インフルエンザによって得をしたところはマスクメーカーでしょうか？
ただ、何度か取り上げているようにマスクをしていたとしても感染する
方もでてくると思うので長期的に見るとマスクの在り方も見なおされる
ように思います。あとは、保険会社もでしょうね。

こんな中でもインフルエンザがなんぼのもんじゃい！
と働くサラリーマンの方も多いでしょう。
生活かかってますから。
なんも、こんな不景気なときに勘弁してくれってのが本音だと思います。

一方で、発熱相談センターへは7000件を超える相談があったり
病院に来る人も増えて混乱しているというニュースがありました。
私の地元のラジオでは、くれぐれも初期症状の内に救急車を
呼んだり、病院に直接来ないでください。と呼びかけています。

この騒動が一段落した時に、不手際が発覚したとか、そんなことに
なりそうで、想像するだけで恐ろしくなります。

新型のインフルエンザの為に、免疫を持っていない以上は
簡単に感染してしまう。
確かにそれも1つの怖さではあります。

けれど、それ以上に一人一人がどう行動すべきかわからなくなる。
行動を制限される。
それは、心理的に作用してパニックを引き起こします。

パニックを引き起こす引き金として、マスコミの報道もあるように思います。

以前の記事で書きました。
通常のインフルエンザでさえ、日本で年間に1万人死者がでています。

その数字をもとに考えると、犠牲者が出る可能性は否定できません。
その時に、マスコミはどう報道するでしょうか？
それに対して、私たちはどう反応するでしょうか？

わからないということも怖いですが、情報もとらえ方で恐ろしい一面を持ちます。

例えば、わたしの曽祖父はガンで亡くなりました。
当時、ガンという病気はあまり知られていなかったということです。
おまけに、私が住んでいるのは東北の田舎ですから、いろんな噂が
広まりました。

ガンがうつるから、お見舞いにはいけない。
うちのじいさんもガンになった、あんたのところのせいだ！

散々な言われようをしたようです。

得たいの知れないものへは常に恐怖が付きまといます。
その恐怖を消すために人はいろんな行動にでます。
攻撃的な行動に出る人もいれば、防御をする人、それぞれです。

日本には、たくさんのホームレスの方がいます。
彼らはどうなるでしょう？
いくら、通常のインフルエンザとはいえ、病院で治療を受けられるの
でしょうか。

やはり、病気というものを通して、それぞれの地域、国が抱えている
文化の良い面、悪い面、人の本質が浮き彫りになるように思えます。

すくなくとも命にかかわってくる問題である以上は
自分で判断しなければいけないと私は思います。
家族をお持ちの方であれば、守るためにも冷静さが求められます。
小さいお子さんをお持ちの方なら、一緒に手を洗って予防に
努めることができるかもしれません。
学校がお休みになった生徒さんの家庭では、お子さんと話す
時間を持つ時間も増えたのではないでしょうか？


それぞれが、自分自身、自分の身の周りを見つめなおす。
そんな一面ももっているかもしれない。そう感じました。