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2017年11月05日

ソフトB松坂退団へ 在籍3年で登板1試合 コーチ兼ねて復帰目指す案は辞退






リハビリ継続しているんや!!諦めんと(;^_^A
復活勝利まってるでぇ(;^_^A
福岡ソフトバンクの松坂大輔投手(37)が今季限りで退団する意向を固めたことが4日、分かった。在籍3年目の今季は右肩の不調から1、2軍を通じ登板なし。球団から支配下選手登録を外れた上で、コーチを務めながら復帰を目指すよう打診されたが、辞退した。






 米大リーグで9年プレー後、2015年に日本球界復帰し、3年総額12億円(推定)プラス出来高の大型契約で入団。先発の一角と期待されたが右肩の不調を訴え、同年8月に手術を受けた。

 翌16年はリハビリが続き、移籍後初登板はレギュラーシーズン最終戦の10月2日楽天戦で、1回5失点だった。オフにプエルトリコ・ウインターリーグに参加するなどして復活を目指したが、今年は3月25日のオープン戦の登板を最後に、実戦から離れていた。

 ソフトバンクでは10年に3度目の右肩手術を受けた斉藤和巳が11年から3年間、支配下登録を外れリハビリ担当コーチを務めながら復帰を目指した例があり、今回も同様のポストを打診したもようだ。一方、松坂は9月末に「続けるつもりがなければ最初からハビリもしていない。もう一度マウンドに立ちたい。たとえ契約してもらえなくても、諦めずリハビリはやっていきます」と現役続行の意思を強調していた。

 10月末に本格的なブルペン投球を再開した際には「投げられるところまできた。僕の中で一区切り」と手応えも口にしていた。日米通算164勝右腕も、在籍3年間で未勝利。現役続行なら来季で20年目となるが、その道のりは険しいものになりそうだ。

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■40日ぶり筑後で練習

 今季限りで3年契約が切れる福岡ソフトバンクの松坂大輔投手(37)が26日、来季の現役続行へ強い意欲を見せた。2015年に日本球界へ復帰後、同年8月の右肩手術などもあり、3年間で1軍登板は1試合にとどまっている。右肩の不調のため今季中の実戦復帰は絶望的だが、肩の状態は回復傾向にあるという。球団は松坂本人の意思を尊重する考えで、背番号「18」は来季20年目となる18年に完全復活を目指す。

■右肩の状態回復傾向

 胸中の火は消えることなく、むしろ燃え盛っていた。今季1軍ではもちろん、2軍公式戦でさえ1球も投じていない。それでも松坂にユニホームを脱ぐ考えはない。筑後屋内練習場でキャッチボールなどのメニューを終えた右腕は、自らの去就について口を開いた。

 「最初から、続けるつもりがなければリハビリもしていない。僕としてはもう一度、マウンドに立ちたい。たとえ、契約してもらえないという形になっても、あきらめずにリハビリはやっていきます」

 1軍昇格が検討されていた4月中旬、右肩の状態が悪化。複数の病院で検査を受けても、原因が明確にならなかった。キャッチボールの強度を日によって変えながら、8月中旬には福岡を離れて関東地方の病院へ。そこでのリハビリを進める過程で、ようやく光が見えてきた。約40日ぶりに筑後で練習を行ったこの日。40メートルのキャッチボールを終え、斉藤リハビリ担当コーチには「肩の負担が少ない投げ方を目指してやっていきたい」と伝えたという。

 「前に比べれば違う。投げていて、以前ほどストレスは感じていない。原因を特定することに時間がかかってしまいリハビリの時間がかかってしまった。時間をかけてやってきて少しずつ良くなってきた」

■40メートルキャッチボール

 そんな松坂の復活を球団も後押ししていく考えだ。後藤球団社長は今季限りで3年契約が切れる松坂との交渉について今月上旬にこう言及。「まずは本人がどう思っているのかを聞かなければ」と前置きした上で「本人も可能性を信じてリハビリしている。会社としての考えを決めた上で、きちんと意見交換をして次のステップをお互いに決めていく」との方針を示しており、近いうちにも松坂と話し合いを行うものとみられる。

 松坂自身もこの日、球団のサポートに関して「十分な環境を与えてもらっているので感謝しかない」と、あらためて口にした。ファームの若手選手と過ごす時間も「元祖怪物」のモチベーションになっている。「みんなと野球ができれば楽しいだろうな、と思いながらリハビリをしていた。『同じグラウンドに立てるように』と思いながらやっていきたい」。心は折れていない。「ホークス松坂」として復活のマウンドに立つ己の姿を信じて、孤独な汗を流す。 (谷光太郎)

◆松坂一問一答

 −4月を最後に投球練習から離れている

 「(病院の)診断も(痛みの原因が)こうだ、と特定できない。画像を見て(異変があると)分かる部分があって、そこが治っても痛みが引かなかった。『別に原因があるんだろう』と言われていて…。そこがなかなか見つからなかったので時間がかかった。『こうしていけば、状態はある程度上がってくるのでは』と医者に言われたので、それを信じてやるだけ」

筑後屋内練習場でキャッチボールする松坂


 −好調だった2月のキャンプの状態に戻したい

 「今やっていることを続けていけば、春先の状態よりも良くなるんじゃないか。やっとですけど、そういう感じは出てきた」

 −この1カ月以上は関東地方の病院でリハビリをしていた。しんどさもあったのでは

 「地味なことの繰り返しですけど、しんどいというのは…。自分で選んでやらせてもらっているので、期待を持ち続けてやってきた」

 −改善の方向性が見えてきたことでストレスも軽減したのでは

 「リハビリをしながら、キャッチボールはしていたけど距離は取れていなかった。実際、今日はどうかな、と思いながら40メートル投げた。もっと距離を伸ばせそう。状態は上がっていきそうだな、と投げながら感じた」

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2017年11月04日

筒香、連勝弾!奇跡へ4番覚醒「日本一になって恩返ししたい」















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横浜乗ってきた(;^_^Aソフトバンクホークスも、
本気になって、面白くなるね(;^_^A
◇SMBC日本シリーズ第5戦 DeNA5―4ソフトバンク(2017年11月2日 横浜)

 DeNAの筒香嘉智外野手(25)がソフトバンク戦の4回に今シリーズ初アーチ&初打点となる中越え逆転2ラン。再び逆転を許した6回にも中堅へ適時二塁打し、この回3得点で試合をひっくり返す猛攻を呼び、5―4で勝利した。第1戦から3連敗したが2連勝。眠れる主砲がついに目を覚まし、奇跡の逆転日本一へ態勢は整った。

