2009年05月21日
インフルエンザ 致死率への疑念
注意)素人の考察を含みますので、ご理解の上で読んでいただくことを
おすすめします。
世界の感染推移を観察していて、どうしてもひっかかることが
ありました。
それは、ある数字に始まります。
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おすすめします。
世界の感染推移を観察していて、どうしてもひっかかることが
ありました。
それは、ある数字に始まります。
ご指摘いただきました。記事訂正します。
世界に公表された新型インフルエンザA(WHOから発表された新名称)
の致死率の予測は0.4%
現在の致死率はアメリカで0.1%、メキシコで2.0%国によってばらつきがありますね。
季節性インフルエンザによる日本での致死率は
0.05%、そして、年間の死者数が多い時で1万人という情報もありました。
当初、私は、致死率という数字、一番人にとってショックである数字のみを
見ていましたが
なんだか臭います。この数字はなにかカラクリがあるんじゃないか?と言う疑念にかられました。
そこで感染者数はどのくらいだろう
1年間に季節性インフルエンザに感染する人数は
10,000(年間死者数)÷0.05%(致死率)=20,000,000人(年間感染者数)
2000万人です。
想像していたより多くありませんか?
続いて
過去のインフルエンザパンデミックのデータ wikipediaより参照、文献により数に相違あり。
1918年 スペイン風邪 死者4000万人 致死率2.0% 概算すると感染者20億人
1957年 アジア風邪 死者200万人 致死率0.5% 概算すると感染者4億人
スペイン風邪での日本の死者数40万人
致死率2%で計算した場合
感染者数 2000万人
当時の日本人口 5000万人
ものすごい感染者ですね。
人口の参照:http://www.stat.go.jp/data/nihon/02.htm
続いて、新型インフルエンザAと感染力、毒性ともに近いとWHOから発表されている
アジア風邪
アジア風邪での日本の死者数5700人 罹患数300万人
計算すると、、、あら????
死者数5700人÷感染者数300万人=0.19%
たしか、年間でのインフルエンザ死亡者数 10000人。。。アジア風邪5700人。。。
あれ、アジア風邪より季節性インフルエンザの死亡者数が多い。これはおかしい。
50年前の数字なので、データの比較が正確ではないにしても。
これはおかしい。
さらに調べていくことで
超過死亡というキーワードにたどりつきました。
以下インフルエンザによる超過死亡の記述です。
参照:IDSC国立感染症研究所
http://idsc.nih.go.jp/iasr/24/285/dj2852.html
超過死亡はインフルエンザが流行したことによって総死亡がどの程度増加したかを示す推定値で、 死因は問わない。
この値が、 直接および間接にインフルエンザ流行によって生じた死亡であり、 もしインフルエンザワクチンの有効率が100%であるならば、 予防接種をしていれば回避することができたであろう死亡者数を意味する。
WHOがこの超過死亡という考え方を推奨していて、
発表される致死率はこの超過死亡を含んでいることがわかりました。
ちなみに日本に超過死亡概念が用いられたことでグラフに超過死亡者が
含まれているということに注意して、このグラフをご覧ください
死者数に対して年間の超過死亡者数の割合が多いことがわかります。
それにしてもややこしい。
超過死亡って結局のところは概念だということらしい。
避けられた死を計算するための数字なのだろうか。
少なくとも、発表されている予測致死率は世界全体で見た時の致死率です。
致死率には、超過死亡というわけのわからない概念が盛り込まれていること。
が分かりました。
えーと、かれこれこの記事を書き始めて5時間が経過しましたので休憩をはさみます。
超過死亡概念というのは、割とつい最近になって盛り込まれた考え方です。
インフルエンザ以外にも、WHOからはタバコと超過死亡概念という数字もでています。
実は、タバコの発がん率にも超過死亡概念が盛り込まれているらしいのです。
そう考えると分かりやすくなりました。
超過死亡概念の記述によればワクチンを受ければ、避けられた死である。
インフルエンザが流行したことで、死者が増えたという概念で計算された致死率。
これだとさっぱりですが
タバコを吸わなければ、肺ガンになることを避けられた。
タバコを吸っていた人は、吸わない人に比べ肺ガン患者が多い。
これだといくらかわかりやすくありませんか?
つまり、インフルエンザが流行している時に、流行していない時と比べて増えた(超過した)
死亡者もインフルエンザの原因として考える。
今年は例年に比べて暑い、暑いことで例年より死亡者が増えた。
これも超過死亡。
なんでこんなややこしいことになるんだろう?
