楽器屋でMarshallの真空管アンプヘッドSV20Hを試奏しました。試奏に使用したギターは、ストラトタイプ(詳細不明)です。
SV20Hは、1959SLP
をダウンサイズした20Wのアンプです。20Wですが、ボリュームをほんの少し上げるだけでとても大きな音が出ます。マスターボリュームが付いていないSV20Hでは、試奏時にアンプが歪むほどボリュームを上げられなかったので、今回の試奏に関してはすべてクリーントーンでの感想です。
最初に、ハイトレブルチャンネル単体で試奏しました。このチャンネルはその名の通り、高音が強いです。全部のEQが12時の状態で、フロントピックアップでもキンキンしました。プレゼンスとトレブルを0にして、ベースを2時ぐらいまで上げてようやく好みに近い音になりました。
次に、チャンネルリンクを試しました。接続順は、ギター→ハイトレブルチャンネル→ノーマルチャンネルです。ハイトレブルチャンネルのボリュームを大きくすると高音が増し、ノーマルチャンネルのボリュームを大きくすると低音が増しました。高音の強いハイトレブルチャンネルと低音の強いノーマルチャンネルをミックスして音作りするのが面白かったです。今回の試奏では、全部のEQを12時にし、ハイトレブルチャンネルのボリュームを少なくし、ノーマルチャンネルのボリュームを大きめした状態が好みに近かったです。
最後に、ノーマルチャンネル単体で試奏しました。このチャンネルは、低音が強いです。全部のEQが12時の状態では低音が強すぎて、ストロークが気持ち良く弾けなかったです。トレブルを2時ぐらいまで上げて、ベースを10時ぐらいまで下げてようやく好みに近い音になりました。
今回の試奏で初めて4つ穴のMarshallを使いました。歪んだ状態だと違うのかもしれませんが、クリーントーンだと思ったよりも癖のあるアンプだと思いました。しかし、チャンネルリンクを駆使して2つのチャンネルを混ぜるのは面白かったです。これは、4つ穴のMarshallの良さだと思います。また、20Wなので、100Wの1959よりはライブなどで歪ませやすいと思います。1959のような4つ穴のMarshallが好きな人や探している人は、検討してみてはいかがでしょうか。
SV20Hについてはこちらを参照してください。