今日は、MOOREのEnsemble Kingを紹介します。
MOOREは、ミニサイズエフェクターを生産している中国のエフェクターブランドです。小さいながらも良く出来ています。そして、Ensemble KingはMOOREが生産しているアナログコーラスです。昔の公式サイトには「ヴィンテージオリジナルのBBDチップであるPanasonicのMN3007を心臓にして、アナログ回路ならではの、温かみのあるコーラスエフェクターです。 また、レベルコントロールにより、さらに多彩なサウンドを表現できます。」と記載されており、BOSSのCE-2が元になっていると思われます。Ensemble KingはCE-2とは違い、電池が使用不可です。また、CE-2はバッファードバイパスですが、Ensemble Kingはトゥルーバイパスになってます。さらに、Ensemble Kingには、CE-2にはないLEVELツマミ(原音に対するエフェクト音のミックスレベル)が付いています。
Ensemble Kingは、薄めに掛かるコーラスです。そのため、すべてのツマミを全開にしてもエグく掛かることはありません。エグいコーラスが欲しい人は違うエフェクターを買ってください。Ensemble Kingは、アナログコーラスなので、温かみのある音です。このエフェクターをオンにしてアルペジオを弾くと気持ち良いです。ジャズコーラス内蔵のコーラスと比較したことがあるのですが、僕はEnsemble Kingの方が好みでした。ジャズコーラスとの組み合わせは、気に入っているのですが、家用のアンプのVOX AC4TV8との組み合わせはあまり気に入っていません。AC4TV8との相性が悪いのか、コーラスの掛かりが良くありません。そのため、ジャズコーラスで使用した時のような綺麗なコーラスがでません。もしかすると、Ensemble Kingはトランジスタアンプの方が相性が良いのかもしれません。
アンプとの相性の問題がありますが、比較的安い値段なので、小さいサイズでエグくないアナログコーラスが欲しい人には、Ensemble Kingは試す価値があると思います。
Ensemble Kingの仕様については、こちらを参照してくたさい。