また調べてみました。
参照:http://www.geocities.co.jp/Beautycare/4626/t2403.htm
このサイトでも説明されているように、インフルエンザで合併症により
肺炎で亡くなった場合、死因として届け出るのは肺炎です。
ただし、肺炎ということにしてしまうと、インフルエンザの危険性を
低く見積もってしまう恐れがある。という意味で、この超過死亡概念を
とりいれたのではないでしょうか?
インフルエンザの危険性をより厳密にとらえる為にこの概念があって、
それによって危機意識を高め、予防や、治療に対する意識を高めよう。
という働きであるように思えます。
あくまでも、原因と結果ではなく比較によって出されたものですから、直接インフルエンザとの関わりりがあるととらえるのも、信ぴょう性にもやや疑問がありますが。
ひょっとすると、その年に他の原因があったとかも考えられますし。
また、高齢化社会と呼ばれる時代ですから年齢によって人口の比率が変わったりしますし、
そもそも比較するデータがあまりにも少なすぎるのでは。
もう一度同じグラフです。
死因別死亡者とは、死因をインフルエンザとされた人であること。
(直接の原因をインフルエンザと判断された場合)
超過死亡者は、死因は問わないがインフルエンザが流行した時期に
いつもより増えた死者数であること。
言葉になおすとややこしいです。
これによってわかることはアジア風邪による致死率の数字は
あくまで超過死亡概念を抜きに考えた数字だということ。
超過死亡概念で考えると、おそらくより多くの人が合併症により
亡くなったということです。
季節性のインフルエンザの場合、もちろん私たちは警戒意識をそれほど
持っていませんから超過死亡が増えるということもわかります。
また、WHOから発表されたようにアジア風邪と同等の致死率とした場合。
「インフルエンザが原因とされた」致死率は
0.19%でした
上のグラフには6年分のデータしかないのであれですが。
グラフから死因別死亡者(インフルエンザが直接原因)と超過死亡者の割合を
比較してみると
おおよそ、死因別死亡者の3倍から6倍なので
0.19×3~6と考えると新型インフルエンザの致死率は(超過死亡概念含む)
0.6%から1.2%
という計算になり、WHOから発表された数字にも近くなりました。
また、感染者が拡大していることを私たちは警戒しています。
その上、アジア風邪の流行した時代に比べ、医療も発達しました。
さらに致死率はさがるのではないでしょうか?
とは言え多くの方が亡くなっていることも事実です。
楽観すること、安心することがもたらすことに死も結びついてきます。
先端の医療を受けられることが当たり前だと思うことの裏に、
リスクをはらんでいることも自覚しなければいけないように思います。
超過死亡について以下に個々のサイトより抜粋
毎年人が亡くなりますが、死亡を月別に調べてみると冬(1−2月)に多くなり、夏(6−9月)が少なくなります。このパターンは安定しているのですが、このパターンをよく見ると、何年かに1回ですが、冬にちょっとピークが高くなり普段より多く人が死んだパターンが出る年があります。多いといっても人口10万人当たり数十からから100人位の増加です。高齢者が多く呼吸器疾患から心疾患、脳血管疾患など、さまざまな死因がつきます。しかし、死亡が増えたときはインフルエンザが流行っていることから、これをインフルエンザによる「超過死亡」といいます。
疾病による最も重大な結果である死亡だけに焦点を絞って考えた場合も、原死因をインフルエンザとすると、インフルエンザから二次性の細菌性肺炎を続発して死亡に至った事例は含まれなくなり、死亡統計上の「インフルエンザによる死亡数」は、インフルエンザの影響を表現する上で適切ではない。一方、原死因を肺炎とすると、インフルエンザとはまったく関係のない病原体による肺炎死亡も含むこととなる。このように、インパクトを測る上で、単一の最適な指標が無いのが実情である。
これらの諸問題を是正するために世界保健機関(WHO)は、「超過死亡(excess death, excess mortality)」という概念を提唱している1)。超過死亡とは、インフルエンザが流行したことによって、インフルエンザ・肺炎死亡がどの程度増加したかを示す、推定値である。この値は、直接および間接に、インフルエンザの流行によって生じた死亡であり、仮にインフルエンザワクチンの有効率が100%であるなら、ワクチン接種によって回避できたであろう死亡数を意味する。この、インフルエンザの流行によってもたらされた死亡の不測の増加を、インフルエンザの「社会的インパクト」の指標とする手法について多くの研究がなされ、現在の国際的なインフルエンザ研究のひとつの流れとなっている。
参照:
http://www.sih.jp/news/kenkou/no28.htm
http://www26.atwiki.jp/n-dolphin/pages/267.html
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/1955.html
http://influenza.elan.ne.jp/basic/asia.php
http://arkot.com/jinkou/kansen.htm
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%81%8B%E3%81%9C
世界に公表された新型インフルエンザA(WHOから発表された新名称)
の致死率の予測は0.4%
現在の致死率はアメリカで0.1%、メキシコで2.0%国によってばらつきがありますね。
季節性インフルエンザによる日本での致死率は
0.05%、そして、年間の死者数が多い時で1万人という情報もありました。
当初、私は、致死率という数字、一番人にとってショックである数字のみを
見ていましたが
なんだか臭います。この数字はなにかカラクリがあるんじゃないか?と言う疑念にかられました。
そこで感染者数はどのくらいだろう
1年間に季節性インフルエンザに感染する人数は
10,000(年間死者数)÷0.05%(致死率)=20,000,000人(年間感染者数)
2000万人です。
想像していたより多くありませんか?