 勝ち越しのホームを踏んだ筒香は、両手を広げて仲間の待つベンチへと戻った。ようやく仕事ができた。主砲として、主将として。責任を背負いながら前を向いてきた男は、吠えた。2点を追う6回の鮮やかな再逆転劇を呼んだ。勝利を運ぶ打撃ができた。

 「全員で勝ち取った勝利だと思う。全員でつないで、つないで点を取った。本塁打よりうれしいです」

 1死一、二塁。左腕モイネロの甘く入ったチェンジアップをフルスイングし、打球は中堅フェンスに直撃し、二塁打となった。10月31日の第3戦では見逃し三振に倒れたが「打席で感じて、修正することもあった。イメージはあった」と筒香。1点差に迫り、観客は総立ち。劣勢の雰囲気が一変した。宮崎が中前同点打、なお一、三塁。三塁走者の筒香は嶺井の二ゴロ失策の間に勝ち越しの生還だ。







 前打席では、チームに勇気を与えるアーチをかけた。4回2死までバンデンハークに無安打。ロペスが初安打となる二塁打で出塁した初の好機。「絶対に打ってやるという気持ちだった」。153キロ直球を中堅左へと運ぶ2ラン。ここまで4試合でアーチも打点もなかったが、2安打3打点。覚醒した。

 昨オフから作り上げてきた打撃フォームを変えた。CSファイナルS第3戦まで10打数1安打。「広島で変えた」と雨天中止となった21、22日の2日間で右足を上げる高さを低くし、確実性を上げるため、すり足に近くした。とにかくチームに貢献したいとの一心だった。そこから2戦で3本塁打してチームをCS突破に導いた。今シリーズは4戦目まで結果は出なかったが、心はぶれなかった。

 先月28日。ヤフオクドームのグラウンドに立ったとき、1年前の自分を思い出した。CSファイナルSで広島に敗れ、横浜に戻るとすぐに2軍施設で練習を再開した。日本シリーズは「一回も見ていない」と言う。少年時代を含めて日本シリーズの思い出は「特にない」。最高峰の舞台は、自分たちの力で得るものと信じ努力を重ねてきた。

 3連敗からの2連勝は、89年の巨人以来。その時の巨人は逆転で日本一となった。

 「ファンの皆さんが1年間声援を送ってくれた。日本一になって恩返しがしたい」

 奇跡の逆転優勝を成し遂げる。主砲は決意を胸に、敵地・福岡へと乗り込む。
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 プロ野球のSMBC日本シリーズ(7試合制)は2日、横浜スタジアムで第5戦が行われ、DeNAがシーソーゲームを制して5―4でソフトバンクに逆転勝利。3連敗後の2連勝で通算成績を2勝3敗とした。日本シリーズは移動日を挟み、再びヤフオクドームへ舞台を移して4日に第6戦が行われる。

 試合後、ラミレス監督の勝利監督インタビューに続いてお立ち台に上がったのは、4回の逆転2ランを含む2安打3打点の活躍を見せた主砲・筒香と、シーズンではなかった8回途中からリリーフし、イニングまたぎとなった9回に2死満塁となりながら無失点で切り抜けた守護神・山崎康。▲まずは筒香が逆転2ランの感触を「普通です」と振り返ると、山崎康は8回2死一、二塁でリリーフを告げられた時の心境を「普通です」と返答し、この場面で打席に柳田を迎えた心境についても「普通です」と一言。柳田を見事に空振り三振に仕留めて迎えた9回のマウンドについては「横浜スタジアムの応援が背中を押してくれたと思います」と振り返った。▲満塁のピンチについては「これまでしばらく出番がなかったので投げたいなとわくわくしている気持ちの方が強かった。ようやくここに来て出番があって何とか抑えられて結果が出て本当に良かったと思っています」という山崎康。今のチームの雰囲気を問われると、再び「普通です」と決め台詞。「何とか日本一になれるようにいつでも準備して待機しています」と笑顔を浮かべ、筒香は「あと2勝したら日本一。浮かれることなく気を引き締めて福岡に行きたい」と言い切った。

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2017年11月02日

恩師が語るDeNA浜口「負けたら終わりの土俵際でも強い」








【神奈川大・古川祐一監督に聞く】――浜口投手が日本シリーズ初勝利を挙げました。

 「たいしたものだと思います。負けたら終わり、という土俵際でも浜口は強い」

 ――大学時代、土俵際での強さを感じたのは。

 「彼は大学選手権など上の大会に行けば行くほど集中して、隙を見せられない試合では隙を絶対に見せない投手でした」






 ――1年前の今日は関東地区大学選手権で負けた日でした。

 「大会前に左手中指の血マメをつぶしたんです。登板回避も考えましたが、本人が良くなっていると言ったので行かせた試合でした」

 ――最近連絡は?

 「レギュラーシーズン終了時に報告の電話がありました。あと、ドラフトでは(コーチとして)大学代表で教えていた東(立命大)がDeNAから1位指名されたので、日本シリーズの激励とともに“東をよろしく”と連絡しました」

 ――今後に向けてエールをお願いします。

 「今は1年目の謙虚さが凄く見てとれる。来年も謙虚さを忘れずにいれば、息長く活躍できると思います」
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DeNA シリーズ第5戦は石田の先発濃厚「一丸でやりたい」

DeNAは、シリーズ第5戦は左腕・石田の先発が濃厚だ。軽めに調整し「挑戦者なのでやるしかない。しっかり自分の球を投げたい」と語った。

 王手をかけられている厳しい状況に変わりはないが「いい試合ができているし、いい雰囲気。シーズンと同じことをやるだけ。誰一人諦めていない。一丸となってやりたい」と気合を入れ直した。
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2017年11月01日

DeNA3連敗…盗塁2度失敗、ラミ監督「初回がポイント」

















DeNA頑張ってくれ(;^_^A今年の野球観戦終わる😢

SMBC日本シリーズ第3戦(DeNA2−3ソフトバンク、ソフトバンク3勝、31日、横浜)19年ぶりにハマスタに帰ってきた日本シリーズの本拠地初戦は、痛恨の黒星となった。前身の球団時代に本拠地で5戦5勝の無敗を貫いていたDeNAだが、勝利には届かなかった。

 「僅差の試合だったが、3試合連続で初回に点を取られたことがキーポイントとなった」

 ラミレス監督が振り返ったのは、一回の攻防だ。ソフトバンクは先頭の柳田が3試合連続で第1打席に安打で出塁し、3試合連続で先制のホームを踏んだ。DeNAは一回に桑原が四球で出塁したが、続く梶谷の打席で二盗に失敗。梶谷も四球で出塁したが、筒香の打席で二盗に失敗。明暗が分かれた。

