今回はハムスターの外傷において多い骨折と脱臼についてお話しさせていただきます。
飼育環境が悪かったりすると骨折や脱臼をしてしまいます。
基本的に外傷性のケガは飼い方が良くないとおきます。
今回は飼育環境を含めてハムスターの骨折と脱臼についてお話しさせていただきます。
原因
外傷性のケガでもっとも多いのが骨折になります。
原因の多くは飼育環境が影響しています。
金網ケージで飼育していたりすると金網に足が挟まって骨折してしまったり、
2階建ての場合は2階から落っこちて骨折してしまったりします。
脱臼においても高い所から落ちたり、引っかかったりすることによって起きる場合がほとんどです。
症状
足を引きずる
元気がない
食欲がない
治療方法
骨折の場合
基本的に内服薬を飲ませ、腫れや痛みをおさえます。
足の骨を折った場合、骨が飛び出てしまう場合があります。その場合は骨を切ったりすることもあります。
食欲不振の場合は好きなものあげたり、ミルクを飲ませます。
脱臼の場合
内服薬を飲ませ、腫れや痛みを軽減します。
あごが脱臼してしまった場合は強制給餌を行います。
飼育環境の改善
基本的にケージ中でケガをしてしまった場合は、ケガの原因なったものを取り除かなければなりません。
そして、環境改善を行わなければなりません。
- 回し車を取り外す
- 段差、高さのあるものを取り除く
- 2階建てのケージを1階建てにする
- ごはんの皿を平らなものに変える
- 給水ボトルが飲めない場合は野菜を入れて水分補給を行う。
- トイレ砂や砂浴びの砂を取り除く
- 食べやすいものを与える
- 床材を紙製のものに変更する
フラットな環境↓↓
上記のようなことに気をつけて飼育環境を改善する必要があります。
骨折や脱臼の場合はフラットな環境にしましょう。
また、食欲低下が予想されるので好きなものや食べやすいものを与えてください。
また、患部が腫れてベタベタしている場合などはトイレ砂など患部に付いて不衛生になるものはおかないようにしましょう。
床材も紙製のものにしましょう。
強制給餌を行う場合のやり方と注意点
食欲がないハムスターやあごを脱臼してしまったハムスターの場合は強制給餌を行う必要があります
シリンジにふやかしたフードやミルク、流動食を入れます
ハムスターを立たせた状態で、シリンジを口元にもっていきます。
この状態で食べてくれるハムスターはこのまま食べる分だけ与えてください。
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 | 首の後ろは急所になるので持たないようにしてください。 苦しくなってしまいます。 |
この状態で食べないハムスターの場合は、シリンジを切歯（前歯）の横から口に入れて少しずつ中のフードを入れてください。
ハムスターの胃はとても小さいので少しずつ与えてください。全く食欲がないハムスターの場合は、1〜3時間おきに強制給餌を行います。
強制給餌を行う時は必ずハムスターは立てた状態にしてください。横にしたり仰向けにすると誤嚥してしまう場合があり危険です。
強制給餌にオススメのフード
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少量でカロリーがとれるのでオススメです。
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まとめ
骨折や脱臼の場合多くは飼育環境に原因があります。ですので、もし骨折や脱臼をしてしまった場合は速やかに病院にかかり、飼育環境を改善しましょう。
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