哲学サラリーマンの手記

幅広い教養を身に付けるにはどうしたらよいか。

私は、次のような方法をオススメします。

それは、誰か一人の作品を全て読んでみること！

手当たり次第にいろいろなジャンルを読んでみることも必要ですが、それでは「広く浅く」で終わってしまいます。

いろいろとつまみ読みしていく中で、「これだ！」と思った作家や学者がいれば、その人の全作品、つまり全集を読むこと。これは一見知識が偏ってしまうことになるかと思われますが、私はこの方法こそが結果的に、幅広い教養を身に付ける最短ルートだと考えています。

なぜなら偉大な人物は、すでにその人自身が膨大な教養を身に付けているからです。その人の著作を全て読むことは、その素養をまるごと身に付けるチャンスになります。いわば、偉大な人物にそのまま近づくことができるのです。

さらに、全集を読んでいく過程であなたはきっと、その人の教養を形成した様々な思想や作品のことについても興味を持つことになるはずです。そして実際それらにも手を出していくことになるでしょう。

こうしたプロセスの繰り返しが、幅広い教養を身に付ける最良の方法である、というのが私の考えです。

誰かの作品を全て読破した時、きっとあなたには他にも読みたいと思う本が、たくさん見つかっていることでしょう！

そしてそれをきっかけに、どんどん知識を深めていくことになるでしょう。

当ブログもそのような素晴らしい読書体験のきっかけとなり、みなさまの一助となれれば幸いです。