2015年06月09日
「友だちいない」は恥ずかしいのか
いつの間には1カ月過ぎてしまいました。
「友だちがなかなかできないわ」、「何かオレだけみんなと馴染めなくて、浮いた存在になってしまったな・・・」、「人付き合いが面倒だな・・・」と、今はそう感じやすい時代なのかもしれません。そんなあなたにおススメしたいのはこちら↓の一冊です。
心理学ではなく、思想の本ですがいい本なのでここにのせておきます。
友だちいないとカッコ悪いといいますが、果たして本当にそうでしょうか。という感じの内容です
本書にも書いてありますが、誰もが人間関係に悩んでますし、私も例外ではありません。
まず最初に、なぜ人間はひとりでは生きて行けないのか、と書いてあります。
東日本大震災などの例を通して、助け合う事の大切さも書いてあります。
79ページには1人で本を読んでも、1人で音楽を聴いても、1人でテレビを見ても、細かくいえばそれはひとりではないと書いてあります。なぜなら、言葉の世界とつながっているからだとか。
確かに、それもありますが、本を読んでいれば、その本を書いた人とつながっている状態になりますし、テレビを見れば、番組の出演者とつながっている状態になります。
ところで、最近はひとり食事をするところを見られるのがイヤだと、トイレでお昼ご飯を食べる若者がいるそうで。それを「便所メシ」というそうで。
あと、今話題になっている孤独死についてこんな事が書いてあります。ひとりで生きて来たんだからひとりで死ぬのが当たり前。むしろ、死ぬ時に今まで疎遠だった親せきが集まって来るほうが不自然だとか。
いや、私にいわせりゃ「孤独死」は確かに寂しい。でもかといって、死ぬ間際に今まで疎遠だった親せきに来られても困るし・・・。「何よ今さら!」とか、「さてはアンタ、私の財産が目的なんでしょう」って感じになるかもわかりませんし。そして何より、「ああ、もうすぐ私は死ぬんだ・・・」という思いに駆られます。いずれにしても、相手になんの企みがなかったとしてもイヤですよね。
172ページには人間関係の簡単なモデルがあるそうで。ここはとても大事な部分だと思います。
まずは、横軸に、左から「好き」「どちらでもない」「嫌い」という項目を取り、今度は縦軸に、「得をする」「損得どちらでもない」「損をする」という項目を取ります。この表を作って、自分との付き合いのある人を当てはめてみて、その人が自分にとってどのような位置にあるかがはっきりするそうです。
わかりやすくいえば、一番左上の枠は、横軸が「好き」で縦軸が「得をする」になります。つまり、ここに入るのは、自分にとって「好き」で「得をする」人だという事になるそうです。つまり、これは一番いい関係という事になります。
こうすればどの人と付き合って、どの人とは付き合いをやめればいいのかがわかるそうです。
人間関係に悩んでいる方は一度、試してみてはいかがでしょうか。
孤独は悪い事だとよくいいますが、決してそうではないとか。むしろ自分自身を見つめなおすいいチャンスだとか。
著者がいう孤独力とは「他人や社会に依存せずに1人になる力」の事だそうで。
勿論、自分を愛せないと人も愛せません。
もっと自分を大切にしなさい、とか、誰かとつるんだりするのはやめなさいよ、という事も教えているような感じがします。寂しがり屋さんもぜひ読んでみてください。読めば読むほど心にゆとりが持てますよ。
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