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2019年05月06日

「全員担任制」の実験が始まった       〜現場の教育改革はじまる〜

学校教育の現場のTOPが、ついに、「教育改革」に
乗り出したようです。

しかもそれは「東京の麹町中学」だ。

「担任固定・定期テスト・宿題」を廃止…公立中学発の大胆な教育改革、全国から注目

5/5(日) 7:02配信 読売新聞オンライン

 各学級に担任を固定する仕組みをやめて、定期テスト、宿題も廃止――。東京都千代田区立麹町中学校の大胆な改革が注目されている。工藤勇一校長(59)は「時代の変化に対応し、文部科学省のルールの範囲内でも学校の裁量でここまで変えられる」と語る。画一的、硬直的とされてきた学校現場に風穴を開ける取り組みに、全国から視察が相次いでいる。(編集委員 古沢由紀子)

「全員担任制」…学年の全教員が「チーム」

 「校外学習の感想を提出してね。音楽の小テストは金曜日に行います」。3月上旬の授業終了後、1年A組(当時)で小林弘美先生(62)が呼びかけていた。教室の後方では倉内春菜先生(24)が生徒を見守り、時折質問にも答える。

 麹町中では昨年度、1、2年生を対象に、年間を通じて学級担任を固定しない「全員担任制」に切り替えた。学年の全教員が「チーム」として、その学年の生徒をみる。今年度からは全学年で実施している。

 昨年度の1年生の場合、当初は8人の教員が1〜2週間交代で4学級を巡回した。その後は学年主任が中心になり、臨機応変に配置を変えた。各学級で2人の教員が担任役を務め、年度後半は1か月以上同じ組み合わせに落ち着いた。

 「ローテーションではなく、学級の雰囲気や生徒の特性に応じて、話し合って決める。固定制ではないため、トラブルがあっても交代しやすい」と主幹教諭でベテランの小林先生は話す。工藤校長が「学級王国的な担任制はやめた方がいい」と提案した際には驚いたが、「以前より教員同士の連絡が密になり、生徒全体のことを考えるようになった」という。

 新任だった倉内先生は「生徒にも教員にとっても、相談する窓口がたくさんある感じです」と話した。



前にも記事にしましたが、「学級担任制」の弊害を認識して
「学年担任制」というか「全員担任制」という呼び名で
始められたようです。

学級担任の力量で、学級のレベルが決まってしまう現状を
改善する方法として実施したのです。

複数の先生が関与することで、多角的な視野で子供たちを
指導することが出来ます。
また、先生方にとっても「煮詰まる」状況を回避でき
相談する相手がいる事になります。

チームとして学年ごとに取り組めるのは、生徒にとっても
相談窓口が沢山ある、ということになります。

いじめ問題にしても、発見しやすい事と、複数の先生の見解が
解決方法を見つけやすくなるでしょう。

いくら先生と言っても、人間ですから「一人では厳しい」ことでも
複数の先生と相談して、役割分担が出来るのは、負担の軽減にもなるでしょう。


この「麹町中学」の取り組みは、これからの「学校教育」の
方向性を大きく変えるものになるといいです。

すべては「子どもたちの為に」なんです。

それが日本の将来にもつながってくる話です。

注目していきたいですね。



 BY いいとこどり

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