続いて
過去のインフルエンザパンデミックのデータ wikipediaより参照、文献により数に相違あり。
1918年 スペイン風邪 死者4000万人 致死率2.0% 概算すると感染者20億人
1957年 アジア風邪 死者200万人 致死率0.5% 概算すると感染者4億人
スペイン風邪での日本の死者数40万人
致死率2%で計算した場合
感染者数 2000万人
当時の日本人口 5000万人
ものすごい感染者ですね。
人口の参照:http://www.stat.go.jp/data/nihon/02.htm
続いて、新型インフルエンザAと感染力、毒性ともに近いとWHOから発表されている
アジア風邪
アジア風邪での日本の死者数5700人 罹患数300万人
計算すると、、、あら????
死者数5700人÷感染者数300万人=0.19%
たしか、年間でのインフルエンザ死亡者数 10000人。。。アジア風邪5700人。。。
あれ、アジア風邪より季節性インフルエンザの死亡者数が多い。これはおかしい。
50年前の数字なので、データの比較が正確ではないにしても。
これはおかしい。
さらに調べていくことで
超過死亡というキーワードにたどりつきました。
以下インフルエンザによる超過死亡の記述です。
参照:IDSC国立感染症研究所
http://idsc.nih.go.jp/iasr/24/285/dj2852.html
超過死亡はインフルエンザが流行したことによって総死亡がどの程度増加したかを示す推定値で、 死因は問わない。
この値が、 直接および間接にインフルエンザ流行によって生じた死亡であり、 もしインフルエンザワクチンの有効率が100%であるならば、 予防接種をしていれば回避することができたであろう死亡者数を意味する。
WHOがこの超過死亡という考え方を推奨していて、
発表される致死率はこの超過死亡を含んでいることがわかりました。
ちなみに日本に超過死亡概念が用いられたことでグラフに超過死亡者が
含まれているということに注意して、このグラフをご覧ください
死者数に対して年間の超過死亡者数の割合が多いことがわかります。
それにしてもややこしい。
超過死亡って結局のところは概念だということらしい。
避けられた死を計算するための数字なのだろうか。
少なくとも、発表されている予測致死率は世界全体で見た時の致死率です。
致死率には、超過死亡というわけのわからない概念が盛り込まれていること。
が分かりました。
えーと、かれこれこの記事を書き始めて5時間が経過しましたので休憩をはさみます。
超過死亡概念というのは、割とつい最近になって盛り込まれた考え方です。
インフルエンザ以外にも、WHOからはタバコと超過死亡概念という数字もでています。
実は、タバコの発がん率にも超過死亡概念が盛り込まれているらしいのです。
そう考えると分かりやすくなりました。
超過死亡概念の記述によればワクチンを受ければ、避けられた死である。
インフルエンザが流行したことで、死者が増えたという概念で計算された致死率。
これだとさっぱりですが
タバコを吸わなければ、肺ガンになることを避けられた。
タバコを吸っていた人は、吸わない人に比べ肺ガン患者が多い。
これだといくらかわかりやすくありませんか?
つまり、インフルエンザが流行している時に、流行していない時と比べて増えた(超過した)
死亡者もインフルエンザの原因として考える。
今年は例年に比べて暑い、暑いことで例年より死亡者が増えた。
これも超過死亡。
なんでこんなややこしいことになるんだろう?
また調べてみました。
参照:http://www.geocities.co.jp/Beautycare/4626/t2403.htm
このサイトでも説明されているように、インフルエンザで合併症により
肺炎で亡くなった場合、死因として届け出るのは肺炎です。
ただし、肺炎ということにしてしまうと、インフルエンザの危険性を
低く見積もってしまう恐れがある。という意味で、この超過死亡概念を
とりいれたのではないでしょうか?
