2017年09月09日
ハムスターの外科手術について
こんにちは。
前回ハムスターの腫瘍についてお話しさせていただきました。その中で簡単に外科手術について説明させていただきましたが、今回は、もう少し掘り下げてハムスターの外科手術についてお話しさせていただきます。
ハムスターは凄く小さい動物になるので行う手術は限られてきます。
多くは腫瘍疾患の摘出手術になります。
また、場合によっては骨折や外傷による断脚を行う所もあります。
多くの飼い主様は病気の根治を目指してハムスターためにと考えて希望される方が多いです。
ですが、場合によっては手術をしたことによって具合が悪くなってしまうことがあります。
手術を行う際はメリット、デメリットを考えた上で行うべきです。
そして手術を行わなかった場合のメリット、デメリットを知っておきましょう。
・腫瘍疾患の場合腫瘍を取り除くことができる
・病巣部位がなくなる
・ハムスターの生活の質が保たれる
・術後、合併症が出る(肺炎、気管支炎、胸水など)
・体の負担だ大きい
手術を行った場合成功すれば、病巣を取り除くことができます。そのことによってハムスターの生活の質を保つことができます。
デメリットは手術が無事に成功しても術後に具合が悪くなる場合があるということです。特に胸あたりの手術を行うとその後に胸水や肺炎になるケースがあります。また、術後に1カ月位で亡くなってしまうハムスターもいます。
・腫瘍の場合は徐々に大きくなり、生活の質が下がる場合がある。
手術を行わなかった場合、根治はできないので一生薬を飲ませたりしなければなりません。また、腫瘍が大きくなる場合は生活に支障が出て来たりしてしまいます。しかしながら、腫瘍があっても3才近く生きるハムスターもいてそのままでも寿命を全うすることができます。
確かに、腫瘍の場合は手術をすれば腫瘍自体は無くなり見た目上はなくなったように思われます。
しかしながら、手術後化膿止め薬を飲ませたり、場合によってはまた、腫瘍が再発してしまったりすることがあります。そうなった場合はまた、薬を飲ませたり治療を行わなければなりません。
ですので、手術をすれば全て終わりということではないのです。
次のような場合が手術適応と言えるでしょう。
・若いハムスター(1才くらい)
・腫瘍疾患の場合、悪性度が高い腫瘍
・体力がしっかりある。
・病変が手術可能部位にある
ハムスターの寿命は2才〜3才です。ハムスターの2才は人いうと72才くらいになり高齢です。
そう考えた時に2才を超えてから手術を行うのは体負担がかかり亡くなってしまうことがあります。
ハムスターの場合、ヒトや犬猫のように手術をすれば寿命が数年伸びるというわけではないのです。
ですので、手術を行う場合はハムスターがまだ若く体力もある場合に可能と言えるでしょう。また、腫瘍の場合は悪性度が高く、体表に出来ている腫瘍の場合手術の適応といえます。
獣医師によってはすぐに手術を行う人もいます。獣医師の考え方によって治療は大きく変わりますが手術を行う場合はきちんと担当の獣医師と相談し、考えた上で行うべきといえます。
ハムスターの手術はメリット、デメリットを考えた上で行いましょう。
私は個人的にはあまり手術は行いたくない飼い主です。麻酔と術後のリスクを知るとなかなかやりたいとは思えません(;^_^A薬で症状を抑えられるなら内科治療を選択してしまいます。
手術を検討している方はよく考えましょう。あとは自分が通っている獣医師が信頼できるかも重要です。
前回ハムスターの腫瘍についてお話しさせていただきました。その中で簡単に外科手術について説明させていただきましたが、今回は、もう少し掘り下げてハムスターの外科手術についてお話しさせていただきます。
ハムスターの外科手術とは?
ハムスターは凄く小さい動物になるので行う手術は限られてきます。
多くは腫瘍疾患の摘出手術になります。
また、場合によっては骨折や外傷による断脚を行う所もあります。
多くの飼い主様は病気の根治を目指してハムスターためにと考えて希望される方が多いです。
ですが、場合によっては手術をしたことによって具合が悪くなってしまうことがあります。
手術を行う際はメリット、デメリットを考えた上で行うべきです。
そして手術を行わなかった場合のメリット、デメリットを知っておきましょう。
手術を行う場合のメリット、デメリット
メリット
・腫瘍疾患の場合腫瘍を取り除くことができる
・病巣部位がなくなる
・ハムスターの生活の質が保たれる
デメリット
・手術中に亡くなってしまう(麻酔のリスク)・術後、合併症が出る(肺炎、気管支炎、胸水など)
・体の負担だ大きい
手術を行った場合成功すれば、病巣を取り除くことができます。そのことによってハムスターの生活の質を保つことができます。
デメリットは手術が無事に成功しても術後に具合が悪くなる場合があるということです。特に胸あたりの手術を行うとその後に胸水や肺炎になるケースがあります。また、術後に1カ月位で亡くなってしまうハムスターもいます。
手術を行わなかった場合のメリット、デメリット
メリット
・体の負担が少ないデメリット
・根治はできない・腫瘍の場合は徐々に大きくなり、生活の質が下がる場合がある。
手術を行わなかった場合、根治はできないので一生薬を飲ませたりしなければなりません。また、腫瘍が大きくなる場合は生活に支障が出て来たりしてしまいます。しかしながら、腫瘍があっても3才近く生きるハムスターもいてそのままでも寿命を全うすることができます。
手術をすれば全て治る?
手術を希望する多くの飼い主様が誤解しているのが手術をすれば病気の全てが治ると思っていることです。それは間違いです。術後は薬を飲ませたり、傷消毒や抜糸を行ったりしなければなりません。確かに、腫瘍の場合は手術をすれば腫瘍自体は無くなり見た目上はなくなったように思われます。
しかしながら、手術後化膿止め薬を飲ませたり、場合によってはまた、腫瘍が再発してしまったりすることがあります。そうなった場合はまた、薬を飲ませたり治療を行わなければなりません。
ですので、手術をすれば全て終わりということではないのです。
手術が適応の場合
どのような時に手術が適応になるのか、手術をすべきなのか次のような場合が手術適応と言えるでしょう。
・若いハムスター(1才くらい)
・腫瘍疾患の場合、悪性度が高い腫瘍
・体力がしっかりある。
・病変が手術可能部位にある
ハムスターの寿命は2才〜3才です。ハムスターの2才は人いうと72才くらいになり高齢です。
そう考えた時に2才を超えてから手術を行うのは体負担がかかり亡くなってしまうことがあります。
ハムスターの場合、ヒトや犬猫のように手術をすれば寿命が数年伸びるというわけではないのです。
ですので、手術を行う場合はハムスターがまだ若く体力もある場合に可能と言えるでしょう。また、腫瘍の場合は悪性度が高く、体表に出来ている腫瘍の場合手術の適応といえます。
獣医師によってはすぐに手術を行う人もいます。獣医師の考え方によって治療は大きく変わりますが手術を行う場合はきちんと担当の獣医師と相談し、考えた上で行うべきといえます。
まとめ
今回は、ハムスターの外科手術についてお話しさせていただきました。ハムスターの手術はメリット、デメリットを考えた上で行いましょう。
私は個人的にはあまり手術は行いたくない飼い主です。麻酔と術後のリスクを知るとなかなかやりたいとは思えません(;^_^A薬で症状を抑えられるなら内科治療を選択してしまいます。
手術を検討している方はよく考えましょう。あとは自分が通っている獣医師が信頼できるかも重要です。
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