2015年11月11日
鹿児島で産湯に浸かり、流れ流れて現在地
自分の父親は鹿児島出身だ。
だが、思うところがあったのか、生まれた土地にはあまり戻らなかったようだ。
しかし、地元で世話になっていた家や親戚とは連絡を取っていたようで
現在に至るまで、中元や歳暮のやり取りが続いている。
ある時、自分の家族に生まれ故郷を見せておこうと思ったらしく
自分の小学校の夏休み中に免許取立ての兄弟の運転で、鹿児島まで
家族旅行に行くこととなった。
行きたい場所のルートの都合により車で九州一周の旅となったが、
本来の目的地である鹿児島で過ごした時間が一番長かったように思う。
西郷さんの像や桜島を見ることのできる観光スポットも良かったが
父の出身地にある訪ねた家での歓待が一番記憶に残っている。
半農半猟師のその家では猟犬を10頭ほど飼っており、訪れた
自分たちに向かってすさまじい勢いで吠えながら走りよってきた。
子供心にトラウマを残すには十分すぎるほど強烈な体験だった。
その家では長居をしなかったが、元々父の家があった近所の家では
結構地元の焼酎や特産品、料理をいただいたように思う。
そのとき自分が食べた料理は一体なんだったのか。
父に尋ねても酔っていたのであまり覚えていないらしく、
仕方なく鹿児島の物産展があったときには父を連れて行き、
特産品の確認や気行った商品を購入することにしている。
やはり、一番気に入っているのは焼酎に合うさつま揚げやトビウオだが
結局子供の頃に食べた料理の謎は解けそうもない。
あきらめて現在気に入っている特産品で、記憶の上書きをすることにしよう。
だって、旨いんだから仕方ないだろ?
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