 桑原の盗塁死についてラミレス監督は「ランエンドヒットのサインだったが、梶谷が(ストライクに)手が出ずアウトとなった」と説明。梶谷の二盗失敗には「ロペスの打席で変化球が多いと思ってサインを出したが、スタートを切れなかった。筒香の打席で単独で走ってアウトになってしまった」と唇をかんだ。

 追撃へのチャンスを逃した打線は四回にロペスのソロ、六回に倉本の執念の内野安打で1点差まで詰め寄るのが精いっぱい。指揮官は八回のマウンドに28日の第1戦で先発した井納を“起爆剤”として送り出し、流れを変えようと試みたが、形勢逆転には至らなかった。

 0勝3敗の崖っぷち。日本一に輝くには4連勝しか許されない。「こういう状況になったので、シンプルにあす(1日)から勝つしかない」。筒香が決意を口にした。絶対に諦めない。ファンとともに奇跡を起こす。





  



















SMBC日本シリーズ第3戦(DeNA2−3ソフトバンク、ソフトバンク3勝、31日、横浜)パ・リーグ王者のソフトバンクがDeNAに3−2で競り勝ち、3連勝で日本一に王手をかけた。四回までに3点を先行すると、五回途中から継投策。DeNAには1点差に迫られたが、九回は絶対的守護神のサファテが無失点で締めた。3連敗のDeNAは序盤の拙攻が響いた。

 鷹は敵地でも強かった。19年ぶりに横浜スタジアムで行われた日本シリーズ。ソフトバンクは一回に1点を先制した。先頭の柳田が、先発のウィーランドから右前打で出塁すると、今宮の打席で二盗。その後、今宮の投前犠打で一死三塁となった。デスパイネは空振り三振に倒れたものの、4番・内川が右越え適時二塁打を放った。

 DeNAはその裏、桑原が相手先発の武田から四球を選んで出塁も、梶谷の打席で盗塁失敗。梶谷も四球で出塁したが、ロペスの打席で盗塁失敗などで好機を逃した。二回は先頭の筒香が四球で出塁したが、宮崎は二ゴロ併殺打。嶺井は二ゴロに倒れ、無得点に終わった。

 ソフトバンクは四回に2点を追加。一死二、三塁から8番・高谷が中前に2点打を放ち、3−0とした。DeNAはその裏、先頭のロペスが左翼ポール際へソロ本塁打を放ち、1点返した。

 DeNAは六回二死満塁で9番・倉本が4番手・森から二塁適時内野安打を放ち、1点差。倉本の一塁へ執念のヘッドスライディングで、ハマスタは大歓声となった。DeNAは八回のマウンドに中2日の井納を投入。一死から内川の左翼フェンス際の大飛球を筒香が好捕するなど得点を与えなかったが、及ばず。後がなくなった。





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2017年10月30日

神の手で連勝だ。





勝敗を決したリプレー検証にラミレス監督は「6人の審判の方々があれだけ時間をかけて見られた。セーフじゃないかと思う」と恨み節はのみ込んだ
ラミちゃん横浜であせあせ(飛び散る汗)巻き返しを(;^_^A




「神の手」で連勝だ。工藤ホークスが2年ぶりの日本一へ、大きな1勝をつかみ取った。2点ビハインドの7回に柳田の適時打で1点差に迫ると、満塁から中村晃が逆転の2点タイムリー。ヘッドスライディングで本塁に突入した二塁走者の今宮が一度は「アウト」と判定されたが、リプレー検証の結果「セーフ」へ覆った。連勝スタートの日本一確率は74・3%。これで日本シリーズの同一球場では歴代2位タイの8連勝だ。本拠地での強さを敵地の横浜でも発揮する。

ものすごい勢いで、工藤監督がベンチを飛び出した。激しいジェスチャーで主審にアピールすると、すぐにリプレー検証が開始された。観客席だけでなく、日本中が固唾(かたず)をのんで待つこと、約6分半。一度はアウトとされた判定はセーフに覆った。喜びを爆発させた工藤監督は、力強く拳を突き上げた。

「信じて待っていた。今宮君の手が先に入ったように見えた。素晴らしいヘッドスライディングが勝利を呼んだ。気持ちで勝ち取ったセーフ」

まさに「神の手」だ。柳田の適時打で1点差に迫り、なお2死満塁となった7回。中村晃の痛烈な打球が右前へ抜けると、柳田に続き、二走の今宮も三塁を蹴り本塁へ突入した。送球がやや一塁側へそれると、捕球した戸柱の倒れ込みながらのタッチと、今宮のヘッドスライディングが激しく交錯。スロー映像で見ても微妙なタイミングだったが、今宮の左手が、わずかに先に入ったと判定された。

「三塁を回ってアウトかなと思い、普段あまりしないヘッドスライディングでいった。飛んでいった感じ。究極の選択だった」

生まれ持っての野球センスが、頂上決戦の大舞台でも輝いた。父は少年野球の監督で母はコーチ。兄2人もプレーした野球一家に生まれた。ノックもこなしていた母一子さんのおなかにいたころから、グラウンドにいた。初めてボールを触ったのは生後6カ月のころ。現在まで数えきれないほどの少年たちを指導してきた父美智雄さんは、高校生と平気でキャッチボールをする小学生時の健太少年を「あきらかにセンスが違った」と振り返る。「神の手」直後の8回には、ロペスの三遊間最深部のゴロをさばき素早い送球。球界最高峰のプレーを全国に示した。

工藤監督は27日の監督会議で、審判団に本塁でのクロスプレーについては、微妙なタイミングの際はできるだけリプレー検証を行ってほしいと強く要望していた。「こういう形でお願いして、セーフという素晴らしい結果になったのは良かった」。現役時代に歴代最多タイとなる14度の日本シリーズ出場。1プレーが、シリーズ全体の流れを変えることも分かっている。「勝負師」の執念と「野球小僧」のセンスが、珠玉の2勝目をもたらした。

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◆日本シリーズ第2戦 ソフトバンク−DeNA(29日・ヤフオクドーム)

ソフトバンクが長い長いリプレー検証の結果、あまりに重い1点を手にした。

1点を追うソフトバンクは、2死満塁で中村晃がDeNA4番手のパットンから右前打。三塁ランナーの柳田が同点のホームを踏み、続いて二塁ランナーの今宮も本塁を狙って頭から滑り込んだ。

左手で本塁に触りにいったが、DeNAのライト梶谷の本塁返球を、本塁やや一塁寄りの位置で受けたキャッチャー戸柱からタッチを受ける。球審のコールはアウト。ここでソフトバンク工藤監督が両手を振りながらベンチを出て、リプレー検証を要求した。

タイミングに、今宮の左手、戸柱のミットの位置関係も極めて微妙だった。約6分半に及んだ検証の結果、判定はセーフとなり、逆転に成功したソフトバンクベンチは大盛り上がり。3回、松田の左翼への大飛球を巡ってのリプレー検証の結果は、当初の判定通りファウルだったが、今度は吉と出た。








2017年10月29日

北朝鮮 納豆ブーム よど号実行犯、食べ過ぎて検査入院








北朝鮮経済制裁で💦食料不足かな?
大豆の生産あるのかな?