インフルエンザの危険性をより厳密にとらえる為にこの概念があって、
それによって危機意識を高め、予防や、治療に対する意識を高めよう。
という働きであるように思えます。
あくまでも、原因と結果ではなく比較によって出されたものですから、直接インフルエンザとの関わりりがあるととらえるのも、信ぴょう性にもやや疑問がありますが。
ひょっとすると、その年に他の原因があったとかも考えられますし。
また、高齢化社会と呼ばれる時代ですから年齢によって人口の比率が変わったりしますし、
そもそも比較するデータがあまりにも少なすぎるのでは。
もう一度同じグラフです。
死因別死亡者とは、死因をインフルエンザとされた人であること。
(直接の原因をインフルエンザと判断された場合)
超過死亡者は、死因は問わないがインフルエンザが流行した時期に
いつもより増えた死者数であること。
言葉になおすとややこしいです。
これによってわかることはアジア風邪による致死率の数字は
あくまで超過死亡概念を抜きに考えた数字だということ。
超過死亡概念で考えると、おそらくより多くの人が合併症により
亡くなったということです。
季節性のインフルエンザの場合、もちろん私たちは警戒意識をそれほど
持っていませんから超過死亡が増えるということもわかります。
また、WHOから発表されたようにアジア風邪と同等の致死率とした場合。
「インフルエンザが原因とされた」致死率は
0.19%でした
上のグラフには6年分のデータしかないのであれですが。
グラフから死因別死亡者(インフルエンザが直接原因)と超過死亡者の割合を
比較してみると
おおよそ、死因別死亡者の3倍から6倍なので
0.19×3~6と考えると新型インフルエンザの致死率は(超過死亡概念含む)
0.6%から1.2%
という計算になり、WHOから発表された数字にも近くなりました。
また、感染者が拡大していることを私たちは警戒しています。
その上、アジア風邪の流行した時代に比べ、医療も発達しました。
さらに致死率はさがるのではないでしょうか?
とは言え多くの方が亡くなっていることも事実です。
楽観すること、安心することがもたらすことに死も結びついてきます。
先端の医療を受けられることが当たり前だと思うことの裏に、
リスクをはらんでいることも自覚しなければいけないように思います。
超過死亡について以下に個々のサイトより抜粋
毎年人が亡くなりますが、死亡を月別に調べてみると冬(1−2月)に多くなり、夏(6−9月)が少なくなります。このパターンは安定しているのですが、このパターンをよく見ると、何年かに1回ですが、冬にちょっとピークが高くなり普段より多く人が死んだパターンが出る年があります。多いといっても人口10万人当たり数十からから100人位の増加です。高齢者が多く呼吸器疾患から心疾患、脳血管疾患など、さまざまな死因がつきます。しかし、死亡が増えたときはインフルエンザが流行っていることから、これをインフルエンザによる「超過死亡」といいます。
疾病による最も重大な結果である死亡だけに焦点を絞って考えた場合も、原死因をインフルエンザとすると、インフルエンザから二次性の細菌性肺炎を続発して死亡に至った事例は含まれなくなり、死亡統計上の「インフルエンザによる死亡数」は、インフルエンザの影響を表現する上で適切ではない。一方、原死因を肺炎とすると、インフルエンザとはまったく関係のない病原体による肺炎死亡も含むこととなる。このように、インパクトを測る上で、単一の最適な指標が無いのが実情である。
これらの諸問題を是正するために世界保健機関(WHO)は、「超過死亡(excess death, excess mortality)」という概念を提唱している1)。超過死亡とは、インフルエンザが流行したことによって、インフルエンザ・肺炎死亡がどの程度増加したかを示す、推定値である。この値は、直接および間接に、インフルエンザの流行によって生じた死亡であり、仮にインフルエンザワクチンの有効率が100%であるなら、ワクチン接種によって回避できたであろう死亡数を意味する。この、インフルエンザの流行によってもたらされた死亡の不測の増加を、インフルエンザの「社会的インパクト」の指標とする手法について多くの研究がなされ、現在の国際的なインフルエンザ研究のひとつの流れとなっている。
参照:
http://www.sih.jp/news/kenkou/no28.htm
http://www26.atwiki.jp/n-dolphin/pages/267.html
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/1955.html
http://influenza.elan.ne.jp/basic/asia.php
http://arkot.com/jinkou/kansen.htm
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%81%8B%E3%81%9C
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