2019年07月25日
C.C. / ミンストレル
人として生きていた頃など、もう忘れてしまった。ぼんやりとした記憶の向こうにあるのは、『誰からも愛されたい』という貪欲な願いと、孤独に震える寒さだけだ。
この身になってからは魔女と呼ばれた。まあ、そうだろうな。死なないし、老いる事もない。その上で他人に怪しげな力――
ギアスを与えて回るのだから、そう呼ばれて当然だ。
この力で幸せを得たと感じた事もあった。
だが、それは全てまやかしでしかなかった。
私が求めていた幸せとは……なんだったんだろうな。
ルルーシュ。私の願いを知る、私の共犯者。お前に与えたギアスと言う名の王の力は、人を孤独にするだろう。
それでもお前は……いや、お前なら……
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