【シノアリス】ジョブストーリーまとめ

仮面で顔を隠した謎の人物。神聖ブリタニア帝国に支配され、エリア１１と呼ばれるようになった日本において、反ブリタニア組織『黒の騎士団』を率いている。 ゼロの素性は誰も知らない。神懸り的な智略とカリスマ性だけで人心を掌握し、取るに足らない反抗勢力だった小さな組織をまとめあげ、一大勢力である『黒の騎士団』を作り上げた。 指導者でありながらも自身が戦場に出る事を厭わず、機動兵器であるナイトメアフレームを駆り、自らブリタニア軍と直接交戦する事もある。 ゼロの正体は..

昔は幸せだった。お母さんとお兄ちゃんと私の３人で、慎ましやかだけど楽しく暮らしていて。どこにでもある、ごく普通の家庭の一つだった。 私はブリタニアとのハーフでお兄ちゃんとは父親が違ったけど、そんな事は関係なかった。お兄ちゃんは私の事を本当に可愛がってくれたし、私もお兄ちゃんが大好きだった。 ブリタニアが日本に侵攻したあの日、エリア１１として支配された日から全てが変わってしまった。私はブリタニア人として生きる事もできたけれど、イレブン―日本人を選んだ。 兄..

ふと、思い出すのです。幼い頃、コーネリアお姉様と一緒に、ルルーシュ達がいるアリエス宮によく遊びに行ったことを。 マリアンヌ様は、私達を優しく迎えてくださいました。 私はルルーシュの妹であるナナリーとたくさんお喋りをしました。どちらがルルーシュのお嫁さんになるか、なんて話していたんですよ。ふふ、子供の頃の淡い思い出です。 あの頃に戻れたら、と思う事もあります。でも、そうしたら私が、副総督としてエリア１１となった日本に来る事も、私の騎士となったあなたと出会う事も..

人として生きていた頃など、もう忘れてしまった。ぼんやりとした記憶の向こうにあるのは、『誰からも愛されたい』という貪欲な願いと、孤独に震える寒さだけだ。 この身になってからは魔女と呼ばれた。まあ、そうだろうな。死なないし、老いる事もない。その上で他人に怪しげな力―― ギアスを与えて回るのだから、そう呼ばれて当然だ。 この力で幸せを得たと感じた事もあった。 だが、それは全てまやかしでしかなかった。 私が求めていた幸せとは……なんだったんだろうな。 ルル..

あの頃は母がいて、妹のナナリーの目も足も何ともなかった。 むしろお転婆で、こちらが困るほどに元気で…… 俺はいつもナナリーを追いかけてばかりいた。 ……そうだ、ユフィ。彼女も姉のコーネリアと共に、こちらの宮によく遊びに来ていた。時折、ナナリーと二人で何かを話しては、俺を見て楽しそうにくすくすと笑っていたよ。 思えば、あの頃が一番幸せだったのかもしれない。母が暗殺され、巻き込まれたナナリーが視力と歩行能力を失い…. 父である皇帝は、俺達を人質として日本へと..

幼い頃の僕は、かなり気が強かったと思う。父のような立派な首相になる事を目指していたから、『強くなくてはいけない』という想いがそうさせていたのかもしれない。 ブリタニアから人質としてやってきたルルーシュやナナリーと初めて会った時は酷い事を言ってしまった。でも、君達と接する内に、ブリタニア人にも色々な人がいる事を知ったんだ。 目を閉じれば、思い出すのはあの頃の事ばかりだ。ブリタニアが侵攻してくる前。ルルーシュ、ナナリー……君達と遊んだ日々の事。それは決して色あせる..