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2019年04月26日
風景を描くには
風景を描くときには普通は遠近法を使います。
遠近法によって遠近感を引き出し、奥行きのある表現となります。遠近法はふつう透視図法を用いてあらわします。この透視図法を使った遠近法のことを線遠近法といいます。
そして近い場所を近景、遠い場所を遠景といいます。その中間を中景といい、この3者がそろうと、絵としてバランスがとれ、整った構図になります。
この近景と遠景について、色との関係を比較してみましょう。基本的には近景のほうを鮮やかにはっきりとした進出色で表し、遠景のほうを淡く、ぼんやりとした後退色で描くと奥行きが表現できます。
これをまとめますと、色相で比較すると、遠景は近景と比べて、青みを帯びていることがあります。そして明度では近景の方が高く描き、遠景の方が低く描きます。さらに彩度では、近景では高く描き、遠景では低く描きます。
こうした色による遠近法による描き分けの方法を空気遠近法といいます。
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中学 美術を ひとつひとつわかりやすく。
遠近法によって遠近感を引き出し、奥行きのある表現となります。遠近法はふつう透視図法を用いてあらわします。この透視図法を使った遠近法のことを線遠近法といいます。
そして近い場所を近景、遠い場所を遠景といいます。その中間を中景といい、この3者がそろうと、絵としてバランスがとれ、整った構図になります。
この近景と遠景について、色との関係を比較してみましょう。基本的には近景のほうを鮮やかにはっきりとした進出色で表し、遠景のほうを淡く、ぼんやりとした後退色で描くと奥行きが表現できます。
これをまとめますと、色相で比較すると、遠景は近景と比べて、青みを帯びていることがあります。そして明度では近景の方が高く描き、遠景の方が低く描きます。さらに彩度では、近景では高く描き、遠景では低く描きます。
こうした色による遠近法による描き分けの方法を空気遠近法といいます。
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2019年04月02日
デッサン描き方のポイント
美術で人物などのデッサンをするときには描く上でポイントになることがあります。
そのひとつはものを単純な立体で捉えることです。例えば人間の頭は楕円形や卵型に捉えます。それから体は円柱、腕や手足も関節ごとに円柱として紙の上にとりあえず置いてみます。この際、指などの細かいことは気にしません。手は一枚の板のように描いて構いません。ただし立体を置く向きに気をつけましょう。
これらの立体の比率は大切です。人体はある決まった比率を持っています。これらのパーツを立体としてつなげた向きや視点の高さから考えて、投影図で描いていきます。
単純な立体を組み合わせることで、大まかな形が描けたら、それを滑らかな線でにつないでいきます。何度もいいますが向いている面をしっかり捉えることがポイントになります。
もうひとつは、明るさの違いをよく観察します。光がどの方向から射してくるか見て、明るさの段階ごとに面の明度を決めます。鉛筆の濃さを変えて表現します。この明るさの違いを表現できたら、ものは立体感を持って見えてきます。
この明るさの違いは、最初は最も明るいところと最も暗い部分を見つけることから始めます。すると残りの部分はその中間ですから、つながりを考えて濃さを決めていきます。
上の石膏デッサンは出来はよくありませんが、おでこが頬より明るいことはわかると思います。頬は実物はもう少し丸みを帯びています。
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基礎から身につくはじめてのデッサン―形のとり方から質感まで鉛筆デッサンの基本がわかる
そのひとつはものを単純な立体で捉えることです。例えば人間の頭は楕円形や卵型に捉えます。それから体は円柱、腕や手足も関節ごとに円柱として紙の上にとりあえず置いてみます。この際、指などの細かいことは気にしません。手は一枚の板のように描いて構いません。ただし立体を置く向きに気をつけましょう。
これらの立体の比率は大切です。人体はある決まった比率を持っています。これらのパーツを立体としてつなげた向きや視点の高さから考えて、投影図で描いていきます。
単純な立体を組み合わせることで、大まかな形が描けたら、それを滑らかな線でにつないでいきます。何度もいいますが向いている面をしっかり捉えることがポイントになります。
もうひとつは、明るさの違いをよく観察します。光がどの方向から射してくるか見て、明るさの段階ごとに面の明度を決めます。鉛筆の濃さを変えて表現します。この明るさの違いを表現できたら、ものは立体感を持って見えてきます。
この明るさの違いは、最初は最も明るいところと最も暗い部分を見つけることから始めます。すると残りの部分はその中間ですから、つながりを考えて濃さを決めていきます。
