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2023年05月08日

270番:ロシア語(14)


ロシア語(14)


(14/100)

【第14回】 

どんな雑誌を読んでいるのですか?
          

−−Что вы дéлаете ?
  シュトー ヴィ ジェーラィエチェ?
  何をしているのですか? 
   

−−Я читáю журнáл.
  ヤー チターユ ジュルナール.
  雑誌を読んでいます.


−−Какóй журнáл вы читáете,
 カコーイ ジュルナール ヴィ チターエチェ?
 どんな雑誌を読んでいるのですか?


−−Я читáю руccкий журнáл.
 ヤー チターユ ルースキィー ジュルナール.
 ロシアの雑誌です.
  А что вы дéлаете ?
 ア シュトー ヴィ ジェーライェチェ ? 
 あなたは何をしているんですか?


−−Я слущаю музыку,
  ヤー スルーシャユ ムーズィク.
 ぼくは音楽を聴いているところです.


   《語句》
делаете [ジェラーィエチェ] する (2複) <дéлать
читáю [チターユ] 読む (1単) < читáть
слущаю [スルーシャユ] 聴く、聞く(1単) < слущать
музыку [ムーズィク] 音楽 (対格) < музыка [ムーズィカ] 



  ⦿ きょうのポイント

1.名詞の格
 ロシア語の名詞は、他の語との関係を示す6種類
の形を持っており、これを「格」(かく)と呼びます.
日本語だと、「〜が」「〜の」「〜に」「〜を」という
ように、名詞に助詞をつけるところですが、ロシア語
では名詞そのものの語尾が変化するのです.
 文の主語や述語になる形は「主語形」といい、
辞書の見出しは、この形で載ります.

2.対格
Я нзчаю руccкий язык. という文では、руccкий язык
(ロシア語) は нзчаю (勉強する) という他動詞の直接
目的語です.
このような他動詞の直接目的語(多くは日本語の「〜を」
にあたるもの)の形を「対格形」といいます.
 今の例文では主格と対格が同じ形をしています.実は
「モノ・事」を表す男性名詞と中性名詞では、主格と対格
が同じ形になります.
Что вы дéлаете ? という文の что も「何を?」という
対格で、主格の что と同じ形です.この法則が指示代名詞
にも及んでいるというわけです.
 
 Вы слущаете рáдио ?
−−Да, я слущаю рáдио.*

ラジオを聞いているのですか?
−−はい、そうです.

 Вы читáете журнáл ?
−−Да, я читáю журнáл.

雑誌を読んでいるのですか?
−−はい、そうです.

  【発音注意】
* рáдио [ラージオ] (o は弱化せずオと読む ) 


さて、рáдио (中性名詞) も журнáл (男性名詞)も
主格形、対格形は、それぞれ同じなので、問題は
なかったのですが、語尾がа で終わる名詞は要注意
対格になると、語尾の а はу に変わりますので.
 
а → у

музыка (女性名詞,主格) 「音楽」→ музыку (対格) 

книга (女性名詞、主格) 「本」→ книгу (対格)


Вы слущаете музыку ?
−−Да, я слущаю музыку.

音楽を聴いているのですか?
−−はい、そうです.

Вы читáете книгу ?
−−Да, я читáю книгу.

本を読んでいるのですか?
−−はい、そうです.

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