昨日スタジオに行って、エレアコを歪ませてみました。スタジオには、ドレッドノートジュニアとMS-50Gを持って行きました。接続順は、ドレッドノートジュニア(ギター)→MS-50G(エフェクター)→KC-300(アンプ)です。
演奏動画はこちら(下手なのはかんべんして)
MS-50G内のエフェクトの順番は、TapeEcho3→LineSel→ExtremeDS→ZNR→StompDlyです。
TapeEcho3は、テープエコーの名機マエストロのエコープレックスEP-3のモデリングです。
TapeEcho3のP-Ampの項目をONにすることによって、エフェクトをオフにした時にテープエコーのプリアンプを通った音を出すようになっています。本物の音は聞いたことがないのでわかりませんが、P-AmpをONにすると音が太くなります。今回は音を太くするために、P-AmpをONにしたままエフェクト自体はオフにして使いました。
LineSelは、LineSel以降のエフェクトを一括してオンオフできるもので、マルチスタンプシリーズにはなくてはならないものてす。
オフの状態では、LineSel以降のエフェクトを一切通らないようになります(LineSelより前のエフェクトは有効)。オンにすることによって、LineSel以降のエフェクトを通るようになります。今回はExtremeDS、ZNR、StompDlyを一括してオンオフするために使いました。
ExtremeDSは、以前も紹介したハイゲインディストーションです。
今回はこいつで歪ませました。セッティングはGAINが0、TONEが50、Level(ボリューム)が60です。GAINが0でも充分歪んでくれるので、気に入っています。
StompDlyは、説明書によると「ストンプ型のディレイのようにフィードバックをあげたときに発振させることが出来るディレイです。」とのことです(今回は発振はさせない)。このディレイは抜けの良いクリアな音がするディレイです。
エレキだとクリアすぎるのですが、僕のドレッドノートジュニアでは良い感じになります。今回は、残響っぽい音が欲しくて使いました。セッティングはE.LVL(エフェクトレベル)が20、F.B(フィードバック)が50、Time(ディレイタイム)が189、Sync(テンポ同期)がOFF、Mode(出力方法)がMONO、Tail(エフェクトをオフにした後でもエフェクト音を継続)がOFF、HiDMP(ディレイ音の高音域の減衰量)が5です。
エレアコを歪ませるにあたって、重要なエフェクトがZNRです。
これは、ZOOMオリジナルのノイズリダクションです。通常は無演奏時のノイズを消すために使いますが、今回はハウリング対策のために使いました。エレアコを歪ませると、チューブスクリーマー程度の歪みでもハウリングが置きます。そのため、ハウリング対策が必須です。ZNRを強めに使うとなぜかハウリングが起きにくくなります。セッティングはTHRSH(効果の強さ)が20、DETCT(制御信号の検出位置)がGtrIn、Level(音量)が150です。DETCTが何なのかよくわからないですが、GtrInにすると効果が強くなります。また、THRSHを最大値の25にすると音が不自然になるので、20に抑えています。ZNRをオンにすると音量が下がるので、それを補うためにLevelを最大値の150にしています。
僕はダイレクトボックスを持っていないので、今回は、Rolandのキーボード用アンプのKC-300を使って音を出しました。エレキ用のアンプでは音のレンジが狭くてエレアコには向かないので、レンジが広いキーボード用アンプを使いました。セッティングは、ボリュームが9時、トレブルとベースが12時です。
今回の音作りを煮詰めれば、アコギ(エレアコ)の弾き語りに歪みのギターソロを入れることができるようになると思うので、色々と試してみたいと思います。
ドレッドノートジュニアについてはこちらを、MS-50Gについてはこちらを参照してください。
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