ローランド株式会社が「MJC Ironworks」ブランドの弦製品を取り扱う日本国内の総代理店として輸入販売を開始します。発売開始予定日は2020年11月21日(土)のようです。
MJC Ironworksは、2015年に米国ペンシルベニア州に設立されたギター・ベース弦のブランドで、創業者のMike Connolly氏は、米国の弦メーカーDean Markley社にて弦製品のビジネスに関わった経験をもとに起業したようです。そして、アーティストやプレーヤーのニーズを的確に捉え、他社製品にはない機能性を実現した弦製品の開発に取り組んでいるようです。
MJC Ironworksの弦製品の最大の特徴は、ピュアなサウンドと防錆を両立する気化性防錆材「RN PROTECTS」のようです。RN PROTECTSは常温で気化し、金属弦の表面に分子レベルの薄い膜を形成することで弦の酸化を防止するようです。フッ素樹脂加工のような厚みのある塗膜とは異なり、コーティング処理のない弦と同様のピュアなサウンドとフィーリングを楽しむことができるようです。また、このRN PROTECTSは、ラップワイヤー(巻玄)のみならずコアワイヤー(芯線)にも防錆膜を形成するため、弦全体を水分による錆から守ることができるようです。さらに、MJC Ironworks製品のパッケージであるブリキ缶にもRN PROTECTSを含んだスポンジが入っており、開封するまで常に新鮮な状態を維持するようです。
ラインナップは、アコースティックギター弦がExtra Light (10-14-24w-30-38-48)、Light(11-15-24w-32-42-52)、Medium Light(12-16-25w-32-42-54)、Medium(13-17-26w-36-46-56)の4種類、
エレキギター弦がLight(09-11-16-24-32-42)、Custom Light(09-11-16-26-36-46)、Regular(10-13-17-26-36-46)、Light Hybrid(10-13-17-30-42-52)、Medium(11-13-18-30-42-52)、Medium Extra(13-17-24-35-46-56)の6種類、
エレキベース弦が4弦/5弦/6弦/7弦ベース用、ニッケルメッキ弦/ステンレス鋼弦、各種ゲージの異なる3モデル(Light/Medium Light/Medium)の組合わせによる計24モデルのようです。そして、ベース用のニッケルメッキ弦は、スズメッキのマンドリン弦をコアワイヤーにニッケルメッキラップワイヤーを巻き、RN PROTECTS処理を施しており、なめらかなフルボディーサウンドが楽しめるようです。また、ベース用ステンレス鋼弦は、6層スウェーデン製スズメッキのマンドリン弦をコアワイヤーに最高級ステンレス鋼ラップワイヤーを巻き、RN PROTECTS処理を施しており、パワフルなグランドピアノトーンを実現するようです。
ローランドがMJC Ironworksの総代理店として輸入販売を開始しますね。MJC Ironworksの弦については興味があるので、楽器屋で取り扱いされたらぜひとも試してみたいです。ギターやベースの弦を探している人は、検討してみてはいかがでしょうか。
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