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2017年03月18日

手塚治虫『火の鳥』未来編


私は高校のときに初めて『火の鳥』を読んだときから、「マンガの神様」を崇拝しております(笑)

そのとき率直に思った感想は、
「これはただのマンガじゃない、哲学だ!名付けるならまさに手塚哲学だ!!」
ということでした。

というわけで手塚治虫に敬意を表し、当ブログでは今後「手塚治虫」を一つのジャンルとして扱います!

中でも間違いなく手塚のライフワークにして最高傑作『火の鳥』は、各編ごとにじっくりとレビュー&考察していきたいと思います。

さて、『火の鳥』のなかで私がもっとも感動したのがこの未来編です。

断言してよいでしょう。この『火の鳥・未来編』ほど壮大な時間と空間にわたる作品は他にありません!

読んでみたら分かります。スケールが半端ないです。
主人公と同様、本当に頭が混乱してしまうほどです。

しかし、そういった無限の時間、無限の空間にあまねく顔を見せるただ一つのものがある。それが、「火の鳥」…

「火の鳥」は人によっていかようにも名付けてよいし、実際にそのように表現されてきたものと一致するでしょう。
ある人はそれを「神」とよび、ある人はそれを「絶対者」とよび、ある人はそれを「意志」とよんだのです。

全世界、全時代の人が等しく心に感じていながらも、表現しがたいもの。時に信仰や哲学の対象として、人々が表現しようとするもの。
それを手塚は「火の鳥」という分かりやすい象徴を用いて、マンガという分かりやすいメディアで、表現しえたのです!

これは本当に驚嘆すべき、「マンガ」というジャンルの金字塔と言えるでしょう。私は日本人として彼を誇りに思います。

すこし熱くなってしまいましたが、まだ読んでいない人はぜひ読んで下さい!「マンガ」なので敷居は高くないはずです。しかしこれは紛れもなく「哲学書」です。

もちろんストーリー的にも面白いです。意思決定を全面的にコンピューター(人工知能)に委ねてしまった近未来の人類の運命は、どうなってしまうか?ネタバレはできませんが、衝撃の結末を迎えます!今読んでも全く色あせない、いやそれどころか手塚の「予言」が現実になりつつある今だからこそ読むべき傑作です。

一つの作品の一つの巻だけに、これほど多岐にわたり深いテーマを盛り込むとは…やっぱり「マンガの神様」は偉大です。

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グサオ
理学部生物科学科卒業。 大学の一般教養時代に哲学に目覚め、サラリーマンをしながら生物学と哲学の融合の道を日々模索しています。 特に進化論の考察を中心に進めています。 よろしくお願い致します。
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