日本の伝統食「納豆」が北朝鮮の首都平壌で人気を呼んでいるという。個包装のパッケージ詰めの納豆が製造できる「納豆工場」を映した北朝鮮発の動画ニュースが6月に確認され、平壌に暮らす日航機「よど号」ハイジャック事件のメンバーも今月、支援者向けの機関紙で「まさに日本の味」と絶賛。食べ過ぎて検査入院したほどだ。日本の庶民の味・納豆が北朝鮮で広がっていることは間違いなさそうだ。








ネット上で転載された北朝鮮の納豆工場に関する動画ニュース。四角い白いケースに豆の塊が詰められていく=ユーチューブから
最新鋭の納豆工場 日本式パッケージが国際化
 北朝鮮当局が宣伝目的に運営に関わっていると見られる動画サイトに今年6月、最新鋭の納豆工場に関するニュースが掲載された。コンピューター制御されたとみられる工場で、大量の納豆のようなものが次々に個食用に包装される様子がニュース映像にまとめられ、人気動画サイト、ユーチューブにも転載された。よく見ると、カラシやたれのようなものも、個食サイズの豆の塊と一緒に四角い白いケースに包装されているのが分かる。





 国内130超の納豆製造業者が加盟する、全国納豆協同組合連合会(納豆連、東京都)によると、優良なタンパク源である大豆の発酵食品は、やや日本と形態が異なったり、風味が違ったりするものも含めれば東南アジアやアフリカなど世界各地にある。日本のスーパーマーケット店頭でおなじみの個食向けのパッケージ包装は、実は日本発祥の販売方法といい、40〜50グラム程度の納豆がたれやカラシ入りで冷蔵販売される形で普及している。

 


日航機「よど号」ハイジャック事件で北朝鮮に渡った実行メンバーの帰国支援を目的とする機関紙「かりはゆく」(2017年10月12日発行)。国際手配中の赤木志郎容疑者の寄稿「納豆の食べ過ぎ」(最下段)に「納豆工場が出来たので買ってみると、それはまさに日本の味だった」と記されている


こうした日本式パッケージ納豆も徐々に“国際化”が進んでいる。海外に暮らす邦人向けには国内で製造された納豆が冷凍されて運ばれるのが一般的だった。だが、10年ほど前から韓国や中国には、個食用に包装できる納豆の製造機械が輸出されるようになり、「日本式納豆」が現地の一部で生産から冷蔵販売まで広まって人気という。納豆連の関係者は「北朝鮮にも製造機械が中国などから輸入された可能性がある」とみる。


日航機「よど号」ハイジャック事件で北朝鮮に渡った実行メンバーの帰国支援を目的とする機関紙「かりはゆく」(2017年10月12日発行)。国際手配中の赤木志郎容疑者の寄稿「納豆の食べ過ぎ」(最下段)に「納豆工場が出来たので買ってみると、それはまさに日本の味だった」と記されている
よど号事件の赤木志郎容疑者 「毎日がむしゃらに食べた」
 北朝鮮の納豆は果たしてどんな風味なのだろうか。なかなか記者の入国が許されない国だが、風味に関する貴重な証言を偶然、発見することができた。

 「納豆の食べ過ぎ」−−。1970年に日航機「よど号」をハイジャックし、北朝鮮に渡ったよど号グループ。彼らの帰国支援を目的とする機関紙「かりはゆく」に今月、ハイジャックを実行した赤木志郎容疑者(69)=ハイジャック事件で国際手配中=名で、こんなタイトルの身辺雑記が掲載された。

 「ピョンヤン便り」というコーナーに、短行で食欲の秋の失敗談として紹介され、最近、腹痛などで検査入院したという。原因は「納豆をよくかまずに食べたこと」と記されている。本当に納豆の食べ過ぎで腹痛が起きるのかは不明だが、風味に関してはこう記されていた。「納豆工場が出来たので買ってみると、それはまさに日本の味だった。喜んで毎日がむしゃらに食べたのがよくなかった」。平壌でおなかいっぱい納豆が買えるようになり、実行犯も望郷の念を募らせているようだ。




















2017年10月28日

【阪神】ドラ1仙台大・馬場皐輔、虎に染まる







来年は馬場君暴れてなあ〜(;^_^A
 阪神からドラフト1位指名を受けた仙台大の馬場皐輔(こうすけ)投手(4年)が27日、宮城・柴田町の同大で、葛西稔担当スカウト(50)らから指名あいさつを受けた。宮城県出身の馬場は「関西のことを勉強して、なじみたい」と“虎カラー”に染まる決意を見せた。

 心から“虎カラー”に染まる。阪神の1位指名を受けた馬場は、佐野仙好(のりよし)統括スカウト(66)や葛西スカウトらから指名のあいさつを受け「1年目から1軍で1年間、しっかり投げられるように頑張っていきたい」とプロへの思いを強くした。






 順調なら11月中に仮契約、12月上旬に入団発表会見となる予定だが、球界屈指の人気チームから1位指名を受けたことで「関西を動画などで勉強していきたい」とトレーニングに加え、関西研究も行う考えを示した。

 塩釜生まれで高校、大学も宮城県内。関西圏に行ったのは仙台育英高3年時に春夏連続で甲子園に挑んだ時だけだ。普段は「のんびりとした性格」という馬場は、関西の印象について「速いテンポでついて行けるか分からない」というが、これまではあまり見ていなかったという吉本新喜劇なども「見てみたい。(関西の色に)染まっていければ」と笑顔で語った。

 心強い先輩は多い。金本知憲監督(49)は東北福祉大出身。金村曉(さとる)1軍投手コーチ(41)も気仙沼市出身で仙台育英OBだ。担当スカウトで東北高時代は仙台で過ごした葛西氏も「仲間もたくさんいますから、うまく入っていける」と太鼓判を押した。

