美肌食材　蛤の旬到来　|女将日記

美肌食材　蛤の旬到来　

蛤の貝殻は　同じ蛤同士のじゃないと　かみ合わないんですよね

こういうところから　婚礼料理の縁起物に使われたりします

ひな祭りに食べると　良縁を招くと言われたり
室町時代には　嫁入り道具のひとつであったりと

女性にゆかりのある　食材ですね

栄養的にも　低脂肪　低コレステロールであり　

ダイエットにも最適です

蛤の栄養価
★100ｇ　生38㎉　焼き77㎉　　蛤大1個を焼くと身は約10ｇ
★タウリン・・・・・血圧、コレステロールを下げる
　　　　　　　　　　肝機能を高め　解毒作用促進
★ビタミンＢ2・・皮膚粘膜を保護する　美容ビタミン
★ビタミンＢ12・造血ビタミン
★カルシウム・・骨粗鬆症予防
★亜鉛・・・・・・・味覚障害予防

蛤の料理
☆潮汁
☆酒蒸し
☆焼き蛤
☆時雨煮
☆パエリア
☆ブイヤベース
☆蛤バター焼き

栄養的にはビタミン類が足りないので　献立で工夫をします
●酒蒸しに　菜の花を添える（ビタミンＣ　カロテノイド）
●バター焼きに　パセリを入れる（ビタミンＣ）
●焼き蛤にレモンやスダチをかける（ビタミンＣ）　など

蛤を選ぶときは　貝同士でたたいて　カチカチと金属音がするものを
死んでいると　鈍い音がします
1個生きてるのを見つけて　カチカチとたたいて確かめます

国産の良いものは　柄のコントラストがはっきりしています

売ってる蛤は　殆ど砂抜きをしてますが
念のために　2～3時間ひたひたの塩水につけて　暗い所に置きます

お料理のポイントは　火を通し過ぎないこと

蛤のあの　何とも言えない濃いお味　美味しいですね
うまみ成分は　グリニン　アラニン　グルタミン酸などです
お汁も全部飲みましょう　旨みと栄養分の宝庫です

個人的には　写真の焼き蛤が好きなんですが
2枚貝は　火か通るとパカッと勢いよく蓋が開き
貴重なお汁が全部こぼれてしまいます

これを防ぐには　焼く前に　蝶つがいの黒いやつを
包丁で切っておくのです

そうすると　蓋が静かに開くので　お汁は無事ですね

焼いてると香ばしい良い匂いがしてきて　たまりません
仕上げに出し醤油を少したらし　スダチを絞り頂きます

あー　今年も春が来て良かったーと思う瞬間
ビールがとってもすすむ君です

ちなみに　貝は死んでると　焼いても煮ても蓋が開きません
食べないようにしましょう