2019年04月20日
シングルオリジンチョコレートから見える消費のかたち
材料はカカオ豆と砂糖だけ!
もう素材そのものの持ち味を尊重する考え方、多様性を認め合う考え方に転換しているのだと改めて認識させられるのが、このシングルオリジンチョコレートの流行だと思いました。
私は昭和の生まれなので、高度経済成長期の雰囲気を当時子供ながらに記憶していますが、とにかく皆に宣伝して買ってもらうことが成長の形でした。
つまりは、テレビというメディアを用いて共通の関心を持ってもらい、同時に大量生産した製品を供給する..
しかし時代は変化しました。この事業モデルは有効性を失いつつあります。
大量生産するということは原料のボリュームを確保する必要があり、製品の品質も維持する必要から基準設定も低めな目標設定となるでしょう。
そういった製品の良し悪しに消費者が気づき始めたということなのだと思います。
ダンディライオンで始めて知った!
ダンディライオンという東京の蔵前にあるチョコレート工房に先日行きました。
都営浅草線の蔵前駅から歩いて7・8分のところにあるチョコレート工房です。 大江戸線の蔵前駅からだと、もうちょっと歩くかな? |
店内では試食ができます。 食べ比べができてしまうところが流石です。 どれが美味しいかは好みの問題。 全て原材料はカカオ豆と砂糖が基本です。 素材の味を大切にするという考え方ですね。 |
全国や世界で販売事業をしている食品メーカーの立場に立てば、同一の品質を維持することがテーマになり、勢い砂糖の量が多めになります。そうしないと、異なる生産地による微妙な味の違いが目立ってしまうでしょう。
ここは敢えて素材の味を受け入れる。
少量生産だからコストが高くなっても、きっと支持者がいるだろう!というところがきっとこの事業展開を支えているのだと思います。
これはお菓子というよりも薬とかサプリ!
食べてみると文句なしに美味しいです。(それなりに高価なのですが)
でも美味しいからと行ってたくさん食べられる種類のものではないですね。
ほんのちょっとつまんでコーヒーとかお茶とか、ひょっとしてウイスキーでもいけます。
気分を高めたりリラックスしたり、いろいろな生活風景が想像できます。
これはハシエンダ・アズール, コスタリカ 70% 1,200円(税込1,296円)です。
こんな風に一粒ずつ食べれば、おそらく3〜4粒程を食べるのが適量かな...という味がします。 たくさん食べられる気がしない。 カカオ豆70%くらいが適した甘さかも。 むやみに甘いチョコは気持ち悪くなる。というより、眠くなります。 |
成城石井にもシングルオリジンチョコが置いてありました
今職場の机に忍ばせているのはこれ!
机の引き出しに入れてあります。 午後に食べることが多いです。 |
これもシングルオリジンチョコレートです。 カカオバターと香料も加えてますが... |
まあ、食べる量は1日にひとかけらでしょう。
それで午後に眠気が飛ぶ時もあります。
成城石井 シングルオリジンチョコレート エクアドル (カカオ分71%) 100g 価格:539円 |
これを食べ終わったらダンディライオンのもの(まだ残りが大事にしまってある)を会社に持ち込もうかな。
タグ:チョコレート
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