2017年11月04日
筒香、連勝弾!奇跡へ4番覚醒「日本一になって恩返ししたい」
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横浜乗ってきた(;^_^Aソフトバンクホークスも、
本気になって、面白くなるね(;^_^A
◇SMBC日本シリーズ第5戦 DeNA5―4ソフトバンク(2017年11月2日 横浜)
DeNAの筒香嘉智外野手(25)がソフトバンク戦の4回に今シリーズ初アーチ&初打点となる中越え逆転2ラン。再び逆転を許した6回にも中堅へ適時二塁打し、この回3得点で試合をひっくり返す猛攻を呼び、5―4で勝利した。第1戦から3連敗したが2連勝。眠れる主砲がついに目を覚まし、奇跡の逆転日本一へ態勢は整った。
勝ち越しのホームを踏んだ筒香は、両手を広げて仲間の待つベンチへと戻った。ようやく仕事ができた。主砲として、主将として。責任を背負いながら前を向いてきた男は、吠えた。2点を追う6回の鮮やかな再逆転劇を呼んだ。勝利を運ぶ打撃ができた。
「全員で勝ち取った勝利だと思う。全員でつないで、つないで点を取った。本塁打よりうれしいです」
1死一、二塁。左腕モイネロの甘く入ったチェンジアップをフルスイングし、打球は中堅フェンスに直撃し、二塁打となった。10月31日の第3戦では見逃し三振に倒れたが「打席で感じて、修正することもあった。イメージはあった」と筒香。1点差に迫り、観客は総立ち。劣勢の雰囲気が一変した。宮崎が中前同点打、なお一、三塁。三塁走者の筒香は嶺井の二ゴロ失策の間に勝ち越しの生還だ。
前打席では、チームに勇気を与えるアーチをかけた。4回2死までバンデンハークに無安打。ロペスが初安打となる二塁打で出塁した初の好機。「絶対に打ってやるという気持ちだった」。153キロ直球を中堅左へと運ぶ2ラン。ここまで4試合でアーチも打点もなかったが、2安打3打点。覚醒した。
昨オフから作り上げてきた打撃フォームを変えた。CSファイナルS第3戦まで10打数1安打。「広島で変えた」と雨天中止となった21、22日の2日間で右足を上げる高さを低くし、確実性を上げるため、すり足に近くした。とにかくチームに貢献したいとの一心だった。そこから2戦で3本塁打してチームをCS突破に導いた。今シリーズは4戦目まで結果は出なかったが、心はぶれなかった。
先月28日。ヤフオクドームのグラウンドに立ったとき、1年前の自分を思い出した。CSファイナルSで広島に敗れ、横浜に戻るとすぐに2軍施設で練習を再開した。日本シリーズは「一回も見ていない」と言う。少年時代を含めて日本シリーズの思い出は「特にない」。最高峰の舞台は、自分たちの力で得るものと信じ努力を重ねてきた。
3連敗からの2連勝は、89年の巨人以来。その時の巨人は逆転で日本一となった。
「ファンの皆さんが1年間声援を送ってくれた。日本一になって恩返しがしたい」
奇跡の逆転優勝を成し遂げる。主砲は決意を胸に、敵地・福岡へと乗り込む。
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プロ野球のSMBC日本シリーズ(7試合制)は2日、横浜スタジアムで第5戦が行われ、DeNAがシーソーゲームを制して5―4でソフトバンクに逆転勝利。3連敗後の2連勝で通算成績を2勝3敗とした。日本シリーズは移動日を挟み、再びヤフオクドームへ舞台を移して4日に第6戦が行われる。
試合後、ラミレス監督の勝利監督インタビューに続いてお立ち台に上がったのは、4回の逆転2ランを含む2安打3打点の活躍を見せた主砲・筒香と、シーズンではなかった8回途中からリリーフし、イニングまたぎとなった9回に2死満塁となりながら無失点で切り抜けた守護神・山崎康。▲まずは筒香が逆転2ランの感触を「普通です」と振り返ると、山崎康は8回2死一、二塁でリリーフを告げられた時の心境を「普通です」と返答し、この場面で打席に柳田を迎えた心境についても「普通です」と一言。柳田を見事に空振り三振に仕留めて迎えた9回のマウンドについては「横浜スタジアムの応援が背中を押してくれたと思います」と振り返った。▲満塁のピンチについては「これまでしばらく出番がなかったので投げたいなとわくわくしている気持ちの方が強かった。ようやくここに来て出番があって何とか抑えられて結果が出て本当に良かったと思っています」という山崎康。今のチームの雰囲気を問われると、再び「普通です」と決め台詞。「何とか日本一になれるようにいつでも準備して待機しています」と笑顔を浮かべ、筒香は「あと2勝したら日本一。浮かれることなく気を引き締めて福岡に行きたい」と言い切った。
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