上の石膏デッサンは出来はよくありませんが、おでこが頬より明るいことはわかると思います。頬は実物はもう少し丸みを帯びています。
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2019年03月16日
人物デッサンのポイント
デッサンをするときにはポイントがあります。デッサンはもののかたちと陰影を忠実に2次元の紙に写し取る練習です。しかもそのものの持つ質感を表現できるようになるのが目標です。ここでは人物のデッサンする場合のポイントをいくつか説明します。
ひとつはものをおおまかに単純な形で捉えてみることをやってみます。例えば、人間の頭は縦に長い楕円形や卵形で捉えます。ここで注意したいのは頭の大きさです。全体の中でどのくらいの割合を占めるか、頭と体、足の長さなどに着目します。顔の向きなどの形の特徴もここでよく観察します。
さらに胴体は円柱、腕や手足も関節でつながる円柱とみなします。手指などの細かい部分は気にしません。はじめは手を板のように捉えてかまいません。
これらの立体の比率は先ほど触れたように大切です。人の体は上で少し触れたようにほぼ決まった比率でできあがっています。これらの部分を方向を考えてつなぎ、遠近法をもとに描きます。
単純な立体の組み合わせで、大まかに形がとらえられたら、すでに半分完成したと言えます。それほど全体のダイナミックな形を捉えることは大切ですし、デッサンに勢いと生命感が出ているはずです。
ひととおり形がつかめたら、今度はそれを滑らかにつないでいきます。向いている面をしっかり捉えます。
もうひとつのポイントは、明るさの差を知ることです。光がどの方角からきてくるか観察して、明るさの段階ごとに面の明度を与えていきます。鉛筆の斜線で明るさの違いを表して構いません。
明るさの面ごとの違いを表現することができたら、デッサンもいよいよ佳境に入ります。ここまでくると、もののもつ立体感を表現することができます。
この明るさの違いは、上で触れたように最初はもっとも明るいところともっとも暗いところをさがすことから始めます。すると残りの面は必ずその中間の明るさになります。あとは、それらの面と面のつながりを考えていけば、どの明るさにするか決められます。
この作業の前に、立方体や球を人物の代わりに上の手順で描く練習をするといいです。それができるようになったら人物のデッサンにとりかかってください。
ひとつはものをおおまかに単純な形で捉えてみることをやってみます。例えば、人間の頭は縦に長い楕円形や卵形で捉えます。ここで注意したいのは頭の大きさです。全体の中でどのくらいの割合を占めるか、頭と体、足の長さなどに着目します。顔の向きなどの形の特徴もここでよく観察します。
さらに胴体は円柱、腕や手足も関節でつながる円柱とみなします。手指などの細かい部分は気にしません。はじめは手を板のように捉えてかまいません。
これらの立体の比率は先ほど触れたように大切です。人の体は上で少し触れたようにほぼ決まった比率でできあがっています。これらの部分を方向を考えてつなぎ、遠近法をもとに描きます。
単純な立体の組み合わせで、大まかに形がとらえられたら、すでに半分完成したと言えます。それほど全体のダイナミックな形を捉えることは大切ですし、デッサンに勢いと生命感が出ているはずです。
ひととおり形がつかめたら、今度はそれを滑らかにつないでいきます。向いている面をしっかり捉えます。
もうひとつのポイントは、明るさの差を知ることです。光がどの方角からきてくるか観察して、明るさの段階ごとに面の明度を与えていきます。鉛筆の斜線で明るさの違いを表して構いません。
明るさの面ごとの違いを表現することができたら、デッサンもいよいよ佳境に入ります。ここまでくると、もののもつ立体感を表現することができます。
この明るさの違いは、上で触れたように最初はもっとも明るいところともっとも暗いところをさがすことから始めます。すると残りの面は必ずその中間の明るさになります。あとは、それらの面と面のつながりを考えていけば、どの明るさにするか決められます。
この作業の前に、立方体や球を人物の代わりに上の手順で描く練習をするといいです。それができるようになったら人物のデッサンにとりかかってください。
2019年02月26日
レタリングについて
よく出題されるところですので、再度掲載しています。よく確認しておきましょう。
期末試験では、「永」の文字について、明朝体とゴシック体についてレタリングしなさい」という問題がよく出題されます。15分程度でこの両方を間違いなく、きれいに書き分けるには、練習しておかないと書けないです。
「小さな塾」でも試験前に、このレタリングの練習を毎年行っています。満点取れるまで、練習します。
したがってこれで20〜30点分(この中学校の場合)確保できるわけですから、練習するかいがあります。
ポイントは明朝体のほうです。縦線が太く横線が細いということと、「うろこ」をつけるところです。
これはなかなかきちんと満足がいくように書けません。多くの生徒が、「書けるよね?」と聞いて「はい。」と答えるのですが、実際に書いてみるとあやふやだったりします。