 指名あいさつでは、金本監督がサインを入れた抽選クジをプレゼントされた。「すごく熱心な監督。『馬場なら大丈夫』と言って頂ける選手になれるよう、今からしっかりトレーニングしていきたい」と馬場。夢のステージで輝くため、心も体も磨いていく。(遠藤 洋之)

 ◆馬場 皐輔(ばば・こうすけ)1995年5月18日、宮城・塩釜市生まれ。22歳。仙台大体育学部4年。塩釜三小3年時に野球を始め、塩釜三中では七ケ浜シニアに所属。仙台育英高では3年時、背番号10で春夏連続甲子園出場。仙台大ではリーグ通算15勝。180センチ、90キロ。右投右打。家族は両親と妹2人。





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171027《タイガースファン必見 ドラフト タイガース1位 馬場皐輔 仙台大 剛腕ピッチャー155km プロ野球ニュース プロ野球 ハイライト

阪神、ドラ1・馬場最高や!「ロザリオ来るからセーフ」「呂彦青来るからセーフのセーフ」「清宮なんか最初からイランかった!



馬場投手 ドラフト会議2017












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 ◆2017年プロ野球ドラフト会議(26日)

 プロ野球・ドラフト会議が26日に都内で行われ、仙台大・馬場皐輔投手(22)が阪神から1位指名を受けた。仙台育英時代に上がったマウンドで、成長した姿をみせる。

 緊張しっぱなしだった仙台大・馬場の表情が、ようやく緩んだ。“外れ外れ”ながら、競合の末、阪神が1位で指名。「すごく強いチームでファンも多い。楽しみだし、1年目から活躍したい」と力強く語った。

 甲子園のマウンドには“好印象”だ。仙台育英高3年夏、浦和学院との1回戦。1回裏に6点を取り、3回に8点を奪われて逆転されたが、6回裏に4得点して10―10。9回裏に同じ阪神3位指名の立大・熊谷敬宥内野手(4年)のサヨナラ打で勝った。馬場は3回途中から登板し、6回1/3を5安打2失点。「(浦和学院戦の)暑さや歓声など、雰囲気は一番残っている」。プロでも力投する。

 昨年阪神2位指名を受けた小野泰己投手(23)=富士大=とは、昨年の明治神宮大会東北地区代表決定戦で投げ合い、敗れた相手だ。馬場は「軽く投げてもピュッといっていた。ああいう球を投げたいと思った」と、自慢の直球をさらに磨くきっかけとなった。小野はローテ入りして先発を経験。馬場も同様に成長していくつもりだ。

 金本知憲監督(49)の印象を「野球に情熱的で勝利にこだわる。学びたいところがたくさんある」と語った。対戦したい打者にDeNAの筒香嘉智内野手(25)の名を挙げた。「任せられたところで自分の投球をするだけです」と意気込む馬場。大学と同じ縦じまのユニホームを着て、プロの舞台に足を踏み入れる。  
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2017年10月27日

金本監督『神の手再現』で清宮引く 「将来の4番候補」に…阪神を挙げてラブコール金本監督『神の手再現』で清宮引く 「将来の4番候補」に…阪神を挙げてラブコール   ↓ あかんかったあせあせ(飛び散る汗)馬場皐輔投手先発ローテーション目指してがんばれー(;^_^A阪神、外れ外れ1位で最速155キロ右腕の仙台大・馬場の交渉権獲得

突撃金本監督(;^_^A


清宮根性で💦引いてや!!!金本監督(;^_^A

あかんかった(;'∀')
  ↓
馬場皐輔投手期待しているで💦
先発ローテーション目指してや!


 26日に東京都内のホテルで行われるプロ野球ドラフト会議に向け、阪神は25日、都内のホテルでスカウト会議を開き、早実・清宮幸太郎内野手(18)の1位指名を確認した。金本知憲監督(49)は、清宮を将来の4番候補として位置付けて魅力を語り、ラブコールを送った。最大8球団による競合になる可能性はあるが、くじ引きでは2年前に高山を引き当てた強運で再び逸材を引き当てる。

【 写真】広陵・中村と早実・清宮…元木大介が禁断の比較「何かを持っている 」のは…?

 午後3時に始まり、約1時間30分で終了したスカウト会議後に、指揮官の熱い思いが放たれた。すでに表明していたように、1位指名は清宮で変わらない。将来の4番候補となる大器。金本監督が、ラブコールを送った。

 「(魅力は)数字そのものでしょう。百何本打っていて、体も強そうだし、柔らかさもあるというね。飛ばす技術もある、とらえる技術もあるし。(将来の4番候補かと問われ)でしょう」

 高校時代に残してきた数字に、疑いはない。今夏の甲子園出場は逃したものの、1年時から聖地を沸かせていた逸材。父・克幸氏と共に、親子そろって阪神ファンという話もあり、まさにタテジマがピッタリのスラッガーとなる。

 チーム構成を考えても魅力的な選手だ。金本監督は就任1年目から高山ら若手を積極的に起用。今季は中谷が20本塁打を記録し、昨年1位指名した大山もさらなる飛躍を予感させるものを見せてくれた。生え抜きの若虎を育てて魅力ある打線を組む。着々と進む未来予想図。そこに、清宮の名前が加われば…。さらに夢は広がる。












 競合数に関しては、この日の段階で「6球団ぐらい?6か7ぐらいなんかなあ、という予想ですけどね」と話す。今年もくじ引きを託されるが、ゲン担ぎについて問われると「いや、特に…言いません(笑)」とけむに巻き、当日の勝負ネクタイを問われても「適当に持ってきた」とこだわりはなし。ただ、勝負事では負けられない。






 くじの順番を考えれば、金本監督の前に残るのは次のソフトバンクとの2枚になる可能性が高い。仮にその中に当たりくじが残っていれば2分の1の大勝負。15年度のドラフトでは「直感だった」という左手で、ヤクルトとの2分の1の確率での一騎打ちを見事に制し、高山の当たりくじを引いた。「神の手」の再現に期待が集まる。

 「会社を挙げて、ぜひともというね」と金本監督。球団として、是が非でも迎え入れたい近未来のスター。思いを込め、赤い糸を信じて勝負に挑む。   





















 プロ入り表明即日に早実・清宮の1位指名を公表した阪神は、金本知憲監督(49)が都内でスカウト会議後に「体も強そうだし、柔らかさがあって、飛ばす技術、とらえる技術もある。会社を挙げてぜひとも」と改めてラブコールを送った。
 外れ1位に関しては「社会人でいい投手がたくさんいるからね。伸びしろがあって、即戦力のある投手が狙い」と説明。ヤマハの157キロ右腕・鈴木が最有力候補。また、指揮官は「高校生の野手もウチは2年獲っていないから獲らないと」と、清宮以外にも高校生野手の獲得方針を明かした。俊足の滝川二・高松らをリストアップしている。












