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2024年01月18日

931番:アルルの女(4)(教科書より)


アルルの女(4)

L'ARLÉSIENNE
アルルの女



−−−−−−−−−【4】−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 
Rien, pas même un grelot de mule... Sans les
rideaux blancs des fenêtres et la fumée qui
montait des toits, on aurait cru l'endroit inhabité.


−−−−−−−−−(訳)−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  
騾馬の鈴の音さえしなかった。 窓の白いカーテンが
なかったら、また屋根から立ち上る煙がなかったら、
きっとその場所は人が住んでいないと思ったことだろ
う..


−−−−−−−−−《語彙》−−−−−−−−−−−−−−−−−
         
grelot: (m) 鈴
mule: (f) 雌の騾馬
cru:(過去分詞) <croire (他) 信じる
[croire + 目的語 + 属詞] …を〜だと思う
  活用:crois. crois. croit. croyons. croyez. croient
inhabité:[イナビテ] (形) 人の住まない、無人の
endroi:(m) 場所


    
−−−−−−−−−−≪文法≫−−−−−−−−−−−−−−−

(1) Sans les rideaux blancs des fenêtres et la fumée
qui montait des toits, on aurait cru l'endroit inhabité.
窓の白いカーテンがなかったら、また屋根から立ち上
がる煙がなかったら、その場所は人が住んでいないと
誰もが思ったことだろう。

on aurait cru l'endroit inhabité.
この部分が条件法になっています.
人はその場所が人が住んでいないと思ったことだろう.

条件法の基本形は、「条件節」と「帰結節」で成り立つのですが、
本文では、条件節の代わりに

sans les rideaux blancs des fenêtres et la fumée qui montait des toits

という前置詞句で条件を述べています.
sans はこの場合「〜がなかったら」という意味で、条件を作り
ます.

「窓に白いカーテンがなかったら、屋根(の煙突)から吐きだす
煙がなかったら」


(2) on aurait cru l'endroit inhabité.
において、l'endroit inhabité. を「人の住まない場所」と見れば
  「人は人の住まない場所を信じる」、となって、わけがわから
  なくなります.
  inhabité はl'endroit を修飾する形容詞ではなく、croire の支配を
  受ける属詞で
  l'endroit もcroire の目的語.croire A B で AをBだと思う、
  という文型です.


−−−−−−−−≪テキスト解説≫−−−−−−−−−−−−−−−

最後の行、on aurait cru について、テキストでは註釈が
あります.
まず、この文が「条件法過去」だと言っています.よ
ろしいでしょうか.助動詞 (avoirもしくはêtre )の条件法
現在 + 過去分詞で「条件法過去」になるのでした.
そして、この条件法過去で「まるで…のようだった」と
いうニュアンスが表現できるのでした.テキストでは
さらに、= von aurait dit. に置き換え可だと言っています.



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