今、これを読んでくださっている皆さんも、実際に書いてみてお手本とそっくりにかけているか点検することをお勧めします。
レタリングの練習問題については、このレタリング実技のほかに、ペーパー問題を姉妹ブログの、「中学・高校美術のページ」に掲載しています。どうぞこちらもご利用ください。
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中学 美術を ひとつひとつわかりやすく。
期末試験では、「永」の文字について、明朝体とゴシック体についてレタリングしなさい」という問題がよく出題されます。15分程度でこの両方を間違いなく、きれいに書き分けるには、練習しておかないと書けないです。
「小さな塾」でも試験前に、このレタリングの練習を毎年行っています。満点取れるまで、練習します。
したがってこれで20〜30点分(この中学校の場合)確保できるわけですから、練習するかいがあります。
ポイントは明朝体のほうです。縦線が太く横線が細いということと、「うろこ」をつけるところです。
これはなかなかきちんと満足がいくように書けません。多くの生徒が、「書けるよね?」と聞いて「はい。」と答えるのですが、実際に書いてみるとあやふやだったりします。
今、これを読んでくださっている皆さんも、実際に書いてみてお手本とそっくりにかけているか点検することをお勧めします。
レタリングの練習問題については、このレタリング実技のほかに、ペーパー問題を姉妹ブログの、「中学・高校美術のページ」に掲載しています。どうぞこちらもご利用ください。
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中学 美術を ひとつひとつわかりやすく。
2019年02月21日
ドライポイントの作り方の練習問題
ドライポイントについて学習したら、以下の問題で要点を確認しましょう。
問1.次のドライポイントの特徴に関する文の( )に適語を入れよう。
版画の中でもドライポイントは、塩化ビニールなどの( @ )製の板に( A )で直接に版を彫ってつくる版画です。版画の種類としては、彫った( B )にインクを入れて紙に移しとりますから( C )版になります。
ドライポイントの特徴は、そのニードルによる( D )い線による細密な表現です。木版などに比べると、細かな陰影や形状などを精密に描き分けることが可能です。
彫った部分が( E )くなるように刷れますのでイメージが湧きやすいです。彫った溝のインクは( F )機で紙に押し付けるようにして移しとります。
答え @樹脂 Aニードル B溝 C凹 D細 E黒 Fプレス
問2.次はドライポイントを製作する手順を示した文章です。ドライポイントの製作を行う手順の通りにならべ変えよう。
1.タンポやダバーを使ってインクをつめて、余分なインクをふきとります。
2.下絵を自由に描きます。
3.彫りを修正して、5と同じ手順で、本刷りを行います。
4.下絵を透明な樹脂の下に敷いて固定します。
5.プレス機の台に、見当紙(敷き紙)、樹脂の版、刷り紙、吸い取り紙、フェルトの順
に重ねて、プレス機にはさんで試し刷りを行います。刷り紙は湿らせておきます。
6.その下絵の線に沿ってニードルで彫っていきます。
答え 2→4→6→1→5→3
問3.問2の5で「刷り紙」を湿らせるのはなぜですか。
答え インクを刷り紙に吸い取りがよくなるようにするためです。
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問1.次のドライポイントの特徴に関する文の( )に適語を入れよう。
版画の中でもドライポイントは、塩化ビニールなどの( @ )製の板に( A )で直接に版を彫ってつくる版画です。版画の種類としては、彫った( B )にインクを入れて紙に移しとりますから( C )版になります。
ドライポイントの特徴は、そのニードルによる( D )い線による細密な表現です。木版などに比べると、細かな陰影や形状などを精密に描き分けることが可能です。
彫った部分が( E )くなるように刷れますのでイメージが湧きやすいです。彫った溝のインクは( F )機で紙に押し付けるようにして移しとります。
答え @樹脂 Aニードル B溝 C凹 D細 E黒 Fプレス
問2.次はドライポイントを製作する手順を示した文章です。ドライポイントの製作を行う手順の通りにならべ変えよう。
1.タンポやダバーを使ってインクをつめて、余分なインクをふきとります。
2.下絵を自由に描きます。
3.彫りを修正して、5と同じ手順で、本刷りを行います。
4.下絵を透明な樹脂の下に敷いて固定します。
5.プレス機の台に、見当紙(敷き紙)、樹脂の版、刷り紙、吸い取り紙、フェルトの順
に重ねて、プレス機にはさんで試し刷りを行います。刷り紙は湿らせておきます。
6.その下絵の線に沿ってニードルで彫っていきます。
答え 2→4→6→1→5→3
問3.問2の5で「刷り紙」を湿らせるのはなぜですか。
答え インクを刷り紙に吸い取りがよくなるようにするためです。
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