阪神、外れ外れ1位で最速155キロ右腕の仙台大・馬場の交渉権獲得

プロ野球ドラフト会議(26日、グランドプリンスホテル新高輪・国際館パミール)阪神は、外れの外れの1位指名でソフトバンクと競合の末、最速155キロ右腕の仙台大・馬場皐輔投手(4年)の交渉権を獲得した。1位指名は早実高・清宮で外れ1位は履正社高の安田だった。

 ■馬場 皐輔(ばば・こうすけ) 1995(平成7)年5月18日生まれ、22歳。投手。宮城県塩釜市出身。小3からリトルリーグ塩釜ドラゴンズで野球を始める。塩釜三中在学時は七ケ浜シニア所属。仙台育英高では2年秋からベンチ入り。2年秋の宮城大会、東北大会、明治神宮大会で優勝。翌年のセンバツ8強。仙台大では1年春からリーグ戦に登板し、通算15勝(6敗)。今秋は5勝0敗、防御率0・49でベストナインにも選出。1メートル80、90キロ。右投げ右打ち。家族は両親、妹2人。
















2017年10月25日

党内から小池代表に怨嗟の声 希望の党“電撃解党”へ秒読み












大揺れは確実だ。公示前勢力の57議席を大きく下回り、大惨敗を喫した「希望の党」。代表の小池百合子都知事がパリ出張から帰国する25日に党両院議員懇談会を開き、執行部の人選や首相指名選挙の対応を協議する方針だが、それでオシマイとなるはずがない。小池代表の責任を問う声が続出するのは間違いなく、ブチ切れた小池代表が「解党」を言い出す可能性もある。

 新党の設立を総務相に届けてから約1カ月。党内は「苦戦を招いた責任は小池代表」「代表解任決議を出す」と怨嗟の声であふれ返っているという。選挙目当てで新党に擦り寄り、小池代表に金タマを握られて言いなりになっていたクセに、負けた途端、グダグダ愚痴る姿は見るに堪えないが、ある民進党関係者は「理解できなくもない」と言い、こう続ける。

「『日本のこころ』を離党した中山恭子参院議員のダンナである中山成彬さんを比例九州ブロックの単独1位候補にしたのは論外ですが、小池さんの公認候補選びがデタラメ過ぎた。とりわけ酷かったのが近畿です。突然、代表代行に据えた仲良しの樽床伸二元総務相を比例近畿ブロックの単独1位で厚遇し、2位に元防衛官僚で小池さんの部下だった井上一徳さんをねじ込んだ。井上さんは選挙区で惨敗し、惜敗率は32%だったのに比例復活ですよ。一方、奈良1区の馬淵澄夫元国交相は惜敗率97%、兵庫1区の民進党政調副会長の井坂信彦さんは惜敗率82%なのに、それぞれ落選です。どう考えてもおかしいでしょう」

 小池代表は選挙期間中、「オトモダチ忖度政治が良いのか」「脱しがらみ政治」と声高に叫んでいたが、何のことはない。小池代表自身が安倍以上に“お友達大好き”の政治家だったわけだ。政治評論家の山口朝雄氏がこう言う。

「かつての民主党のように国民からの信頼を失った政党はあっという間に崩れる。希望はこの先も支持が広がるとは考えにくいため、解党の可能性も出てくるでしょう」

 結党会見で「日本をリセットする」と息巻いていた小池代表だが、自分自身がリセットされる時が刻一刻と迫っている。























「あの会見」が全ての始まり
安倍政権打倒の先頭に立つはずの希望の星、改革の旗手が一転、リベラル派の「大量虐殺」に手を下す「詐欺師」に豹変したのでは――国民にこんな疑念が浮かんだきっかけは、9月29日の都知事会見だったことだろう。

「前原代表を騙したのか、(それともリベラル派排除のために、前原氏と)共謀したのか」との私の質問に対し、小池百合子都知事(希望の党代表)が笑みを浮かべながら「排除します」と断言した時のことだ。

その4日前の25日午後、安倍晋三首相の解散表明会見の直前に、小池氏は新党・希望の党結成と代表就任、そして「原発ゼロ」を掲げることを表明していた。電波ジャックに成功すると同時に、「原発ゼロ」を訴え続ける小泉純一郎元首相とも面談して激励を受け、「脱原発の旗の下に非自民勢力が結集し、原発推進の安倍政権を打倒するのではないか」という期待感が一気に高まった。

だが、小池氏は千載一遇のチャンスを自ら逃した。民進党の前原誠司前代表が、28日の同両院議員総会で「安倍政権打倒のために1対1の対決に持ち込む。排除されることはない」と説明し、民進解体・希望合流が満場一致で了承されたにもかかわらず、その翌29日、急失速を招く「排除」発言を口にしてしまったのである。







私は小池氏が都知事に就任した昨年8月以降、毎週金曜日の14時に行われる小池都知事の定例会見に、できる限り出席するようにしてきた。

しかし、小池氏の「記者選別」はトランプ大統領並みで、詳しくは後述するが、質疑の際には「お気に入り」の記者を明らかに優先して指すのである。フリーランスで、なおかつ小池氏にとって耳の痛い質問をすることが多い私は指されないことがほとんどだったが、この日は偶然か、半年ぶりに指名された。

そこで冒頭のように、民進党との合流に関する前原代表の説明との食い違いについて聞いてみたのだ。

どこか様子がおかしい…
横田:前原代表が昨日、所属議員向けに「希望の党に公認申請をすれば、排除されない」という説明をしたのですが、一方で(小池)知事、(希望)代表は「安保、改憲を考慮して一致しない人は公認しない」と(報道機関に話している)。(前原代表と)言っていることが違うと思うのですが、前原代表を騙したのでしょうか。それとも共謀して、そういうことを言ったのでしょうか。二人の言っていることが違うのですが。

小池知事:すいません。その質問は場所を転換してからお答えさせていただいた方がいいと思いますし、(筆者が?)「独特の言語」を使っていらっしゃるなと今思ったところです。

4日前に小池知事が希望の党代表に就任したために、この日の定例会見は2部制(前半が都政関連、後半が国政関連)になっていた。そこで私は第1部での質疑応答を止め、第2部で再び同じ質問を繰り返した。

