を片付けても、それが何処にあるのか覚えていない
。

両親の会話は、時折突っ込み役が存在しない掛け合い漫才になる。

だんだんとヒートアップして、ご近所さんが心配するのではと
こちらがハラハラしてしまうほどの言い合いに変わってしまう。

そろそろ止めなくちゃいけないな・・・

とにかく凝り固まった頭に理論で介入しても効果はないので
両者の話を聴きつつ、落とし所を考えて
笑い話に持っていかなくちゃいけない。

そう、とにかく両者を笑わせて、それから現実的な解決に
持って行かなくては。

落ち着いたところで話を聴いてみると、お互いに原因となっている
問題について固有名詞が出てこない・・・

ようやく、とてつもなくくだらないやりとりから
ヒートアップしてしまったことがわかった。

「あれ取って！」→「あれってどれ？」→「あれよ！あれ！」→
「どんなときに使うもの？」→「これを飲む時のあれ」→
「ストロー？」→「ちがう！ストローじゃ食べられない！」→
「ん？食べる？フォーク？」→「違う！違う！」→
「スプーン？」→「ちがう！金属だと熱いじゃない！」→
「レンゲ？」→「そうそう！」

作っておいたおじやとおかずを前にして、レンゲを手にした顔が
ようやくにんまりとしていた。

たいていがこんな調子・・・

本人達も固有名詞が出てこないことに戸惑っているようだが
なかなか現実的な解決策は見つからない。

テレビのCMなどで、年をとっても必要な栄養素があるので
好みの料理だけでなく、バランスの良い食事を心がける
必要があると紹介されていたので献立の栄養バランスに
気を使っているのだがなかなか効果は現れない。

さて、どうすればいいのかな。

どんなに嫌なことや心配なことがあっても、笑うことが出来れば
少しはリラックスして幸せを感じることが出来ると思うんだけどな。