今日は、MaxonのOD9を紹介します。
Maxon OD9は、日伸音波製作所から1981年頃に販売されたオーバードライブです。一旦生産停止になりましたが、2002年頃からリイシューモデルが生産されています。僕が所有しているのは、現行のリイシューモデルです。オリジナルはバッファードバイパスですが、リイシューモデルはトゥルーバイパスになっています。
OD9はアイバニーズのTS9と外観が同じです(ブランド名とモデル名は違うけど)。
それには理由があります。元々、TS9はOD9のOEMモデルとして発売されてました。そのため、TS9は日伸音波製作所が生産していました。当時は、国内で販売されていたのが、日伸音波製作所オリジナルブランドのOD9、海外で発売されていたのが、星野楽器のアイバニーズTS9だったそうです。いつからかはわかりませんが、現在はTS9も国内で買えます。TS9は2002年まで日伸音波製作所が生産していたのそうですが、現在は生産に関わっていません(たぶん星野楽器の提携先が生産してると思う)。
現行のOD9とTS9にはいくつかの違いがあります。まず、1つ目はインジゲーターの明るさです。TS9のインジゲーターは光っているかどうかわかりにくいですが、OD9のインジゲーターはTS9より明るいので、わかりやすいです。2つ目はバイパス方式です。OD9はトゥルーバイパスですが、TS9はバッファードバイパスです。3つ目が値段です。OD9の方がTS9よりも、5000〜6000円ぐらい高いです。4つ目が入手のしやすさです。TS9は全国展開してるような楽器屋ならば、大概手に入ります。しかし、OD9は置いているところが少ないです。ブティックエフェクター並に置いてないです。むしろそれよりも少ないかも(T T)僕のOD9は、近所のリサイクルショップにたまたまあった物を見つけて購入しました(箱と説明書付で新品の半額)。前のオーナーありがとう。・゚・(ノ∀`)・゚・。
OD9のコントロールは、Drive・TONE・LEVELの3つとシンプルです。単体の歪み量はバッキングをするには充分ですが、リードには物足りないです。OD9をオンにすると低音が削れて中音が増えます。音がこもって聞こえるときは、トーンを上げることによって、多少は改善できます。チューブスクリーマー(Maxonのオーバードライブ含む)はブースターとして使われることが多いです。OD9をブースターとして使ってみましたが、別にこれじゃなくても良いと思いました。アンプとの相性や好みの問題がありますが、現在は数多くのブースターが販売されていますので、OD9を含めて色々と試すしかないと思いました。OD9の歪み量と低音が削れる特性を考えると低音が強いアンプで、バッキング用に使うのが良いと思いました。
OD9についてはこちらを参照してください。