Empress EffectsからCompressorをバージョンアップしたギター用コンプレッサーのCompressor MKIIとベース用コンプレッサーのBass Compressorが発売されます。
Compressor MKIIは、スタジオレコーディングの名機Urei 1176コンプレッサー/リミッターからインスパイアサれたサウンドはそのままに、よりコンパクトになり新機能も追加され、インプット/ゲインリダクションレベルのLEDメーター、独立したアタックとリリースコントロール、MIXノブによるパラレルコンプレッション、外部サイドチェインなどスタジオ向けハイエンドコンプレッサーにしか搭載されてこなかったコントロールをペダルサイズに凝縮しているようです。さらに、”Tilt”トーンEQコントロール、コンプ検知回路上に調整可能なサイドチェインハイパスフィルターが搭載されているようです。そして、従来の色付けやサウンド変化の大きすぎるコンプレッサーペダルと比較して、圧倒的にハイレベルなサウンドメイクをシンプルに実現しているようです。また、筐体のカラーは、スパークルが美しいブルーとグレーカラーの2色から選べるようです。
Bass Compressorは、ハイエンドなスタジオ機器でしか見られないコントロールで、微細な設定を可能にし、プロフェッショナルなサウンドメイクを手助けするようです。さらに、完全にコントロール可能なサイドチェインハイパスフィルターと2つのポジションの”Tone + Colour”スイッチで豊かなキャラクターを与えるようです。そして、従来のペダルコンプレッサーでは、ダイナミクスの制御と引き換えにどうしてもサウンドの精彩を欠いてしまう事が多かったのが事実ですが、Bass Compressorでは音楽表現や繊細なタッチを見事に制御しサウンドを見事に整えるようです。また、筐体のカラーは、スパークルが美しいブルーとグレーカラーの2色から選べるようです。
Compressor MKIIとBass Compressorには、いくつかの違いがあるようです。
Compressor MKIIのサイドチェインハイパスフィルターは2つの周波数オプションから選択するのに対し、Bass Compressorは20Hz – 400Hzの間をノブで自在に設定が可能のようです。そして、サイドチェインのハイパスフィルターは飛び出るハイエンドを整えつつ同時にローエンドを完全に潰しすぎないようにするようです。特に、ベースのような低域の情報量が多い楽器に対して非常に効果的のようです。また、ノブでフルに設定可能にすることで、より正確にフィルターをコントロールできます。ハイパスフィルターはそれほどギターでは重要でないようですが、Compressor MKIIにもフィルターオプションを搭載することで幅広いサウンドメイクを可能にしているようです。
Compressor MKIIのToneノブに対して、Bass Compressorでは”Tone + Colour”スイッチを搭載し、ベースのキャラクターに最適化された2つのプリセットEQカーブが用意されているようです。1つは300Hzを中心としたミッドスクープで低域を僅かにブーストし、もう1つは2kHzを中心としたミッドブーストのようです。そして、ブーストは弦の響きとピックアタックを際立たせよりアグレッシブに、スクープは濁りを取り除きウォームさが心地よいトーンへ変化させるようです。また、Colour回路は、EQカーブのいずれかをオンにすると有効になるようです。この回路はマイルドなクリッピングから構成されており、僅かなハーモニックディストーションを加え、僅かにボリュームもブーストされ、ベースに最適な相性となるようにフィルタリングも追加されているようです。さらに、内部のDIPスイッチでEQシェイプから独立してColour回路をオフに設定もできるようです。
Bass Compressorは低域の周波数帯へのレスポンスがCompressor MKIIよりも拡大されているようです。特に、Inputノブを低く設定した軽いコンプレッション時に豊かな低域を感じられるようです。
Empress Effectsからギター用とベース用のコンプレッサーが出ますね。コンプレッサーを探している人は、検討してみてはいかがでしょうか。
Compressor MKIIとBass Compressorについてはこちらを参照してください。