横田:前原代表が昨日(28日)発言した「(希望の党に)公認申請をすれば、排除されない」ということについて。小池知事・代表は、安保・改憲で一致する人のみを公認すると。前原代表を騙したのでしょうか。共謀して「リベラル派大量虐殺、公認拒否」(を企てた)とも言われているのですが。

小池知事(=代表):前原代表がどういう発言をしたのか、承知をいたしていませんが、『排除されない』ということはございませんで、排除いたします。取捨(選択)というか、絞らせていただきます。

それは、安全保障、そして憲法観といった根幹の部分で一致していることが政党としての、政党を構成する構成員としての必要最低限のことではないかと思っておりますので、それまでの考えであったり、そういったことも踏まえながら判断をしたいと思います。

現下の北朝鮮情勢などで、これまでの議論に加えてリアルな対応を取っていこうと考える方々もいらっしゃるので、そういったところもしっかり皆様、希望の党から出馬されたいという方を絞り込ませていただくことでございます。ちなみに、その作業は私どもの方では若狭(勝)議員、そして民進の方から玄葉(光一郎)議員が絞り込みの作業に入るということで基本的に任せているところです。

横田:ということは、「安倍政権打倒」を甘い言葉にして、リベラル派大量虐殺、公認拒否・排除をしたということになりませんか。「(綱領にある)寛容な保守」であれば、ハト派からタカ派まで包み込まないのですか。公認しないのですか。そうしないと、安倍政権を倒せないのではないですか。

小池知事:多様性に富んでいるということは、これ(会見)で証明していることになります。とても寛容な記者クラブで…(と言って、私の質問に答えるのをやめて次の記者を指名)。

この「排除いたします」「取捨」という強い言い回しには正直、私も驚いた。驚いているうちに、小池氏は都庁記者クラブと会見そのものに話をすり替えてしまった。いま考えると、小池氏自身も直前の「排除」発言を「まずい」と思い、焦って話題を変えようとしたのかもしれない。

去年7月の都知事選を皮切りに、2月の千代田区長選、そして7月の都議選と、連戦連勝を繰り返してきた小池氏を1年あまりウォッチしてきた私には、これが「勝負師らしからぬ失言」としか思えなかった。

リベラル派を排除すれば、別の新党結成、ひいては野党乱立を招く恐れがあるのは予測できたはずだ。にもかかわらず、小池氏は自らの首を絞めるような愚行を始めてしまった。小池氏の「排除」は単なる失言ではなく、事実だった。

案の定、その後「排除」されたリベラル派議員を中心に立憲民主党が結党、希望の党を上回る議席を獲得し、野党第一党となったことは皆さんもご存知の通りだ。

止められる側近がいなかった
「女帝」のご乱心を止める側近がいなかったのも致命的だった。立憲民主党の結成前にこの「排除発言」を撤回し、「公認申請者は排除しない(全員公認)」と方針変更をしていれば、失速を避けることも可能だったに違いない。

しかし実際に希望幹部が反省の弁を口にしたのは、立憲民主党の結党後。希望の公認候補を決める民進側の窓口だった玄葉光一郎・元外務大臣は「(排除)発言がなければ、希望の党は200議席に迫る勢いだ」(13日)、「『排除』という言葉を使わなかったら、今ごろ自民党と競っていた」(18日)と悔やみ、小池氏もBSフジの番組で「きつい言葉だったと思うが、政策の一致(が重要)ということを申し上げたかった」と釈明したが、時すでに遅しであった。

ネット上では、小池氏のイメージダウンを招く映像が急速に広がっていった。私が「前原代表を騙したのか」と聞いた瞬間、小池氏はにやりと笑ったのだが、その様子を映した動画が「『前原をだました?』に『ふふふ』さすが緑のタヌキ(笑)」といった説明付きでSNSで拡散されたのだ。

わずか1年前の都知事選では、自民党から公認がもらえずに崖から飛び降りるように出馬し、「草の根改革派」として大勝した小池氏が、今回は一転、一手に公認権を握って「リベラル派大量虐殺」を断行する独裁者となったーージャンヌ・ダルクを彷彿させる善玉のイメージから、「女ヒトラー」(日刊ゲンダイ命名)のような悪玉イメージに変わってしまったのだ。

10月22日の投開票日を迎え、蓋を開けてみると、7月の都議選圧勝が幻だったかのように、お膝元である東京都の小選挙区でも希望の党は惨敗した。

その原因は、容易に推定できた。都議選で、自民党の歴史的惨敗と都民ファ―ストの会圧勝を実現した立役者である野田数・特別秘書(前・都民ファ代表)と選挙プランナーの松田馨氏が、今回の総選挙には一切関わっていなかったのだ。

「小池代表以外で候補者選定に関わっていたのは、産経新聞出身の事務総長のO氏と小池氏と懇意なジャーナリストのU氏で、リベラル派排除を進めたのはO氏と囁かれていました。都議選では、水面下の調整を含めた陣頭指揮を取った野田氏と、選挙プランナーとして候補者に指南をした松田氏が都民ファ圧勝に大きく貢献しましたが、今回の総選挙では2人とも外されていたようです」(都政関係者)

天下分け目の決戦で、実績抜群の有能な「部下」をわざわざ外し、先の読めない不寛容な側近で脇を固めたことが、都議選と正反対の惨敗を招いた主因ではないか。

皆「寛容」を期待していたのに
3ヵ月前の都議選で都民ファは、公明党や連合、民進党離党者などの非自民勢力を幅広く結集し、自民党を歴史的大敗に追い込んだ。その時に掲げたのが「情報公開」の旗印。森友・加計問題での安倍政権の情報隠蔽体質に対する批判が高まっていることと、都が情報公開を進めていることを重ね合わせ、争点化したのだ。

6月1日の都民ファ総決起大会の囲み取材で、私が「(都議選を)『ブラックボックス化の自民党』対『透明化の都民ファーストの会』という構図と捉えていいのでしょうか」と聞くと、小池知事は笑顔でこう答えた。

「たまにはいいことを言ってくれますね。ありがとうございます」

小池知事と入れ替わるように代表から幹事長となった野田氏も、次のように勝因分析をしていた。

「勝因は、自民党の体質が表面化したためだと思っています。今回の都議会選挙が注目を浴びたのは、小池都政が情報公開をすることによって、都政の様々な課題が浮き彫りになった結果です。選挙の大きな争点は『情報公開を進める都民ファーストの会』対『隠蔽体質の自民党』。都議選でしたが、国(安倍政権)の隠蔽体質に『NO』を突きつけたのです」

前述の通り都民ファは都議選で、やり手の若手選挙プランナーの松田氏を選挙対策に抜擢していた。去年11月12日の小池政治塾「希望の塾」第2回で講師を務めた松田氏は、2006年と2010年の滋賀県知事選で嘉田由紀子・前知事の連続当選にも貢献した人物だ。

ちなみに小池氏と嘉田前知事には、女性知事以外の共通点がいくつもある。2人とも環境保護推進派で、選挙のシンボルカラーはグリーン、そして知事選で自公推薦候補を打ち破った。しかも松田氏は2012年12月の総選挙で、嘉田氏が知事と「日本未来の党」代表を兼任した際にも選挙プランナーを務めていた。野党が乱立して自公が圧勝、第2次安倍政権が誕生した時のことである。

「今回の総選挙で小池氏が、都議選圧勝に貢献した松田氏や嘉田前知事に助言を求め、野党乱立(日本未来の党・民主・維新・みんなの党)を招いた当時の失敗談に耳を傾けていれば、あの『排除』発言を口にすることはなかったかもしれません」(永田町ウォッチャー)

私の質問の主旨は、「『安倍政権打倒』という目標と『リベラル派排除』は両立しうるのか」という疑問を呈示することだった。「『寛容な改革保守』という党の綱領に従って、公認申請をする民進前議員を全員受け入れ、ハト派からタカ派まで包み込む非自民勢力の結集を実現することこそ、政権交代には欠かせないのではないか」と言い換えることもできるが、この問いかけに小池氏は答えようとしなかった。

人選ミスに加えて、小池氏自身の聞く耳を持たない「独裁的体質」が転落に拍車をかけたのではないかと思う。

選挙の後、私のもとには「よくぞ質問してくれた」という声も、「あんなことを聞かなければ、希望の党は安倍政権を倒していたかもしれないのに」という声も両方届いている。

確かに、あの会見で私が質問をしなかったら、あるいは私が半年ぶりに小池氏に指されなかったら、選挙の結果はかなり違ったものになっていたかもしれない。また個人的には、自民党を再び大勝に導く遠因を作ってしまったと思うと、複雑な気持ちではある。

しかし一方で、小池氏が「排除」した民進党リベラル派はすぐに立憲民主党を作り、安倍政権に批判的な民意の受け皿となった。彼らが希望の党にいったん合流したとしても、遅かれ早かれ、袂を分かつ日は来ていたはずだ。その日が早まっただけだと考えれば、むしろ選挙後の混乱を未然に防ぐことになったのかもしれない。

おまけ:記者も「排除の論理」?
最後に、小池氏の会見スタイルについて少し補足をしておこう。氏はテレビなどでもおなじみの通り、質疑応答の際には笑顔を絶やさずに丁寧な口調で受け答えをする。しかしその一方で、質問者を選別し、私のような記者には質問の機会をほとんど与えない一面がある。小池氏は去年の夏以降、都知事としての記者会見でも「排除の論理」を徹底してきたといえる。

このことは、定例会見と臨時会見における記者別指名回数を順位づけした「都知事会見の指名回数順位(“好意的記者”ランキング)」を見ると、一目瞭然だ。

ちなみに、私が小池氏の「ブラックリスト」に載った質問と見ているのが、2回目の指名となる昨年8月13日のもの。私はこの時、築地市場の移転問題について、市場関係者との面談を非公開にしたことを問い質したのだが、これ以降、約半年も指されない状態が続いた。

そこで私は「都知事会見指名回数順位表(お気に入り記者ランキング)」(表1)を作成してネット媒体の「リテラ」に掲載した。すると、その約1週間後の3月10日、半年ぶりに指名された。
しかしその後は、再び指されない状態が続くようになったので、今度は月刊誌「創」2017年9月号に、今年7月までの情報を追加した最新版(表2)を掲載してもらったところ、9月29日に半年ぶりに当てられたのだ。






この表にある日テレの久野村記者やTHE PAGEの具志堅記者は、直近の会見でも私よりはるかに頻繁に指名されている。ランキング2位の具志堅記者は、10月6日と13日に両方とも指された。久野村記者は、13日の囲み取材で私が質問したとたん「囲み終了」が宣言されたにもかかわらず、そのあとで追加質問が許される特別扱いを受けていた。

とにもかくにも、有権者の審判は下された。「排除」というただ一点によって、これまでの破竹の勢いを大きく削がれることとなった小池氏。これから東京五輪へ力を振り向けてゆくこととなる都政を、また国政政党となった希望の党の舵取りを、まっとうすることはできるだろうか。




















2017年10月24日

北朝鮮、ICBM級のロケットを西岸に移動 ミサイル発射準備かアントニオ猪木北朝鮮訪問のため出国

[caption id="attachment_714" align="alignnone" width="300"] 9月5日、韓国のアジア・ビジネス・デーリーは、匿名の情報筋の話として、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)とみられるロケットを西岸に移動していると報じた。写真は7月に北朝鮮が発射したICBM。KCNA提供写真(2017年 ロイター)[/caption]

 


9月5日、韓国のアジア・ビジネス・デーリーは、匿名の情報筋の話として、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)とみられるロケットを西岸に移動していると報じた。写真は7月に北朝鮮が発射したICBM。KCNA提供写真(2017年 ロイター)
韓国のアジア・ビジネス・デーリーは5日、匿名の情報筋の話として、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)とみられるロケットを西岸に移動していると報じた。





北朝鮮は6回目の核実験を実施した翌日の4日にロケットの移動を開始。監視を避けるため、夜間に移動しているという。

北朝鮮の西岸にはミサイル発射施設がある。

韓国の国防省は、この報道について、確認できないとコメントした。





































アントニオ猪木氏、北朝鮮訪問のため出国


元プロレスラーで参議院議員のアントニオ猪木氏が6日、日本政府が渡航自粛を要請しているにもかかわらず、北朝鮮訪問のため出国した。

 日本メディアによると猪木氏はこの日、中国・北京を経て7日から5日間の日程で北朝鮮を訪問する。訪朝期間中、北朝鮮外相を務めたリ・スヨン朝鮮労働党中央委員会副委員長と会談する計画だ。

 猪木氏はこの日午前、羽田国際空港で記者らに「昨年、北朝鮮を訪問したときと同様に、平和が重要だと話す」とし「今回の訪問を契機に断絶している北朝鮮との関係が何とか再開してほしい」と述べた。

 一方、猪木氏は以前もスポーツ分野交流などを理由に北朝鮮を頻繁に出入りしており、昨年9月8〜13日の訪朝の際もリ・スヨン副委員長と会談している。





























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